- FX初心者によくある失敗の例を知りたい
- FX初心者に共通する失敗の原因を理解したい
- 初心者でも失敗しないFXのやり方を具体的に知りたい
これからFX取引を始めたいと考えているが、FXはリスクが高い投資というイメージがあり、なかなか一歩を踏み出せない方もいるのではないだろうか?
この記事ではFX初心者に良くある失敗の原因と対策、初心者でも安心してFX取引をスタートできるやり方について解説する。
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FX初心者がよくやる失敗①過剰なレバレッジ取引

FX初心者は短期的な利益を狙って、過剰なレバレッジ取引をしてしまいがちだ。
レバレッジとは「てこの原理」のことで、FXにおけるレバレッジとは、少ない証拠金で大きな金額の取引ができる仕組みのことをいう。
ただ、FXの取引経験が浅く、分析などが十分にできない状態で過剰なレバレッジをかけるのは失敗のもとだ。
過剰なレバレッジは為替変動による損失を大きくする
例えば米ドル/円の通貨ペアで1ドル140円のときに1万通貨の取引をしようとすると、本来140万円の証拠金が必要だ。
しかし仮に、国内FX会社で設定できる最大のレバレッジである25倍に設定すると、わずか5万6,000円で140万円分の取引ができるのだ。
仮に米ドル/円の買いポジションで取引を始めた場合、1円円安になれば1万円の利益になる。5万6,000円の資金で1万円の利益が出れば、これは非常に効率のよい投資といえるだろう。
だが、高いリターンが期待できるということはそれだけ損失のリスクも高いということだ。為替が円高にふれれば、これと同等の損失が発生することになる。
さらに注意しなければならないのは、少額で取引ができるからといって、レバレッジを活用して保有するポジションを増やしすぎてしまうことだ。
上記の例のように、たとえ5万6,000円で140万円分の取引ができるからといって、5ロット(5万通貨)購入すると、1円円高になっただけで投資額「5万6,000円×5=28万円」に対して5万円の損失が発生することになる。
そのため、初心者のうちは、レバレッジは1倍~5倍の範囲に抑えて取引することをおすすめする。
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FX初心者がよくやる失敗②感情的な取引

感情的な取引とは、市場の値動きに一喜一憂し冷静な判断ができず、適正なリスク管理ができなくなっている取引を指す。
具体的には次のようなケースだ。
- 大きな損失を取り返そうと、高レバレッジの取引をする
- 含み益を抱えた状態で「もっと上がるかもしれない」という根拠のない思い込みで利益確定のタイミングを逸してしまう
- 含み損を抱えた状態で「いつか価格が戻るかもしれない」という根拠のない思い込みで損失を拡大させてしまう
トレードルールには忠実に
感情的な取引を避けるためには、新規注文をする前にあらかじめトレードルールを決め、忠実に守ることが大切だ。
トレードルールの一例を紹介する。
- 想定外の方向に為替レートが1円変動したら損切する
- 100pips利益が出たら利益確定する
- 1日に5,000円損失が出たら、その日はトレードをしない
トレードルールを決めても、なかなか実行できないときは、IFD注文やIFO注文を利用すると良い。
IFD注文とは、新規注文が成立したら、それと同時に決済注文も有効になる注文方法だ。
あらかじめ新規注文をする価格と、損切りラインや利益確定ラインで設定しておけば、取引画面を見ていなくても、自動的に売買が行われる。
IFO注文とは新規注文が成立したら、損切りの注文と利益確定の注文を同時に有効になる注文方法だ。
FX初心者は、IFDやIFO注文の設定方法に悩むかもしれないが、感情的なトレードで大きな損失を出すリスクを軽減する有効な方法なので、ぜひ活用してほしい。
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FX初心者がよくやる失敗③知識不足での取引

