DMM FXのスプレッドとは？広がる時間帯や国内FX業者との比較を解説

FX取引におけるスプレッドとは、売値と買値の価格差のことである。

DMM FXの利用を検討している人の中には、各通貨ペアのスプレッドや他社と比べて狭いのかどうか気になる人も多いだろう。

本記事では、DMM FXにおけるスプレッドの概要や注意点、広がる時間帯やその原因などを解説する。国内FX業者との比較一覧まで紹介しているため、ぜひ参考にしていただきたい。

FXとは何かを知りたい方はこちら

DMM FXのスプレッドとは売値と買値の価格差のこと

スプレッドは、FX業者や取引する通貨ペアによって異なり、売値と買値の差が小さいほどコストを抑えた取引が可能だ。

DMM FXのスプレッドの特徴は、以下を参考にしてほしい。

また、DMM FXでは取引応援ポイントサービスがあるため、取引実績に応じたランクによってポイントが付与される。

付与されたポイントは1,000ポイントから使用できるため、コストを抑えたい初心者から取引量の多いトレーダーまで取引しやすい環境だといえるだろう。

スプレッドの違いによるコストの差を計算する方法

FX取引のスプレッドによる実際のコストは「スプレッド×取引数量」で計算できる。

たとえば、スプレッドが1銭のA社と0.2銭のB社において、10,000通貨を取引した場合のコストを比較してみよう。それぞれの計算式は、以下のとおりになる。

上記の計算式より80円のコスト差が生じていると判明する。1度の取引では少額の差に思えるかもしれない。

しかし、10回・100回と取引を重ねていくと、800円・8000円と大きな違いが出てくる。そのため、FX取引においては、スプレッドが狭い方が有利といえるだろう。

DMM FXの主な通貨ペアのスプレッド一覧

DMM FXの取扱銘柄は21種類ある。ここでは、6種類の主要な通貨ペアのスプレッドを一覧で紹介する。

通貨ペア	スプレッド（コアタイム）
米ドル／円	0.2銭
ユーロ／円	0.4銭
ポンド／円	0.9銭
ユーロ／米ドル	0.3pips
南アフリカランド／円	1.0.銭
メキシコペソ／円	0.2銭

表に示したスプレッドは、1通貨あたりの金額だ。DMM FXの最低取引単位は10,000通貨のため、実質の最低スプレッドは10,000倍にする必要がある。

たとえば、米ドル／円を1Lot取引した場合の計算式は、以下のとおりになる。

スプレッド=0.2銭×10,000通貨=20円

FX取引において受け取れるリターンに注目することも重要だが、実質的なコストを把握できるようにしておこう。

DMM FXのスプレッドから見るおすすめの通貨ペア

DMM FXのスプレッドから見るおすすめの通貨ペアを3つ紹介する。

それぞれの通貨ペアの特徴を、詳しく見ていこう。

米ドル／円

米ドル／円は、FX市場でもっとも取引されている通貨のひとつで、流動性が高い通貨ペアだ。そのため、スプレッドの幅が狭くなりやすい特徴がある。

主な米ドル／円の特徴は、以下を参考にしてほしい。

スプレッドが狭く、仕事が終わった時間帯から取引が活発になるため、トレード経験のない初心者でも取引しやすい通貨ペアといえるだろう。

ユーロ／米ドル

ユーロ／米ドルは、世界一取引されている通貨ペアであるため、流動性が高いことからスプレッドが狭くなる傾向がある。

主なユーロ／米ドルの特徴は、以下を参考にしてほしい。

米ドル／円と同じくスプレッドが狭いため、初心者にもおすすめできる通貨ペアである。

しかし、欧州と米国の経済指標についての情報収集が必要になる点には留意しておこう。

メキシコペソ／円

メキシコペソ／円もスプレッドが狭い特徴があるため、コストを抑えた取引ができる通貨ペアだ。

金利差によるスワップポイントが大きくなるため、長期のポジション保有によるスワップポイント運用にも向いている。

しかし、メキシコペソは新興国の通貨であるため価格変動に注意が必要だ。急激な価格変動によって損失を被るリスクを考慮しなければならない。

初心者が取引する場合は、少ないポジションでリスク管理しながら、徐々に取引量を増やすことが望ましい。

DMM FXと国内FX業者のスプレッド比較

DMM FXと国内FX業者のスプレッドの比較を見ていこう。ここでは、「GMOクリック証券（FXネオ）」「ヒロセ通商（LION FX）」「みんなのFX」の3社と比較していく。

