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FXのチャートはどう見ると良い?チャートの見方・種類・よくあるパターンを詳しく解説

この記事で解決できるお悩み
  • FXのチャートの見方がわからない
  • FXチャートでよく見られるパターンが知りたい
  • チャートを活用したFX取引がしたい

FXチャートは、為替相場の動きをグラフ化したものだ。

トレーダーは、このチャートを見ながら分析・予想をしながらFX取引を行っていくのである。

FXで手堅く利益を上げるためには、チャートの見方・状況に応じた使い分けを理解することが求められる。

当記事では、「FXチャートとはどんなもの?どのような情報が読み取れるのか」といった最も初歩的な内容から「覚えておくべき基本チャート3選」や「それぞれのチャートでよく見られるパターン」など具体的な情報まで分かりやすく解説する。

FX取引に興味がある人や、まずは基本的な知識を身につけたいと考える人は、是非参考にしてほしい。

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目次

FXチャートの種類と特徴

今この瞬間も動き続けている為替。

1ドル130.25円・1ドル131.65円と単に数字で見るよりも、グラフにした方が視覚的に値動きが分かりやすい。

そこで登場するのが”FXチャート”である。

「FXチャートがなければ、手堅いトレードは成立しない」といっても過言ではないほど、取引において重要な役割を持っているツールだ。

まずは、FXチャートの基本的な知識と代表的な3つのチャートについて解説する。

FXチャートの基本

FXチャートとは、為替レートの動きをグラフ化したものだ。

グラフ化することで、これまでの値動きが一目で分かるようになり、取引に必要な”予測”や”分析”がしやすくなる。

  • FXチャートとは為替の”値動き”をグラフ化したもの
  • 縦軸
    • 価格を表す
  • 横軸
    • 時間を表す
  • グラフが右上がりの時は「上昇」、右下がりの時は「下降」と呼ぶ
  • チャートにも種類があり情報量や向いているトレードスタイルに違いがある

秒単位で変動する為替の0.01円レベルでの変動を、数字だけで追っていくのは至難の業だ。

加えて、FX取引では「これまでの傾向からの”予測”」や「時間帯・情勢などが為替変動に与える影響を”分析”」する能力が求められる。

視野を広く持って為替の全体像を把握するためにも、値動きをグラフ化した”FXチャート”は、必要不可欠なのだ。

実際に通貨の売買注文をする「取引画面」には、大きくチャートが表示されていることが多く、トレーダーにとっていかに重要な判断材料であるかが見て取れるだろう。

チャートは、それぞれの通貨ペアごとに存在する。

縦軸で「価格」、横軸で「時間」を表しており、グラフの右端部分が現在、左にいくほど過去の情報ということになる。

価格・時間共に、メモリの表示幅については自分好みに調整できるものも多い。

  • 価格の0.001円単位まで動き方をしっかりと確認したい
    • 価格の間隔を狭めに
  • ここ10分の値動きを秒単位で確認したい
    • 時間の間隔を狭めに
  • 値動きの時期的な傾向を見たい
    • 時間の間隔を広めに

など、自分の見たい情報に合わせて表示内容をカスタムすると良い。

代表的なFXチャートは3種類

一言にFXチャートといっても、表示させる情報に応じていくつかの種類が存在する。

FX業者がオリジナルに作成したものもあるなどその数は多岐に渡るが、メインで使われるのは主に以下の3種類である。

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チャートの種類特徴・概要
ローソク足チャート最もベーシックなチャート
得られる情報量が多い
始値と終値を表す棒が「ロウソク」に似ていることから命名
ラインチャート現在のトレンドを知るのに最適なチャート
得られる情報量は少な目
長期的な分析をしたい人に好まれる
バーチャート海外のFX業者で多く使われているチャート
得られる情報量はローソク足に近い
シンプルさが特徴