FXは予想通りの値動きをすれば利益が出て、予想に反した値動きをすれば損失が出る。そのため知識がなくても、立て続けに利益が出る場合がある。
しかし知識不足のまま取引を継続していると、最終的な損益でみるとマイナスになっている可能性が高い。
知識不足での取引の代表的な事例と、対策について見ていこう。
市場の動向やトレンドを正しく理解できていない
小さく利益を積み上げていても、大きな損失で利益を帳消しにしてしまうのは、FX初心者の典型的な失敗パターンだ。
プラスマイナスゼロで済めばまだよいが、最終的に大きな損失になることもある。
理由としては、市場の動向やトレンドを正しく理解できていないことが挙げられる。
為替相場においては、約7割が一定の価格帯をいったりきたりする「レンジ相場」といわれている。
レンジ相場のときは、仮に自身の予想とは異なる方向に為替レートが動いたとしても、一定の価格帯をいったりきたりしているため、反転して最終的に利益になることもある。
しかしひとたび為替相場にトレンドが発生すると、一方的に為替レートが上昇、あるいは下落する。
レンジ相場の感覚でいつか反転すると思っていると、どんどん含み損が拡大し、耐え切れずに損失を確定してしまうのだ。
対策:テクニカル分析とファンダメンタルズ分析
FXでトレンドを見極めるには、テクニカル分析とファンダメンタルズ分析の活用が有効だ。
テクニカル分析とは、過去の値動きを表したチャートを分析することで、将来の値動きを予測する方法だ。
テクニカル分析は次のようなメリットとデメリットがある。
テクニカル分析のメリット
- 売りサインや買いサインを取引画面上で視覚的に確認できる
- チャートの知識があれば経済に関する知識がなくても特に問題ない
- 分析力を高めれば予測精度が向上する
テクニカル分析のデメリット
- 売買サインにダマシが発生することがある
- どれだけ分析力を高めても100%勝てるトレードはできない
- 突発的な出来事には対応できない
代表的なチャートとしては以下のようなものがある。
- 移動平均線
- 一定期間の平均価格を線でつなぎ、トレンドの方向や強さをみるチャート
- ボリンジャーバンド
- 統計学的な観点から、価格の変動幅を予測してチャートに表示するテクニカル指標
- 一目均衡表
- 1936年に細田悟一(ペンネーム:一目山人)が考案した日本を代表するチャート、いくらになるかを分析するより、いつを分析することに特化している
- MACD
- マックディーと読む。2つの移動平均線を駆使して、買いと売りのタイミングを判断するチャート
- ストキャスティクス
- トレンドがない相場で売られ過ぎ、買われ過ぎを判断するチャート
- 一方、ファンダメンタルズ分析は、景気動向や各国の金融政策、財政政策の動向が為替相場に与える影響を予測する方法だ。
- ファンダメンタルズ分析で重視される情報としては、次のようなものがある。特に世界のGDPの約2割を占めるアメリカの経済指標は、重視されるものが多い。
- 米消費者物価指数(CPI)
- アメリカ国内の物価の変動を表す経済指標。
- 米国の雇用統計
- アメリカの失業者や就業している人数を調査した統計のこと。
- FOMC(連邦公開市場委員会)
- アメリカの金融政策を決定する会合のこと。会合後に行われるFRB(連邦準備制度理事会)理事長の会見は特に注目される。
ファンダメンタルズ分析は金融のプロも重視しており、同じような分析ができれば、トレンド予測に大いに役立つだろう。
しかし投資のプロは、ときに膨大な資金を投じて世界中の情報を入手してファンダメンタルズ分析をしており、個人投資家の持っている情報量だけで為替相場の予測をするのは難しいかもしれない。
テクニカル分析とファンダメンタル分析、どちらを優先するか議論になることがあるが、個人投資家はテクニカル分析をまずは重視して、ファンダメンタルズ分析についてはFX会社が提供しているアナリストレポートなどを参考にすると良いだろう。
取引のタイミングがつかめない
取引のタイミングがつかめないと、やみくもなトレードをしてしまい、いつまで経っても分析力の向上につながらない。
テクニカル分析で売りサイン・買いサインが確認できないかぎり、取引をするのは避けるべきだ。
FX初心者のうちは、売りサイン・買いサインを見誤ることも多いかもしれない。しかし失敗を経験することで、分析の制度が向上し、トレードの勝率は上昇していくだろう。
初心者にとくにありがちなのが、常にポジションを持っていないと落ち着かない「ポジポジ病」と呼ばれる行動だ。
ポジポジ病に陥ると、保有するポジション数が増えるため、為替変動がおきたときのリスクが相対的に大きくなる傾向がある。
「待つのも相場」という格言もある。これは予想しづらい局面では、ポジションを持たずに冷静に反省や分析をすることが大切であるという投資の世界では有名な教訓だ。
FXで取引をするときは、テクニカル分析などをもとに根拠や信念を持ったトレードを心がけてほしい。
対策1:デモトレードの活用
テクニカル分析を取り入れたトレードを積み重ねることで、取引タイミングをある程度つかむことは可能だ。
しかしトレードで失敗すると、自身のお金を失うことになるため、できれば避けたいと考える方も多いだろう。
そのようなときは、仮想の資金で本番と同様のトレードができる「デモトレード」の活用がおすすめだ。
仮にトレードで失敗しても、実際に自身の手元資金が失うわけではないため、思い切った戦略も試せるメリットがある。
デモトレードでトレードの勝率が向上してから、本番トレードに移行すれば、失敗トレードによる損失が軽減できる。
対策2:継続的な知識習得は欠かさない
FX取引を始めても、継続的な知識習得を心がけよう。
テクニカル分析の制度向上や、ファンダメンタルズ分析の勉強をすることで、さらにトレードの勝率アップが期待できる。
FXの代表的な知識習得方法について見ていこう。
- 書籍
- 書籍はFXに関する知識が体系的に書かれているため、FXの基本的な用語がわからない段階の方におすすめだ。また本屋でFXに関連する本を探せば、自分の知識レベルにあっているかどうか確認ができる。購入したものの、思っていた内容ではなかった、まったく内容が理解できなかったという事態は避けられる。
- インターネット
- 書籍である程度FXに関する基本的な用語や仕組みが理解できるようになったら、不足する情報や、もっと掘り下げてみたい話題をインターネットで検索してみよう。自身が知りたい情報を入力すれば、概ね知りたい情報が上位に表示される仕組みになっているため、ある程度知りたい情報が決まっている方にとって、インターネットは便利な方法だ。
- 動画
- FXで習得すべき知識のなかには、チャート分析のように言葉で説明するよりも動画で解説したほうが効率的に情報を伝えられるものもある。FX会社によっては、公式サイトでFXに関する基礎的な知識に関する動画を提供している場合がある。書籍やインターネットなど、テキストや画像だけではわかりにくい情報については、動画を活用して習得すると良いだろう。
- 新聞やテレビ
- FXに関する基本的な知識の習得はできないが、重要な経済指標に関する情報や、各国の景気、政策金利といった通貨に関連する情報が入手できる。FX初心者にとっては、はじめは少し内容が難しく感じるかもしれないが、継続的に情報に触れていればいずれ理解できるようになってくるだろう。あきらめずに継続していただきたい。
- トレードの振り返り
- 自身が行ったトレードの履歴は残しておこう。失敗したときも成功したときも振り返ることで、次回のトレードに活かすことができる。どのようなチャートを活用して買いサイン、売りサインを確認したのか、なぜ売買しようと思ったのか、売買した為替レートなど控えておくと、後で振り返りやすくなる。
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FX初心者がよくやる失敗④リスク管理が不足した取引

