DMM FXのレバレッジは何倍？設定を下げる方法まで詳しく解説

FX取引におけるレバレッジとは、FX会社に預けた資金以上の金額で取引できる仕組みを指している。

DMM FXでは、レバレッジが25倍で固定されているため、少額の資金から取引可能だ。

しかし、DMM FXでの取引を検討している人の中には、レバレッジの仕組みやリスクに不安を抱える人も少なくないだろう。

本記事では、DMM FXにおけるレバレッジの概要やメリット・デメリット、損をしないコツなどを解説する。
加えて、DMM FXの特徴についてもこちらにまとめておいた。

​​レバレッジ設定を実質下げる方法まで紹介しているため、ぜひ参考にして頂きたい。

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DMM FXのレバレッジは25倍で固定されている

FX取引におけるレバレッジとは、少額の自己資金で大きな金額の取引を行うことを可能にする仕組みである。

DMM FXでは、レバレッジが25倍で固定されているため、自己資金の25倍の取引ができる環境だ。

そのため、少ない資金でFX取引をはじめても、小さな為替レートの変動で大きな利益が得られる可能性がある。

ただし、損失においてもレバレッジが効いて、自己資金以上に損をする場合もあることを考慮しておこう。

FX取引においてレバレッジを活用して利益を拡大するためには、仕組みとリスクを理解し、慎重に取引することが重要だ。

DMM FXで1Lotあたりに必要な証拠金一覧

DMM FXではレバレッジが25倍に固定されているため、各通貨ペアの最低限必要な証拠金額は少ない傾向だ。

なお、1Lotとは取引における売買単位のことであり、1Lot＝10,000通貨を表している。

DMM FXで各通貨ペアの証拠金額を求める計算式は、以下のとおりである。

証拠金額を求める計算式

証拠金額=為替レート×Lot数×10,000通貨（最低取引単位）÷25(レバレッジ)

DMM FXで取り扱っている主な通貨ペアの証拠金額は、以下の表を参考にしてほしい。

通貨ペア	為替レート	最低限必要な証拠金額
米ドル／円	143.11円	57,244円
ユーロ／円	158.64円	63,456円
ポンド／円	188.27円	75,308円
ユーロ／米ドル	1.11ドル	63,541円
南アフリカランド／円	8.02円	3,208円

ただし、最低限必要な証拠金額での運用はロスカットやマージンコールが発生しやすくなるため注意しよう。

安定した運用を行うために、できる限り資金に余裕をもたせてからFX取引をはじめよう。

DMM FXでレバレッジ取引をする3つのメリット

DMM FXでレバレッジ取引をするメリットを3つ紹介する。

メリットを最大限に活かして運用できるように、詳しく見ていこう。

少額の資金でFX取引をはじめられる

レバレッジ取引の最大の魅力のひとつは、少額の資金でFX取引をはじめられる点だ。

たとえば、レバレッジなしで、米ドル／円の買いポジションを100円のレートで1Lot（10,000通貨）保有する場合に必要な証拠金は、以下のとおりである。

証拠金=100円×10,000通貨=100万円

一方で、DMM FXで同様の取引を行う場合に必要な証拠金は、以下のとおりである。

証拠金=100円×10,000通貨÷25=40,000円

つまり、本来100万円の資金が必要になる取引を、レバレッジを25倍効かせることによって、40,000円で運用できるというわけだ。

少ない資金でFXトレードをはじめたい人には、大きなメリットといえるだろう。

大きな利益を狙いやすい

レバレッジ取引は、少ない資金でFX取引をはじめられるだけでなく、大きな利益を狙いやすい特徴がある。

たとえば、レバレッジなしで、米ドル／円の買いポジションを100円のレートで1Lot（10,000通貨）保有する場合に必要な証拠金は100万円である。

しかし、DMM FXではレバレッジを25倍で効かせられるため、同じ100万円の資金で25Lot（25万通貨）を運用可能だ。

そのため、仮に101円にレートが変動した場合には、本来10,000円の利益であるところ、レバレッジによって同じ資金で25万円の利益を得られる。

ただし、損失が出た場合もレバレッジが効くため、自身の取引目標やリスク許容度にもとづいて運用額を検討しよう。

取引戦略の選択肢が増える

レバレッジ取引によって資金効率をあげることで、取引戦略の選択肢が増える点もメリットだ。

たとえば、FX取引に投資できる資金が100万円だとする。

仮に、レバレッジなしで米ドル／円の買いポジションを100円のレートで1Lot（10,000通貨）保有する場合、必要な証拠金は100万円であるため、他の取引を運用する資金は残らない。