通貨ペア	DMM FX	GMOクリック証券（FXネオ）	ヒロセ通商（LION FX）	みんなのFX
原則固定の時間	午前9時〜翌午前5時	午前9時〜翌午前3時	午前9時〜翌午前3時	午前8時〜翌午前5時
米ドル／円	0.2銭	0.2銭	0.2銭	0.2銭
ユーロ／円	0.4銭	0.4銭	0.4銭	0.4銭
ポンド／円	0.9銭	0.9銭	0.9銭	0.9銭

他社と比較すると、スプレッドはどこも横並びだ。これは、DMM FXが業界最狭水準でスプレッドを設定していることを表している。

しかし、DMM FXはスプレッドが原則固定される時間帯が比較的長めであるため、他社に比べて安定した取引がしやすい環境である。

また、DMM FXでは、取引手数料や口座維持費、ロスカット手数料が無料であるため、初心者でもはじめやすいといえるだろう。

PCやスマホから最短当日に取引開始できるため、コストを抑えてFX取引をはじめたい人は、以下のリンクからDMM FXの口座開設に申し込みをしてみよう。

DMM FXの特徴について詳しくはこちら

あわせて読みたい

DMM FXの特徴とは？ 取引を行う上で知っておきたいポイントを紹介 この記事で解決できるお悩み DMM FXの特徴を知りたい DMM FXにはどのようなメリット・デメリットがあるのか把握したい DMM FXで提供されているツールの機能や特徴を知り...

DMM FXのスプレッドが広がる時間帯や原因

DMM FXのスプレッドは原則固定されているが、以下のような例外に注意が必要だ。

上記3点の例外について、詳しく解説していく。

取引が減少する早朝や年末年始に広がる

FXのスプレッドには、流動性が低下する時間帯に拡大しやすい特徴がある。

そのため、取引参加者が少なくなる早朝や年末年始は、スプレッドが広がりやすいタイミングといえるだろう。

実際にDMM FXでも、午前5時から午前9時までの早朝はコアタイムから外されており、スプレッドは固定されていない。

一方で、ロンドン市場とNY市場のオープン時間が重なる午後22時〜翌午前2時の間は、もっとも流動性が高まりスプレッドが安定しやすい傾向だ。

安定した取引を行うために、取引参加者が多い時間帯を狙って取引を行おう。

重要な経済指標の発表前後に広がる可能性がある

注目度の高い経済指標の発表前後は、取引が控えられて流動性が低下したり大きな注文が集中したりするため、スプレッドが広がりやすいタイミングである。

とくに注意すべき経済指標は、以下を参考にしてほしい。

経済指標の発表スケジュールは、DMM FXのマーケット情報から確認できる。

無駄な損失を避けるために経済指標の発表前後は、取引を控えることが賢明だ。

災害や事件など突発的な事象で広がる場合もある

突発的な事象の発生もスプレッドが広がる原因のひとつである。

災害や事件の発生にともなって、注文が売りや買いの一方に偏ってしまうと一時的に流動性が失われてしまうからだ。

過去に突発的な事象で大きな値動きが発生した事例は、以下を参考にしてほしい。

値動きを予測して対策することは困難であるため、新規取引は控え、保有ポジションの損切りを早々に判断することが重要になる。

DMM FXのスプレッドとスワップポイントの違い

スプレッドと混同される言葉に、スワップポイントがある。スワップポイントとは、2つの通貨を交換するときに発生する金利差調整分のことだ。

スワップポイントの具体的な仕組みは、以下を参考にしてほしい。

DMM FXでは、ポジションを保有することで毎日分のスワップポイントが付与される。また、ポジションを決済することなく、スワップポイントだけを受け取ることも可能だ。