FX初心者は、利益ばかりに目が行ってしまい、相場が急変したときの対策ができていないケースが多い。
また含み益が出ていても、欲を出した結果相場が反転してしまい、利益を逃してしまうケースもある。
対策:注文方法を工夫する
新規注文をしたときは、万が一自身の予想と反対方向に動いたときに備えて損切りラインも決めておくことが大切だ。先に紹介したIFD注文やIFO注文を活用しても良いだろう。
また分散投資も投資リスクを抑える有効な方法だ。分散投資とは、1つの商品や銘柄にまとまったお金を投資せず、複数の商品や銘柄にわけて投資をする方法のことを指す。
分散投資をすれば、仮に1つの商品が損失を被っても、別の商品が値上がりしていれば、損失が相殺される。
FXにおける分散投資とは、1つの通貨ペアで運用せず、米ドル/円、ユーロ/ドル、ポンド/円など複数の通貨ペアを併せ持つ運用手法のことをいう。
FX取引をするときは、常に相場が急変したときの対策も立てておこう。
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FX初心者はよくある失敗を学んでより確実な利益を目指そう

FX初心者が良くある失敗として「過剰なレバレッジ取引」「感情的な取引」「知識不足」「リスク管理の欠如」が挙げられる。
こうした失敗を避けるためには、レバレッジを抑え、トレードルールを作成して忠実に守ることが大切だ。
またFX取引開始後も引き続き知識を習得することで、トレードの勝率アップが期待できる。
リスクを回避する対策を立ててさえいれば、安心してFX取引をすることが可能だ。
FX取引を始めたい方は、まずは口座開設をすることから始めてみよう。
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