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FXでよく出てくる用語をわかりやすく解説!FXの専門用語を理解しよう

この記事で解決できるお悩み
  • FXの専門用語の意味がわからない
  • 初心者が知っておくべきFXの基本的な用語を理解したい
  • 専門用語を理解してFX取引に役立てたい

これからFXを始めたいが、専門用語の意味がわからなくてスタートできない方もいるのではないだろうか?

この記事では、FX をこれから始めたい方やFX初心者向けに、よく使われる専門用語や、知っておくべき用語について解説する。

最後までお読みいただき、取引に役立てていただきたい。

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目次

FXでよく使われる基本的な専門用語とは?

FXで収益を狙うためには、関連する知識の習得が欠かせない。

しかし専門用語を理解していないと、知識習得も進まないだろう。ここではFXでよく使われる、専門用語について解説していく。

証拠金とはFX口座に入れておく自己資金のこと

証拠金とは、FXで取引をするために、あらかじめFX専用口座に入れておく自己資金を指す。

FXは、株式の現物取引のように売買するたびに代金を受け渡すのではなく、決済時に売買により生じた損益(差額)のみを決済する差金決済の一種だ。

FXのような差金決済では、新規取引を始めるときに、通貨の売買代金を支払う必要はないが、万が一損失が発生したときでも決済ができるよう、一定額の金額をFX口座など専用の口座に預けておかなければならない。

この専用口座に預け入れておく金銭のことを証拠金といい、最低限預けておかなければならない証拠金のことを必要証拠金という。

レバレッジとは?

レバレッジとは「てこの原理」という意味があり、少ない証拠金で大きな取引ができることを指す。

米ドル/円の通貨ペアで、1ドル140円のときに米ドルを1万通貨購入するためには、本来140万円の資金が必要になる。

しかし仮にレバレッジ25倍で取引をすると、140万円×4%(÷25)=5万6,000円で取引が可能だ。

FXは売買のときに代金を受け渡さない差金決済であるため、レバレッジをかけた取引が可能となっている。

なお国内のFX会社は、金融庁の規制により、個人で設定できるレバレッジは最大25倍までとなっている。

スプレッドはFXにおける実質的な手数料

スプレッドとは売値(Bid)と買値(Ask)の差額のことを指す。

例えば米ドル/円の通貨ペアで、ある時点の売値が1ドル149.255円、買値が149.258円だとするとスプレッドは「0.3銭(0.003円)」だ。

このケースでは、1万通貨の米ドルを購入するのに149万2,580円が必要になる。

仮にこの1万ドルを149万2,580円で購入し、すぐに売値である1ドル149.255円のときに売却してしまうと、149万2,550円で売却することになるため、30円の損失になってしまう。

つまりスプレッドが0.3銭の場合、売値(149.255円)が0.3銭よりも円安方向に動かなければ収益が得られない。

そのためスプレッドはFXにおける実質的なコストといえるだろう。

スプレッドは狭いほどコストが安く、広いほどコストが高いことになる。スプレッドは通貨ペアによって異なり、同じ通貨ペアでもFX会社によって異なる。

また、あまり活発に取引が行われない時間帯や、重要な経済指標の発表後、あるいは地政学リスクで為替レートが急変した場合などは、スプレッドが拡がることもあるため、取引をするときは注意が必要だ。

スワップポイントとは二国間の通貨の金利差から生まれる利益のこと

スワップポイントとは取引をする二国間の通貨の金利差から生まれる利益を指す。

例えば米ドル/円の通貨ペアを取引する場合、「円を売る・ドルを買う」あるいは「円を買う・ドルを売る」という取引を同時に行うことになる。

新規で注文をして、決済しないで保有している状態のことをポジション(建玉)というが、このポジションを保有している期間中「売った通貨の利子を支払い」「買った通貨の利子を受け取る」ことが可能だ。