日本のFX業者の大半が、売買注文画面に”ローソク足チャート”を採用している。

FX初心者であれば、まずはローソク足チャートの見方を理解するところから始めてほしい。

ローソク足チャートが分かったら、将来的により本格的な分析・取引をすることを見越してラインチャート・バーチャートについても知識を深めておくと良い。

それぞれ向いているトレードスタイルが異なるため、自分のやりたいFX取引にはどのチャートが合っているのかを理解しておく必要があるからだ。

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FXチャートの見方

直感やSNSの情報ばかりをあてにしたトレードは、後悔や失敗の元だ。

少しずつでも良いので、チャートを利用して為替の動きを「分析」「予想」する習慣を付けてほしい。

ここでは、主要な3つのチャートの見方について解説する。

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チャートの種類情報・見方の概要
ローソク足チャートローソクの長さと上下のヒゲで為替レートを表す
安値、高値、始値、終値を1本の足で表現
色の違いで相場の方向性やトレンドラインが一目で分かる
ラインチャート終値のみをグラフ化させたシンプルな折れ線グラフ
高値、安値が分かりやすい
情報量は少ないが長期的な動き方を知るのに向いている
バーチャート基本的な表示の仕方、内容はローソク足と同じ
ローソク足とは違い、バーの向きで相場の方向性を表す
バーの間隔をしっかりと見ないといけない

このように、チャートによって得られる情報や特徴に大きな違いがある。

分析したい内容・知りたい情報に合わせて、最適なチャートを選んでほしい。

具体的なチャートの見方についてそれぞれ解説する。

ローソク足チャート

ローソク足チャートとは、ローソクのような棒状の形が並んで出来たグラフ型のチャートである。

「実体」と呼ばれるローソク本体の部分とそこから上下に引いた「ヒゲ」で一定期間の始値・終値・高値・安値を表現し、「色」で相場の方向性を表している。

チャートの見方
  • 実体部分
    • 一定期間の始値と終値
  • 上に伸びたヒゲの先
    • 一定期間の中で最も高い価格(高値)
  • 下に伸びたヒゲの先
    • 一定期間の中で最も安い価格(安値)
  • 赤いローソク足
    • 始値より終値の方が高い(買いが強かった:陽線)
  • 緑のローソク足
    • 始値より終値の方が安い(売りが強かった:陰線)

示されている情報量が多いぶん、慣れるまでは分かりにくいと感じてしまうが、一目でたくさんの情報を把握・分析できるため、利便性の高いチャートだと言える。

ローソクが示す”一定期間”は、15分・30分・1日など、好みに合わせて調整が可能だ。

ラインチャート

ラインチャートとは、一定期間の終値を表した折れ線グラフ型のチャートだ。

時間軸に対して終値だけを表示させているため、情報量こそ少ないものの非常にシンプルで見やすいのが特徴である。

チャートの見方
  • 一定期間の終値を繋いだ折れ線グラフ
  • グラフの高い位置
    • 終値が高かった
  • グラフの低い位置
    • 終値が安かった

地点地点での詳細な情報はないが、長期的な視点で見た時の相場流れが把握しやすい。

バーチャート

バーチャートとは、複数の棒を組み合わせた記号のような形をベースにしたグラフ型チャートである。

得られる情報量や基本的な見方はローソク足チャートと同じだが、四角く塗りつぶされた実体部分がない分、見た目にはシンプルな印象を受ける。

チャートの見方
  • バーの横棒
    • 一定期間の始値と終値
  • 上の先端
    • 一定期間の中で最も高い価格(高値)
  • 下の先端
    • 一定期間の中で最も安い価格(安値)
  • 上の横棒が左側にある
    • 始値より終値の方が安い(売りが強かった:陰線)
  • 上の横棒が右側になる
    • 始値より終値の方が高い(買いが強かった:陽線)