DMM FXの主な通貨ペアのスワップポイント一覧

スワップポイントは、取引する通貨ペアによって異なる。DMM FXで取り扱っている主な通貨ペアのスワップポイントは、以下の表を参考にしてほしい。

通貨ペア	スワップポイント（買）	スワップポイント（売）
米ドル／円	210円	-213円
ユーロ／円	180円	-183円
ポンド／円	256円	-259円

各スワップポイントの金額は、1Lotあたりの金額だ。

スワップポイントは毎日変動するため、通貨ペアごとに現在付与されるスワップポイントを知りたい人は、スワップカレンダーを確認しよう。

高金利通貨のスワップポイントを活かした投資方法

スワップポイントは、高金利通貨を長期的に保有することで受け取れる金額が大きくなる仕組みだ。

そのため、高金利通貨を保有し続けて、スワップポイントを貯める「スワップポイント運用」もFXの魅力のひとつといえるだろう。

たとえば、10万円を元手に米ドル／円の買いポジションを1年（365日）保有した例は、以下の通りである。このとき、スワップポイントに変動がないと仮定する。

通貨ペア	保有数量	スワップポイント（買）	年間買スワップ
米ドル／円	1Lot	210円	76,650円

メキシコペソや南アフリカランドなど、さらに高金利の通貨を保有すると年間に十数万円以上の利益が得られる場合もあるだろう。

ただし、高金利通貨には政治的に不安定な国が多く、為替相場が急変する可能性が高い傾向だ。

得られるスワップポイント以上に損失を出す恐れがあることに注意して運用しよう。

DMM FXのスプレッドに関する3つの注意点

DMM FXのスプレッドに関する注意点を3つ紹介する。

思いもよらないコストの発生に対応できるように、順番に見ていこう。

コアタイム以外は原則固定スプレッドの対象外になる

DMM FXのスプレッドが原則固定されているのは、コアタイムである毎営業日の午前9時から翌午前5時の時間帯に限られる点に注意しよう。

主な通貨ペアのコアタイムとコアタイム以外のスプレッドの差は、以下の表を参考にしてほしい。

通貨ペア	スプレッド（コアタイム）	スプレッド（コアタイム以外）
米ドル／円	0.2銭	0.2〜3.9銭
ユーロ／円	0.4銭	0.4〜9.9銭
ポンド／円	0.9銭	0.9〜14.9銭

なお、いずれの場合においても相場の急変動や市場環境の変化などによって、表で示したスプレッドよりも拡大する可能性がある。

スプレッドが広がったタイミングでの取引を避けるためには、市場動向の観察や情報収集など継続的な学習と分析を行い、取引するタイミングを見極める努力が必要だ。

DMM FXの手数料はスプレッド以外に入金手数料がある

DMM FXの入金方法には「クイック入金」と「銀行振込」の2種類がある。

	クイック入金	銀行振込
振込手数料	無料	自己負担
資金の反映タイミング	即時（土日祝含む）	着金後30分〜1時間程度

「クイック入金」を選択した場合、振込手数料が無料であるため、取引にかかるコストは実質的にスプレッドのみとなる。

一方で、「銀行振込」を選択した場合は、振込手数料が自己負担になる点に注意が必要だ。

入金反映までに時間がかかるデメリットもあるため、コストを抑えたい人は「クイック入金」を選択しよう。

相場急変時はスリッページが発生する可能性がある

相場急変時はスリッページが発生して、スプレッド以外に実質的なコストが発生する可能性がある。

スリッページとは、注文を発注したときのレートと、実際に注文が約定するときのレートの差のことだ。

トレーダーの端末とFX業者のシステムの間の処理中に、相場が急変することによって生じる。

即時注文では、許容幅を設定しておかないと、スリッページ発生時に注文を約定できない可能性が高まる。

しかし、許容幅はマイナスにもプラスにも適用されるため、予定した投資額よりも不利な約定になる場合を想定しなければならない。

DMM FXのスプレッドは業界最狭水準でコスト負担を抑えられる

DMM FXのスプレッドは業界最狭水準であるため、取引コストを抑えやすいといえるだろう。実際に発生する取引コストは「スプレッド×取引量」で計算できる。

ただし、FX取引におけるスプレッドには、取引が減少する早朝や重要な経済指標の発表前後などに広がりやすい特徴がある。

DMM FXで業界最狭水準のスプレッドの利点を活かすためには、早朝の取引を避けたり市場動向に関する情報を収集したりして、取引するタイミングを見極めることが重要だ。

スプレッドが狭いことによってコストが抑えられるだけではなく、DMM FXなら取引手数料や口座維持費、ロスカット手数料まで無料である。

PCやスマホから最短当日に取引開始できるため、コストを抑えてFX取引をはじめたい人は、以下のリンクからDMM FXの口座開設に申し込みをしてみよう。