- 少額からFXを始めるにはどの口座を選べば良いか知りたい
- FXで少額取引をするメリットとデメリットを知りたい
- 少額取引に適した口座を選ぶ際のポイントを知りたい
少額のFX取引は初心者が経験を積むのに最適だ。そこで本記事では、FXの少額取引におすすめの口座5選を紹介する。
少額取引に適したFX口座の選び方や、取引スタイル別におすすめのFX口座も紹介するので、これからFXを始める人はぜひ参考にしてみてほしい。
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少額取引に適したFX口座の選び方

まずは、少額取引に適したFX口座の選び方を知ろう。ポイントになるのは以下の4項目だ。
- 通貨ペアの取引単位
- スプレッドが狭い
- レバレッジのルール
- 取引ツールの使いやすさ
それぞれ詳しく解説していく。
通貨ペアの取引単位
FXで少額取引をするにはまず、「通貨ペアの取引単位が小さいこと」が条件だ。
FX口座の多くは、取引単位を「1,000通貨」としている。たとえば米ドル/円を取引するなら、最低でも1,000米ドルの取引が必要だ。
1米ドル=150円で取引されているときにレバレッジ25倍で取引をすれば、必要最低資金は6万円だ。
一方で、取引単位を「1通貨」としているFX口座もある。こうしたFX口座で米ドル/円を取引すれば、1米ドル〜取引が可能だ。
同じく1米ドル=150円で取引されているときにレバレッジ25倍で取引をすれば、必要最低資金は「6円」になる。
FXで少額取引をしたいなら、「通貨ペアの取引単位が小さいこと」をFX口座選びの優先条件と考えよう
スプレッドが狭い
FXで少額取引をする際は、取引にかかるコストにも着目しよう。FX取引の主なコストとは「スプレッド」だ。
スプレッドは通貨ペアの買い(Bid)と売り(Ask)の差額を意味する。買値は売値よりも低く設定されているため、取引ごとのスプレッド分のコストが発生する。
つまり、スプレッドが狭いほど取引にかかるコストは安い。
FXの少額取引で利益を大きくするためには、取引回数を増やす必要がある。
そのため、他の取引方法に比べてスプレッドが多く発生するので、スプレッドの狭いFX口座を選ぶのが基本だ。
レバレッジのルール
3つめのポイントとして、レバレッジのルールをチェックしよう。レバレッジとは、手元の資金よりも大きな金額で取引できる制度だ。
多くのFX口座はレバレッジが「25倍固定」となっている。つまり、取引金額に対して1/25(×0.04)の資金で取引ができる。
たとえば米ドル/円が1米ドル=150円のとき、1,000米ドルの取引に必要な資金は15万円だ。レバレッジ25倍で取引するFX口座なら、この必要資金が1/25にあたる6,000円で済む。
各FX口座がどのようなレバレッジのルールを設けているかを確認した上で、開設するFX口座を決めよう。
取引ツールの使いやすさ
最後のポイントとして、取引ツールの使いやすさを重視してほしい。特にFX初心者は、取引ツールの使いやすいFX口座を選ぶのが鉄則だ。
取引ツールの使いやすいFX口座を選ぶ際は、評判・口コミをチェックするだけでなく、実際に使ってみるのが早いだろう。
FX口座によってはデモトレードが可能なので、使いやすさを気軽にチェックできる。
また、デモトレードができないFX口座の場合は、少額取引で使いやすさをチェックしてみてほしい。
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少額取引におすすめのFX口座5選

それでは、少額取引におすすめのFX口座5選を紹介する。それぞれの特徴・メリットを確認していこう。
1. SBI FXトレード

SBI FXトレード | |
---|---|
取引手数料 | 無料 |
自動売買手数料 | 自動取引なし |
ロスカット手数料 | 無料 |
取引通貨単位※1 | 1通貨 |
通貨ペア | 34通貨ペア |
スプレッド | |
米ドル/円 | 0.18銭 |
ユーロ/円 | 0.38銭 |
英ポンド/円 | 0.88銭 |
豪ドル/円 | 0.48銭 |
NZドル/円 | 0.68銭 |
カナダドル/円 | 0.58銭 |
スイスフラン/円 | 0.78銭 |
最大レバレッジ※2 | 25倍 |
取引可能時間※3 | 月曜午前7:00〜土曜午前6:30 |
口座開設日数 | 最短当日 |
PCツール | ◯ |
スマホツール | ◯ |
証券会社 | SBI FXトレード |
年齢条件 | 満18歳以上80歳以下 |
※2 一部通貨ペアはレバレッジ倍率が制限されるケースがある
※3 米国サマータイムの際は1時間繰り上げ
SBI FXトレードは取引単位が「1通貨」であり、米ドル/円でも数円で取引を始められるFX口座だ。
たとえば米ドル/円が1米ドル=150円のとき、SBI FXトレードなら6円〜取引できる(レバレッジ25倍で取引)。少額取引をするなら、優先的に検討してほしいFX口座だ。
また、SBI FXトレードは業界最狭級のスプレッドで取引コストも低い。米ドル/円ならスプレッドは「0.18銭」なので、1万通貨・1回の取引でコストはわずか18円だ。
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2. 松井証券FX(MATSUI FX)