しかし、DMM FXならレバレッジを25倍で効かせられるため、同じ条件の取引に必要な証拠金は40,000円となる。

そのため、他の通貨ペアへの分散投資やスワップポイント獲得を狙った長期運用に資金を充てることが可能だ。

PCやスマホから最短当日で取引開始できるため、資金効率をあげてFX取引をはじめたい人は、以下のリンクからDMM FXの口座を開設してみよう。

DMM FXの特徴についてくわしくはこちら

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DMM FXでレバレッジ取引をする3つのデメリット

DMM FXでは、レバレッジが25倍に固定されているため、少額の資金から取引可能だ。

しかし、デメリットを把握しておかないと、大きな損失を被る可能性があるため注意しよう。

上記3点のデメリットについて、詳しく解説していく。

資金に対して損失が大きい

レバレッジをかけた取引は、成功すれば少ない資金で大きな利益を期待できるが、失敗したときの損失も大きくなる仕組みだ。

たとえば、米ドル／円の買いポジションを100円のレートで1Lot（10,000通貨）保有している場合、円高が1円進むごとに1万円の損失が発生する。

レバレッジが25倍のときに必要な証拠金は40,000円であるため、資金に対して25％の損失が発生したことになる。

一方で、レバレッジなしのときに必要な証拠金は100万円であるため、同じ損失の発生でも資金に対する損失の割合は1％とわずかだ。

このように、レバレッジの倍率によって資金に対する損失の割合は大きく異なる。自己資金以上の損失を被らないように損切りラインを設定して対策しよう。

強制ロスカットになるリスクが高い

ロスカットとは、証拠金維持率が一定水準を下回った場合に、保有ポジションを強制的に決済して損失を防ぐ仕組みだ。

DMM FXでは、証拠金維持率が50％以下になったときに実行される。

レバレッジの倍率が高い取引ほど、資金に対する損失の割合が大きいため、証拠金維持率が低下してロスカットが発生しやすい傾向である。

DMM FXで証拠金維持率を求める計算式

証拠金維持率（%）=（純資産額ー注文証拠金）÷ポジション必要証拠金×100

たとえば、米ドル／円の買いポジションを100円のレートで1Lot（10,000通貨）保有している場合、レバレッジが25倍に固定されているDMM FXで取引するために必要な証拠金は40,000円（注文証拠金）となる。