欧米のFX業者の取引画面では、このバーチャートが主流となっている。

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FXチャートでよく見られるパターン

チャートパターンとは、チャート上で頻繁に発生する”値動きの型”のことである。

あくまでも”型”であり、過去と全く同じように相場が動くことはない。

それでも、定番のパターンを覚えておくことでこの先の値動きの予測がしやすくなるのは間違いないだろう。

チャートパターンは非常に多く存在するが、以下の3つは出現頻度が非常に高いため、FX初心者でも絶対に覚えておきたい。

  • ダブルトップ/ダブルボトム
  • ヘッドアンドショルダー
  • トライアングル

それぞれの型が発生するタイミングや、パターン発生時のトレード方法について解説する。

ダブルトップ/ダブルボトム

「ダブルトップ」は、上昇トレンドの終わりかけに現れるパターンで、同水準の高値が2度発生する”M字”を描いたような値動きが特徴だ。

一方で「ダブルボトム」は、下降トレンドの終わりかけに現れるパターンで、同水準の安値が2度発生し”W字”を描いたような値動きとなる。

2つの異なる型ではあるが、発生するタイミング・動き方が対になっている。

まとめて覚えてしまうのがおすすめだ。

ダブルトップ
  • 同水準の高値を2回つけたのち、ネックラインから下がっていく”M字”のパターン
  • 発生
    • 上昇トレンドの終わりかけ
  • 活用
    • ネックラインを超えた値下がりを起こす前に『売り抜ける』
ダブルボトム
  • 同水準の安値を2回つけたのち、ネックラインから上がっていく”W字”のパターン
  • 発生
    • 下降トレンドの終わりかけ
  • 活用
    • ネックラインを超えた値上がりを起こす前に『買いを仕掛ける』

どちらも、ほぼ同じ価格の高値・安値を2度つけるのが特徴。

トレンドの終わりかけ(トレンド転換時)に発生する傾向にあるため、タイミングを見ながら上手に立ち回ることが求められる。

ヘッドアンドショルダー

「ヘッドアンドショルダー」は同水準の高値2つの間にそれよりも高値ポイントが1つある、漢字の”山”のような形をしたパターンである。

同水準の高値2つを”肩”、間の高値を”頭”に見立てて、このような呼び方をしている。

「三尊天井(さんぞんてんじょう)」と呼ばれることもあり。上昇トレンドから下降トレンドへ変わるタイミングで発生することが多い。

ポイント
  • 中央に一番の高値があり、左右にそれよりも少し低い同水準の高値がある”山の字”パターン
  • 発生
    • 上昇トレンドの終わりかけ(トレンドの転換点)
  • 活用
    • ネックラインを超えた値下がりを起こす前に『売り抜ける』

ヘッドアンドショルダーのパターンが現れると、一気に下降トレンドへと変わり価格が下落していく傾向が見られる。

もちろん、ネックラインを下回った後に反発して再び上昇することもあるが、様子を見ている内に急落するケースも多いため素早い判断が求められる。

トライアングル

トライアングルとは、上下の値動きはあるものの段々と上昇または下降に動いておりチャートが”三角形”を描くパターンで、日本語で「三角持ち合い」とも表記される。

上昇に動くパターンを「トライアングル上昇型」、下降に動くパターンを「トライアングル下降型」と呼ぶ。

トライアングル上昇型
  • 値動きが上下しながら段々と上昇し、”右上がりの三角形”を描いているパターン
  • 発生
    • 上昇のトレンドが安定している時
  • 活用
    • 上値抵抗線を超えたタイミングでの「買いエントリー」
トライアングル下降型
  • 値動きが上下しながら段々と下降し、”右下がりの三角形”を描いているパターン
  • 発生
    • 下降のトレンドが安定している時
  • 活用
    • 下値抵抗線を下回る前に「売りエントリー」