つまり買った通貨の利子のほうが、売った通貨の利子よりも大きければ、ポジションを保有している期間中、金利差による利益を受け取れることになる。

例えば米ドルの2024年9月時点での政策金利は5.00%、日本は0.25%だ。

仮に米ドル/円で1万ドルを購入して「買いポジション」を保有し続けていると、その期間中毎日のようにスワップポイントが受け取れる。

スワップポイントも通貨ペアごとに異なり、同じ通貨ペアでもFX会社によって異なる。

ただし可能性は低いが、仮に米ドル/円を保有していたとしても、仮にアメリカよりも日本の政策金利が上回るとスワップを支払うことになるため注意が必要だ。

自身が扱っている通貨ペアの金利動向は、定期的に確認しておこう。

「ロング」は買い取引、「ショート」は売り取引

FXでは、買い取引のことを「ロング」といい、買い取引からスタートして市場に参加している状態を「ロングポジション」という。

一方、売り取引のことを「ショート」といい、売り取引からスタートして市場に参加している状態を「ショートポジション」という。

一般的に為替レートが上昇局面では、ゆっくり上昇(ロング)していくのに対し、下落するときは倍以上のスピードで下落(ショート)する傾向があるため、ポジションを持つ長さをあらわす意味で使われるようになったと考えられている。

ロスカットは損失拡大を防ぐ仕組み

ロスカットとは、FX取引で含み損が一定の水準を超えた場合、現在保有しているすべてのポジションを強制的に決済する仕組みのことだ。

含み損とは、取得価格が時価よりも高く、そのまま決済すると損失が出る状態のことを指す。

本来ロスカットは、投資家が今以上の損失を抱えることを防ぐセーフティーネットの役割がある。

ただしロスカットになると、保有しているポジションがすべて決済されるため、大きな損失が生じる可能性がある。

ロスカットは各FX会社が定めている証拠金維持率を下回ると、発動する仕組みだ。証拠金維持率は以下の計算式で計算をする。

証拠金維持率=純資産÷必要証拠金×100純資産=FXの口座残高+含み益ー含み損

相場の急変によりロスカットが間に合わず、証拠金以上の損失が生じる可能性がある点にも注意が必要だ。

ロスカットを回避するためには、追加で証拠金を差し入れるか、含み損を抱えているポジションを決済する方法がある。

証拠金維持率は、一般的に取引画面に表示されているため、常に確認しておこう。

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FX取引で重要な指標「S/L」と「TP」の違いを理解しよう

初心者が陥りがちな失敗が、S/L(ストップロス)やTP(テイクプロフィット)の遅れだ。FXで失敗しないために、S/LとTPの違いや活用方法を確認しておこう。

S/L(ストップロス)とは?

ストップロスとは、含み損の拡大を防ぐために、損失を覚悟で自ら含み損が発生しているポジションを決済することを指し、日本語では「損切り」という

例えば米ドル/円で今後円安方向になると思い、1ドル150円のときに買い注文をしたものの、予想に反して円高方向に向かうこともあるだろう。

そのようなとき、「いつか反転するだろう」と為替レートの値動きを運まかせにしていると、反転せず、かえって損失を拡大させてしまうことがある。

とりわけ初心者は、S/Lの遅れで大きな損失を招きがちだ。

FXでは新規注文をした後に予想と反する値動きをした場合、どこまで含み損が出たらS/Lをするのか、あらかじめ決めておこう。

例えば1ドル150円のときに新規のドル買いをした場合、1円円高になったらS/Lで決済をするといったルール決めをする。

S/Lの判断基準は、テクニカル分析を用いるのが一般的だ。テクニカル分析とは、過去の値動きから将来の値動きを分析する方法を指す。

各FX会社はテクニカル分析を取り入れたトレードができるよう、「移動平均線」「MACD」「ボリンジャーバンド」「サポートライン」「レジスタンスライン」などのテクニカル指標を用意している。

これらのテクニカル指標を活用して、新規注文する前にS/Lラインを決め、忠実に実行すれば、1回のトレードで大きな損失は防げるだろう。

また新規注文時と決済注文をするときの為替レートを設定する、「IFD注文」を活用してS/L注文をする方法もある。

「IFD」とは「If Done(イフダン)」の略だ。

例えば1ドル150円のときに新規注文をして、149円になったら決済するという一連の流れを設定しておけば、FX画面を見ていなくても設定した為替レートに到達すれば、自動的に新規注文と決済が行われる。

TP(テイクプロフィット)とは?

