- FXにどのようなリスクや危険性があるのか知りたい
- FXを始めるかで迷っている
- FXで失敗しないためのポイントが知りたい
これからFXに挑戦したいと考えている人の中には、FXのリスクや危険性が気になっているという方も多いだろう。
今回の記事では「FXの危険性をしっかりと理解したい」「FXで失敗しないためのコツを知りたい」と考えている方に向けて、FXで注意すべきリスクとその対策方法を詳しく解説していく。
FXにはさまざまなリスクが存在するが、どんな危険性があるかをしっかりと知って、適切に対処することでリスクを抑えることも可能だ。
弊社で実施したアンケートから「大損した体験談」も抜粋し、どのような取引だと危険性が高まるかについても解説していく。
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FXの危険性とは?主要なリスクを理解しよう

FXには、さまざまなリスクが存在する。
リスクを過剰に恐れるのではなく、正しく理解して適切な対処をとることがFX取引成功の鍵となるのだ。
まずは、以下の5つのリスクについて詳しく解説していく。
- 為替変動によるリスク
- 金利変動によるリスク
- レバレッジのリスク
- 取引が成立しないリスク
- 取引システムのリスク
為替変動によるリスク
FXでは、2つの異なる通貨ペアを売り買いすることで、レートの変動による差益を狙う。
例えば、1ドル=140円のタイミングで米ドル/円を1,000ドル分(140,000円)買い、1ドル=150円になったところで全て売却すると150,000円を受け取れる。
円安になった分、日本円に戻したときの受け取り金額が大きくなり、これがFXにおける利益となる。
円安になると期待して米ドル/円を購入し、実際に円安に進んだ場合は為替差益を得ることができるが、為替相場は予想と反する方向に動くこともある。
円安になることを期待して米ドル/円の通貨ペアを購入したにもかかわらず為替が円高方向へと動くと、米ドル/円の価格はどんどんと下落していってしまう。
このように、FX取引においては自分の予想と異なる方向に動いた場合の「為替変動リスク」を念頭に置いておく必要があるのだ。
当然、為替が予想と反する方向に動けば動くほど損失は大きくなるため、どの程度まで含み損を許容するのかなどをあらかじめ決めておくことが重要だ。
また、通貨ペアによって為替の動きやすさやこれまでの推移などが異なるため、自分の取引スタイルや相場の見方によって、購入する通貨ペアを検討することも求められるだろう。
金利変動によるリスク
FXでは、各国の金利水準が変動することによる「金利変動リスク」にも注意する必要がある。
これは、各国の政策金利が変動することによって、スワップポイントや為替レートが変動するリスクのことだ。
FXのスワップポイントとは、「金利差調整分」とも呼ばれ、2カ国間の金利差によって生じる利益のことを指す。
日本のような低い金利の国の通貨を売り、トルコや南アフリカのような金利水準が高い国の通貨を買うと、2つの通貨の金利差分をスワップポイントとしてポジションを保有している間は毎日得られる。
スワップポイントは金利差を調整するためのものなので、低金利の国の通貨を購入して、高金利の国の通貨を売却すると、スワップポイントを反対に支払う必要があることも覚えておこう。
スワップポイントは2通貨間の金利差から計算されるため、どちらかの国の金利が変動するとスワップポイントも影響を受けることとなる。
スワップポイント狙いで高金利国の通貨を購入したのに、その後政策金利が変更されて期待したよりも利益を得られなくなってしまった、というケースもあるため注意しよう。
加えて、スワップポイントは政策金利の変更がなければ常に一定というものでもない。
スワップポイントの水準は通貨発行国における短期金利市場の動向に基づき、為替レートや市中金利も加味した上で算出されるため、為替相場や金融市場が変動することでもスワップポイントは変わってくる点に注意が必要だ。
レバレッジのリスク
FX取引で特徴的なのがレバレッジによるリスクだ。
レバレッジという言葉は「テコの原理」からきた言葉で、預け入れた保証金よりも大きな金額で取引をできる仕組みのことだ。
テコの原理を利用すると、少ない力で重いものを動かすことができるが、FX取引ではレバレッジを活用することで、少ない資金で大きな金額の取引を行えるのだ。
日本国内では、個人の最大レバレッジは25倍までと定められているため、10万円の元手資金では最大250万円の取引ができることとなる。
レバレッジを活用すると、用意した資金以上の取引ができるため、効率よく利益を得て資金を増やしていけるというメリットがある。
ただし、大きな利益が狙えるということは大きな損失が発生するということでもある。
大きなレバレッジをかけて取引を行うと、為替変動が少し動いただけでも多額の損失が生じてしまう可能性があることに注意しよう。
取引が成立しないリスク
FXにおける「流動性リスク」とは、自分の希望する価格やタイミングで取引が成立しないリスクのことを指す。
市場での取引量が小さい通貨ペアの場合、なかなか取引相手が見つからずに取引ができなくなったり、非常に大きなスプレッドで取引せざるを得なくなったりするリスクがある。
また、ある程度取引量が見込める通貨ペアであっても、主要国の祝日や市場のオープン・クローズ間際など取引量が少なくなりやすいタイミングでは、為替レートの提示や注文の成立が難しくなるケースがある。
取引システムのリスク
FX取引では、システムを利用した取引が多いため、取引システムや操作ミスなどによるリスクも考えられる。
例えば、注文内容を誤って入力した場合や、取引口座にログインする際の口座番号・パスワードなどが漏洩した場合などは、予期せぬ損失やリスクが発生する可能性がある。
また、取引システムや通信システムの故障・障害などによって注文がスムーズに発注できなかった場合なども、希望の取引ができずに損失につながることがあるだろう。
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FXで避けるべき危険な取引とは?