その後、急激に円安となり1ドル＝110円になった場合、必要な証拠金は44,000円（ポジション必要証拠金）に変化する。

このとき、純資産がレバレッジ25倍の運用に近い50,000円だった場合、証拠金維持率は22.97%となるためロスカットの対象だ。

しかし、実質レバレッジ10倍を目指して10万円で運用していた場合は、証拠金維持率が136.3％となるためロスカットの対象外となる。

急激な価格変動にともなったロスカットによって想定外の損失が生じないように、できる限り資金に余裕をもって取引に臨もう。

マージンコールが発生しやすい

マージンコールとは、損失によって証拠金維持率が一定水準を下回ったときに、証拠金の追加やポジションの決済を求められることを指す。

DMM FXでは、証拠金維持率が100％以下になったときに実行される。

ロスカットと同様に、レバレッジの倍率が高い取引ほど証拠金維持率が低下しやすく、マージンコールが発生しやすい傾向である。

なお、DMM FXでマージンコールが発生した場合は、以下の制限を受けることを留意しておこう。

解除するためには、マージンコールが発生した翌営業日の04時59分までに追加証拠金額以上の入金や、ポジション決済による追加証拠金の解消が必要だ。

• 出典：追加証拠金制度 – DMM FX

DMM FXのレバレッジ設定を実質下げる方法

DMM FXのレバレッジは、25倍に固定されているため、設定によって倍率を変更できない。

しかし、ポジションを保有するために必要な証拠金以上の金額を入金することによって、実質のレバレッジを変更可能だ。

たとえば、米ドル／円の買いポジションを100円のレートで1Lot（10,000通貨）保有するとき、DMM FXで必要な証拠金は、以下のとおりである。

証拠金=100円×10,000通貨÷25=40,000円

同じ条件のもと、実質レバレッジなしで取引するために必要な証拠金は、以下のとおりだ。

証拠金=100円×10,000通貨=100万円

DMM FXでレバレッジを抑えて取引を行いたい人は、入金する証拠金の金額を調整して、実質レバレッジを下げよう。

実質レバレッジを下げるメリット

実質レバレッジを下げた取引には、以下のようなメリットがある。

実質レバレッジを下げることは、とくに初心者トレーダーにとって、リスク管理と長期的な成功のために重要な戦略といえるだろう。

ただし、レバレッジを下げることで得られる利益が減少するため、個々のリスク許容度と取引目標に応じて適切なバランスを見つけることが重要だ。

実質レバレッジを下げるデメリット

実質レバレッジを下げた取引のデメリットは、以下のとおりである。

これらのデメリットは、トレーダーの個人的な目標やリスク許容度、取引スタイルなどによって影響の度合いが異なる。

そのため、デメリットを認識しつつ、自身の目標やリスク許容度に適したレバレッジを見つけることが重要だ。

DMM FXのレバレッジ取引で損をしないコツ

DMM FXのレバレッジ取引で損をしないために、4つのコツを紹介する。

レバレッジ取引の不安が拭えない初心者は、ぜひ参考にして実戦してみよう。

デモ取引でレバレッジの効果とリスクを体験する

DMM FXではデモ取引を活用して、レバレッジの効果とリスクをリアルタイムレートで本番さながらに体験できる。メールアドレスがあれば、最短1分で無料登録が可能だ。

申込完了と同時に仮想資金500万円が与えられ、以下の3つのツールから取引できるようになる。

ツール	特徴
DMMFX DEMO／STANDARD	シンプルな操作画面で初心者向けの万能型ツール
DMMFX DEMO／PLUS	豊富な機能と柔軟性で熟練トレーダーに適したツール
DMM FX VIRTUAL	充実した機能を備えたスマートフォン取引アプリ

デモ取引を活用して、レバレッジの効果やリスクを体験する具体的な方法は、以下の項目を参考にしてほしい。

段階的に学びを深めたら、実際に口座開設して実戦に臨んでみよう。

許容できる範囲で損切りラインを設定する

損切りとは、含み損が発生しているポジションを決済して、損失拡大を防ぐことである。損切りラインは、事前に設定した損切りを実行する為替レートの価格を指す。

予想に反して市場が動いた場合に、大きな損失を被らないために、許容できる範囲で損切りラインを設定しておこう。

たとえば、米ドル／円の買いポジションを100円のレートで1Lot（10,000通貨）保有している場合、円高が1円進むごとに1万円の損失が発生する。

許容できる損失額が1万円なら、99円のレートに損切りラインを設定するといった具合だ。

また、DMM FXでは、証拠金維持率が50％を下回ると強制決済が実行される。そのため、証拠金維持率を確認し、適切なタイミングでポジションを調整することも考慮しておこう。

市場動向を左右するニュースを確認する

レバレッジ取引は、FX会社に預けた資金以上の金額で取引できるため、通常取引よりも市場動向を左右するニュースの影響を受けやすいといえるだろう。

市場動向を左右するニュースの具体例は、以下を参考にしてほしい。

DMM FXでは、マーケット情報よりこれらのニュースを確認できる。

さまざまな要因で変化する市場動向に左右されて、大きな損失を被らないように定期的にチェックする習慣を身につけよう。

取引履歴を分析して改善する

初心者のうちは、以下の項目だけでも分析して改善する習慣を身につけよう。

また、FX取引に慣れてきたら、チャート分析やトレンド分析などのテクニカル分析を導入することも検討してほしい。

テクニカル分析とは、過去の価格動向や出来高のデータなどから、将来の価格変動を予測する手法だ。

単なる過去の反省ではなく、自身の強みを理解し、弱点を克服しながら市場の変化に適応する能力を向上させていこう。

DMM FXはレバレッジ設定を実質下げて取引できる

DMM FXのレバレッジは、25倍で固定されている。少ない資金から取引をはじめても、大きな利益をあげられる可能性があるだろう。

しかし、その一方で大きな損失を被る場合もあるため、リスク管理に取り組む必要がある。

たとえば、必要な証拠金額よりも余裕をもった資金を準備し、実質レバレッジを下げることが有効だ。

レバレッジ取引の不安が拭えない人は、DMM FXのデモ取引を活用してメリットとデメリットを体感してみよう。

実際のツールを使い、さまざまな通貨ペアの取引を試すことが可能だ。

学びを深めて、実際に取引するイメージが掴めたら、ぜひDMM FXの口座開設をして実戦に臨んでみてほしい。