TP(テイクプロフィット)とは、含み益があるポジションを決済して利益を現実化(確定)させることを指し、日本語では「利益確定」あるいは略して「利確」という。

含み益が出ていると「もっと含み益が狙えるかもしれない」という欲が出てしまい、反転して含み益が減ってしまったり、含み損に転じたりすることがある。

TPの遅れも、初心者が陥りがちな失敗だ。

TPの判断基準も、S/Lと同様、テクニカル分析を用いる。

またIFD注文を用いれば、自動的に新規注文と利益確定の注文が設定できる。

1ドル150円のときに新規注文をして、151円になったら決済するという一連の流れを設定しておけば、FX画面を見ていなくても、設定した為替レートに到達すれば自動的に新規注文と決済が行われる。

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FX取引を始めるなら知っておくべき2つの用語

S/LやTPを理解するだけでFXのリスクコントロールは可能だが、初心者は取引する通貨量を少なくすれば、リスクを抑えたトレードができる。

ここではリスクコントロールをするうえで知っておきたい、「ロット」と「pips」という2つの用語について解説する。

ロットとは取引通貨量のこと

ロットとはFXの取引通貨量のことをいう。

例えば、あるFX会社が米ドル/円の通貨ペアを1,000通貨単位で取引可能としている場合、1,000通貨を1ロット、1万通貨単位で取引可能としている場合、1万通貨を1ロットという呼び方をする。

pipsとは通貨の共通単位

pipsのpipとは「percentage in point」の頭文字をとったもので、FXにおける通貨の共通単位を指す。

米ドルが10ドル変動した、英ポンドが10ポンド変動した、ユーロが10ユーロ変動したというように各国の単位で比較すると、どれくらいの変動幅なのかがわからずに比較が難しい。

そこでpipsという共通の単位を利用し、「米ドルが10pips変動」「英ポンドが10pips変動」「ユーロが10pips変動」とすることで、各通貨の変動幅が比較しやすくなる。

一般的に円が絡む通貨ペアは「1pip=0.01円(1銭)」を表し、円が絡まない外貨同士のペアは「1pip=0.0001」で表す。

1pipはいくら?
  • 米ドル/円の場合
    • 1pip=0.01円(1銭)
    • 0pips=0.1円(10銭)
    • 100pips=1円(100銭)
  • ユーロ/ドルの場合
    • 1pip=0.0001ドル(0.01セント)
    • 10pips=0.001ドル(0.1セント)
    • 100pips=0.01ドル(1セント)

ロットの計算方法と決め方

ロットとpipsの意味がわかったところで、FXの利益をどのように計算するか実際に計算してみよう。

ここでは米ドル/円の通貨ぺア、1ロット=1,000通貨の事例で紹介する。

この場合、1ドル135円ときに1ロット注文するためには、「135円×1ロット(1,000通貨)=135,000円」の証拠金が必要だ。

また利益は、円絡みの通貨ペアの場合「0.01円×獲得pips数×取引数量」で計算をする。

仮に135.700円と70pips円安になった場合、「0.01円×70pips×1ロット(1,000通貨)=700円」の利益となる。

さらにロット数を増やすと、それだけ大きな証拠金が必要だ。1ドル135円のときに100ロット(10万通貨)で取引をする場合、1,350万円が必要になる。

しかしロット数を増やせば、その分、大きな利益が狙える。70pips変動すれば、得られる利益は7万円だ。

ただし仮に70pips円高になった場合、7万円の損失になるため、ロット数を増やすときは注意しなければならない。

ロット数が多いときは、レバレッジをかければ少ない証拠金で取引が可能だ。

例えば1,350万円必要な取引であっても、レバレッジ25倍にすれば、54万円で同様の取引ができる。

しかし54万円の証拠金で取引できたとしても、70pips円安になれば7万円の利益になり、70pips円高になれば7万円の損失になるのは、レバレッジ1倍のケースと変わらない。