値動きの山の高値と安値をそれぞれ線で結んだ「上値抵抗線」と「下値抵抗線」が、大きな三角形を描くのが特徴。

一定の価格を保ちながらも、全体的な傾向としては段々と上がっていくor段々と下がっていくという動き方で、「トレンドが安定している」という判断材料の1つである

パターンの中でも比較的判別しやすく、初心者はまずこのトライアングルを見つけるところから始めて見るとよいだろう。

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チャート分析を活用したFX取引の実践方法

ここからは、これまでの知識をFX取引に活用するための具体的な方法について解説する。

チャートの見方や主要なパターン情報を頭に入れた上で、実践でどのように生かしていくかをイメージしながら読み進めてほしい。

長期的なチャートでトレンドを確認する

初心者がまず身に着けるべき取引スタイルともいわれる、”トレンドフォロー型”にチャレンジする人は、『相場の大きな流れを掴む』ことが最も大切である。

相場の方向性に沿った取引はシンプルで比較的勝率も高い。

相場の大きな流れを掴むためには、数秒単位での細かな値動きよりも長い目で見て正しくトレンドを識別する必要がある。

月単位・週単位といった長期的なチャートを確認しながら、トレンドの転換点を見極めることが重要だ。

短期取引では下位足を使用してタイミング見定める

「数時間~1日」単位の短期的な取引スタイルを”デイトレード”と呼ぶ。

このデイトレードでは、5分足や15分足といった下位足を使ってエントリーやエグジットのタイミングを計るのがおすすめだ。

用語説明
  • 下位足(かいあし)
    • 1時間未満の短い時間軸のチャートのこと、細やかな値動きが見れる
  • 5分足
    • 5分のローソク足を分析したチャート
  • 15分足
    • 15分のローソク足を分析したチャート

スキマ時間の取引にピッタリなデイトレード。

デイトレードで売り買いのタイミングを見定めるには、下位足の活用が欠かせない。

5分や15分といった短い時間の足を分析することで、相場の細やかな変化を見ながら買いや売りのタイミングを見定めることができる。

全体的なトレンドの流れを見る時と、細やかな動きにも気を配りたいシーンとで、使うチャートを変えるテクニックを身につけたい。

テクニカル指標との併用で精度を高める

ワンランク上の分析・予測をするためには、チャートに加え”テクニカル指標”に目を向けることが求められる。

テクニカル指標とは、将来の値動きを予想するために用いる「チャートとは別の指標」のことで、様々な種類・情報をまとめたグラフやラインが存在する。

主なテクニカル指標の例
  • 移動平均線
  • ボリンジャーバンド
  • 一目均衡表
  • RSI
  • RCI
  • CCI
  • パラボリック
  • フラクタル
  • エンベロープ

何をグラフや表にしているかは、それぞれの指標ごとに異なるため、必要に応じた使い分けが必要だ。

まずはチャートやパターンの分析に慣れるところからスタートし、徐々にチャート以外のテクニカル指標にも目を向けて高度な分析・予測をしていくと良いだろう。

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チャートの見方をマスターしてFXにチャレンジしよう

当記事では、FXチャートの見方や種類・よくあるパターンについて解説した。

記事のポイント

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FXチャートとは通貨ペアの為替相場の動きを表にしたもの値動きを”予想”・”分析”するのに欠かせないツール
主要3チャートの特徴ローソク足チャート最もベーシックなチャートぱっと見で得られる情報量は最も多い始値と終値を表す棒が「ロウソク」に似ている
ラインチャート現在のトレンドを知るのに最適なチャート得られる情報量は少な目長期的な分析をしたい人に好まれる

バーチャート海外のFX業者で多く使われているチャート得られる情報量はローソク足に近い
よく見られるチャートパターンダブルトップ/ダブルボトムヘッドアンドショルダートライアングル

FXチャートは、価格の動きを視覚的に理解するための重要なツールである。

手堅く取引を成功させるためにも、チャートの見方・状況に応じた使い分けをマスターし、

相場のトレンドや反転を予測したトレードが求められる。

チャート分析を活用し、自分に合った取引スタイルを見つけていくと良いだろう。

FX取引は、少額の自己資金からでもスタートできる気軽な金融取引だ。

副収入を得たい人や将来への貯蓄を増やしたい人など、FXに興味のある人は、まずは気になるFX業者にて口座開設してみることをおすすめする。

その上で、取引シミュレーションや実際のチャートをチェックしながら感覚を掴んでみてはいかがだろうか。

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この記事を書いた人

株式会社ABCash Technologiesは、「お金の不安に終止符を打つ」をミッションに掲げる、金融教育ベンチャーです。「お金の不安」をなくし、豊かな人生を送れるきっかけを提供するため、2018年6月より個人向け金融教育サービス「ABCash」を展開しています。ABCashは、パーソナル講師が1人1人に合わせてトレーニングメニューを提案し、家計管理〜資産形成に必要な金融リテラシー習得をマンツーマンで伴走サポートするサービスです。2024年より、金融メディア「ABCashマネポス」を展開しています。

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