リスクが高まりやすい危険なFX取引には、いくつかの共通点がある。
どのような取引だと危険なのか、以下のポイントごとに詳しく解説していく。
- 過度なレバレッジ取引
- 感情的な取引
- 頻繁に売買を繰り返す取引
加えて、弊社で実施したアンケートの「大損した体験談」の中で、これらのパターンに当てはまるものも一部紹介する。
過度なレバレッジ取引
あまりにも高いレバレッジをかけて取引してしまうと、予想と反した方向に為替レートが動いた際の損失が大きくなってしまう。
アンケートでも、以下のような体験談を得られた。

レバレッジをかけてコツコツとクロス円を積み上げていたら、急激な為替変動が起きてロスカットとなってしまった。



勝ちが続いていたので調子に乗ってしまい、海外のFXの口座でレバレッジ1000倍にしたまま仕事に行ったところ、休憩時間に見ると一気に100万円がなくなっていた。



レバレッジで大勝負をして大負けしたことがある。小さく負けた時に大勝負で少し取り戻したのでいい気分になっていた。
いずれも、いきなり損失が発生したというよりは、レバレッジ取引に成功したことが自信につながり、調子に乗って取引をした結果、大きな損失が生じてしまったと言える。
「自分はFX取引が上手い」と過信してしまったことが、大損につながったと考えられるだろう。
感情的な取引
FX取引をしている間は、冷静になって物事を考えられなくなるという人も多い。
以下は、アンケート結果の一部を抜粋したものだ。



適当にFXのインフルエンサーの予想に乗ってポンド円で勝負したら、見事に大外しをしてしまい損してしまった。



利益が増えてくると、調子に乗ってロットを不用意に上げてトレードしてしまい、いつもの10倍のロットで10倍の損失をする事が多い。
自分でよく考えずにインフルエンサーの予想に乗って取引をしてしまったり、調子に乗ってロットを不用意に上げてしまったりしたことで、損失につながってしまったという例だ。
感情をうまくコントロールできないと、普通の状態ではしないような取引を行い、損失に繋がってしまうということがある。
頻繁に売買を繰り返す取引
細かく取引を繰り返したことが損失に繋がってしまったというケースも存在する。



損失を取り戻そうとして全く動きがない時間にもかかわらずエントリーを繰り返し、気付かぬうちに大きな損失を繰り返していた。



少し為替が動いたタイミングで大きくマイナスが出てしまうと焦ってしまって損切りをしてしまった。相場の流れを理解していれば問題なかったが、まだ始めたばかりでとにかく損がどのくらい膨らむかわからず20万円ぐらい損をした。
相場の流れをよく理解せずに焦ってトレードをしてしまうと、本来トレードすべきではない場面で無理に売買を繰り返してしまい、損失につながる可能性がある。
早めに損切りを行うのも重要ではあるものの、損切りルールに基づいた損切りではなく「なんとなく怖いから」と無闇に損切りを行ってしまうと、損失だけがどんどんと積み重なってしまうだろう。
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FX取引のリスクを抑えるコツ