レバレッジをかけると、為替レートの値動きに対して利益だけでなく、損失額も相対的に大きくなる点には留意しておきたい。

初心者は、1ロット1,000通貨や100通貨で取引ができるFX会社を選ぶことをおすすめする。

ある程度トレードに慣れて勝率が上がってきたら、ロット数を増やすことを検討しよう。

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FXで初心者が知っておくべき「ナンピン」と「トレンド」戦略

FXはさまざまなトレード戦略があるが、「ナンピン」と「トレンド」戦略は覚えておこう。2つの戦略の概要について解説する。

ナンピンとは?

ナンピンの語源は「難平」で、難(損失)を平たく(平均化する)という意味がある。

具体的には、新規で注文して、相場が予想に反した動きをした場合に、さらに同じポジションを追加注文して平均取得単価を下げる方法だ。

平均取得単価が下がるため、相場が反転したときは含み損が解消しやすい。また含み損解消後はポジション数が増えているため、大きな利益が期待できる。

逆に相場が反転しないと、ポジション数が多いため損失が拡大してしまう点には注意が必要だ。

トレンドとは?

為替相場は、常に上がったり下がったりを繰り返すが、ときに一方的な上昇や下落が起こる。これを相場のトレンドという。

先に紹介したテクニカル分析をしていると、トレンドの発生や転換するシグナルが確認できることがある。

こうしたシグナルを手がかりとして、新規の売買注文を入れる手法がトレンド戦略だ。

代表的なシグナルとしては、短期の移動平均線が、中・長期の移動平均線を下から上に突き抜ける「ゴールデンクロス」、逆に短期の移動平均線が、中・長期の移動平均線を上から下に突き抜ける「デッドクロス」などがある。

ゴールデンクロスは買いシグナル、デッドクロスは売りサインを表す。

テクニカル指標からトレンドの発生や転換を見つける方法は数多く存在するため、少しずつ身に付けていこう。

また通貨ペアに関連する国の政策金利の変動、重要な経済指標の発表といった重要イベントで、大きくトレンドが変わる場合もある。

しかしこうした重要イベントは複雑な要因が絡んでおり、一概に上昇・下落を予想するのは難しい。

重要イベントは、FX会社がカレンダー形式で発表しているため、FX初心者はこうした重要イベントの前後はポジションを持たないことをおすすめする。

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FX取引を始める前に専門用語を理解することは非常に重要

FXに関連する専門用語を理解していなければ、取引を始めるのは難しいだろう。実際に取引を始める前に、最低限ここで紹介する専門用語は押さえておきたい。

また初心者は、含み損が出ると「いつか価格が戻るだろう」、含み益が出ると「もっと利益が増えるかもしれない」など感情にまかせた根拠のないトレードをしてしまいがちだ。

S/LやTP、取引単位といったリスク管理のための用語を理解して、トレードに活かしていこう。

さらにFXで利益を狙うためには、重要イベントやテクニカル指標から市場の動きを理解し、トレードに入る前に戦略を立てることも大切だ。

FXは知識を付ければトレードの勝率が上がり、利益を狙いやすくなる。

1ロット100通貨、1,000通貨と比較的少額で始めることもできるため、ひととおり基本的な専門用語が理解できたらFX口座を開設してみよう。

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この記事を書いた人

株式会社ABCash Technologiesは、「お金の不安に終止符を打つ」をミッションに掲げる、金融教育ベンチャーです。「お金の不安」をなくし、豊かな人生を送れるきっかけを提供するため、2018年6月より個人向け金融教育サービス「ABCash」を展開しています。ABCashは、パーソナル講師が1人1人に合わせてトレーニングメニューを提案し、家計管理〜資産形成に必要な金融リテラシー習得をマンツーマンで伴走サポートするサービスです。2024年より、金融メディア「ABCashマネポス」を展開しています。

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