上記のような危険な取引を行わないためには、以下のようにいくつか注意したいポイントがある。
- 適切なレバレッジに設定する
- 感情的にならずに淡々と取引する
- 事前に決めた取引ルールを遵守する
順番に確認していこう。
適切なレバレッジに設定する
まずは、自分にとって適切なレバレッジで取引することを意識しよう。
例えば、10,000通貨分を10倍のレバレッジをかけてトレードしていた場合、自分の予想した方向に為替レートが10円動いたとすると、100,000円の利益を受け取れる。
しかし、自分の予想と逆に為替レートが動いた場合、100,000円の損失が発生する。
このとき、レバレッジを5倍に抑えていれば、利益は25,000円に減ってしまうものの、損失も25,000円に抑えられる。
ハイリスク・ハイリターンな取引を行いたいのか、ローリスク・ローリターンなトレードを行いたいのかで、設定すべきレバレッジの水準が変わってくる。
初心者の場合や、なるべくリスクを抑えて取引したい場合は、まずは低めのレバレッジからトレードを行うのをおすすめする。
感情的にならずに淡々と取引する
FX取引を行っている間は、感情的にならずに淡々と取引を行うのも重要だ。
すぐに利益を得たいからといって、SNSで見かけたインフルエンサーの予想によく考えずに乗ってしまったり、特に根拠なく大きなロットやレバレッジでの取引をしたりしてしまうと、損失のリスクが高まってしまう。
リスク許容度や求めるリターンを考慮して、冷静になって取引を行うことで、危険なトレードになりにくくなるだろう。
特に、含み損が出ているタイミングや大きな損失を確定した直後などは、メンタルが崩れやすい。
冷静な判断ができそうにないと感じたら、一度FXを休んでみるのも一つの手だ。
事前に決めた取引ルールを遵守する
感情的にならずにトレードを続けていくためにも、事前に取引ルールを決めておくことをおすすめする。
「〇%利益が出たら利益確定する」「〇%下がったら損切りする」など、どのラインで決済するかを決めておけば、トレード中に判断に迷うことも少なくなるだろう。
取引ルールをしっかりと遵守することで、徐々に勝率が上がってきたり、相場の方向感を読みやすくなってきたりするはずだ。
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FX口座の開設時に気をつけるべきポイント


これからFXに挑戦する場合、FX口座選びも重要な要素となる。
ここでは、口座開設にあたって気をつけるべきポイントを紹介していく。
信頼できるFX会社を選ぶ
まずは、信頼できるFX会社を選ぶようにしよう。
特に、初心者のうちは海外のFX会社は避けて、日本の金融庁から金融商品取引業者として登録を受けているFX業者や証券会社を選ぶのがおすすめだ。
また、信頼できるFX会社かどうかの指標として、口座数や証拠金残高、資本金などで会社の規模をチェックするのもおすすめだ。
加えて、自己資本規制比率などを確認すると、財務の健全性も客観的に評価できるだろう。
自己資本規制比率は120%以上に保つことが法律で義務付けられており、比率が高いほど財務の安全性が高いと言える。
デモ取引が活用できるFX口座を選ぶ
デモ取引が利用できる口座を選ぶのもおすすめだ。
デモ取引とは、実際に自分のお金を利用せずに、仮想の資金を用いて取引の練習を行うシステムのことだ。
自分のお金がなくなってしまう心配をせずに、FXの練習をしたり新しい戦略に挑戦できたりする。
初心者の方が初めてFXに挑戦する際は、いきなり実際のお金を使って取引するのではなく、まずはデモ取引で練習してみることで、操作に迷うことなく取引できるようになったり、取引の感覚を掴みやすくなったりするだろう。
無料でデモ取引ができるかどうかも、FX口座選びの基準の一つに入れておこう。
適切な初期投資額に設定する
口座開設後、いよいよFX取引を始めるという際は、初期投資額に注意しよう。
FXはハイリスク・ハイリターンな取引になりやすいため、適切に資金を管理しつつ、余剰資金で取引を始めることが重要だ。
まずは、今ある資金を洗い出して、どの程度余剰資金があるかを考えてみよう。
余剰資金の考え方は、現在あるお金の中から緊急時に必要な資金や将来使う予定のある資金などを差し引いた金額となる。
緊急時に必要となる資金の金額は人によって異なるが、生活費の数ヶ月分〜1年程度を現金で確保しておくと安心だ。
仮にFX取引がうまくいかず、追証が必要になった場合や、損失を取り返すために追加で資金を投じる際も、この緊急時のお金には絶対に手を出さないようにしよう。
また、資金管理という観点ではレバレッジやポジションサイズを適切な水準に設定することも重要だ。
初心者の場合は、ハイリスクな取引になりすぎないように、なるべく小さめのポジションで低いレバレッジの取引から始めてみよう。
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FX口座開設時のポイントを抑えて危険な取引を避けよう


FX取引はレバレッジや為替変動など多くのリスクを伴うが、適切な知識とリスク管理でその影響を最小限に抑えることができる。
まずは、自分にとってどのような取引が適切かや、どんな取引ルールを定めておくことが重要かについて考えてみよう。
本記事で紹介したアンケートの内容を参考にして、多くの人がFXで失敗する理由を理解し、事前に適切な対策を講じることが成功への第一歩となるはずだ。
特に、適切なレバレッジを設定することや取引ルールを遵守すること、感情的にならずに取引を行うことなどは、FX初心者が意識したいポイントである。
加えて、FX口座を開設する際は、信頼できるFX会社を選定し、デモ取引での練習を行うことで、FXのリスクを抑えやすくなるだろう。
また、適切なポジションサイズ、レバレッジでの取引を始めることで、危険な取引を避けやすくなる。
本記事の内容を参考にして、自分に合ったFX業者で口座を開設し、FX取引を始めてみてほしい。
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