松井証券FX(MATSUI FX) | |
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取引手数料 | 無料 |
自動売買手数料 | 無料 |
ロスカット手数料 | 無料 |
取引通貨単位※1 | 1通貨 |
通貨ペア | 20通貨ペア |
スプレッド | |
米ドル/円 | 0.2銭 |
ユーロ/円 | 0.5銭 |
英ポンド/円 | 1.1銭 |
豪ドル/円 | 0.4銭 |
NZドル/円 | 1.2銭 |
カナダドル/円 | 1.7銭 |
スイスフラン/円 | 1.8銭 |
最大レバレッジ※2 | 1倍・5倍・10倍・25倍 |
取引可能時間※3 | 月曜午前7:00〜土曜午前6:55 |
口座開設日数 | 最短当日 |
PCツール | ◯ |
スマホツール | ◯ |
証券会社 | 松井証券 |
年齢条件 | 非公表 |
※2 一部通貨ペアはレバレッジ倍率が制限されるケースがある
※3 米国サマータイムの際は1時間繰り上げ
松井証券FX(MATSUI FX)は、SBI FXトレードと同じく1通貨単位で取引できるFX口座だ。そのため少額取引を希望する人におすすめしたい。
また、松井証券FX(MATSUI FX)はレバレッジを「1倍・5倍・10倍・25倍」から自分で設定できる。
多くのFX口座はレバレッジ25倍固定だが、松井証券FX(MATSUI FX)なら倍率を自分で設定できるので、より安全な取引が可能だ。
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3. LIGHT FX

LIGHT FX | |
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取引手数料 | 無料 |
自動売買手数料 | 自動取引なし |
ロスカット手数料 | 無料 |
取引通貨単位※1 | 1,000通貨 |
通貨ペア | 33通貨ペア |
スプレッド | |
米ドル/円 | 0.2銭 (午前5:00〜午前8:00は3.9銭) |
ユーロ/円 | 0.4銭 (午前5:00〜午前8:00は9.9銭) |
英ポンド/円 | 0.9銭 (午前5:00〜午前8:00は14.9銭) |
豪ドル/円 | 0.5銭 (午前5:00〜午前8:00は5.9銭) |
NZドル/円 | 0.7銭 (午前5:00〜午前8:00は9.9銭) |
カナダドル/円 | 1.6銭 |
スイスフラン/円 | 1.7銭 |
最大レバレッジ※2 | 25倍 |
取引可能時間※3 | 月曜午前7:00〜土曜午前6:50 |
口座開設日数 | 最短当日 |
PCツール | ◯ |
スマホツール | ◯ |
証券会社 | トレイダーズ証券 |
年齢条件 | 満20歳以上80歳未満 ※満18・19歳(高校生を除く)は代理人の同意が必要 |
※2 一部通貨ペアはレバレッジ倍率が制限されるケースがある
※3 米国サマータイムの際は1時間繰り上げ
LIGHT FXは1,000通貨単位で取引するFX口座だ。そのため、米ドル/円が1米ドル=150円のとき、6,000円〜の資金が必要となる(レバレッジ25倍で取引)。
SBI FXトレードや松井証券FX(MATSUI FX)と比較すると少額ではないが、LIGHT FXはスプレッドが狭い。LIGHT FXが取り扱うLIGHT通貨ペアなら、米ドル/円のスプレッドは「0.18銭」だ。
4. みんなのFX

みんなのFX | |
---|---|
取引手数料 | 無料 |
自動売買手数料 | 自動売買なし |
ロスカット手数料 | 無料 |
取引通貨単位※1 | 1,000通貨 |
通貨ペア | 33通貨ペア |
スプレッド | |
米ドル/円 | 0.2銭 (午前5:00〜午前8:00は3.9銭) |
ユーロ/円 | 0.4銭 (午前5:00〜午前8:00は9.9銭) |
英ポンド/円 | 0.9銭 (午前5:00〜午前8:00は14.9銭) |
豪ドル/円 | 0.5銭 (午前5:00〜午前8:00は5.9銭) |
NZドル/円 | 0.7銭 (午前5:00〜午前8:00は9.9銭) |
カナダドル/円 | 1.6銭 |
スイスフラン/円 | 1.7銭 |
最大レバレッジ※2 | 25倍 |
取引可能時間※3 | 月曜午前7:00〜土曜午前6:50 |
口座開設日数 | 最短当日 |
PCツール | ◯ |
スマホツール | ◯ |
証券会社 | トレイダーズ証券 |
年齢条件 | 満20歳以上80歳未満 ※満18・19歳(高校生を除く)は代理人の同意が必要 |
※2 一部通貨ペアはレバレッジ倍率が制限されるケースがある
※3 米国サマータイムの際は1時間繰り上げ
みんなのFXは1,000通貨単位で取引するFX口座だ。必要資金の条件は、LIGHT FXと同じである。
みんなのFXは、取引ツールの使いやすさに定評のあるFX口座だ。
SBI FXトレードや松井証券FX(MATSUI FX)のような少額取引はできないが、使いやすい取引ツールを求めているFX初心者におすすめしたい。
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5. LINE FX

LINE FX | |
---|---|
取引手数料 | 無料 |
自動売買手数料 | 自動売買なし |
ロスカット手数料 | 無料 |
取引通貨単位※1 | 1,000通貨 |
通貨ペア | 23通貨ペア |
スプレッド | |
米ドル/円 | 0.2銭 (午前5:00〜午前9:00は3.6銭) |
ユーロ/円 | 0.4銭 (午前5:00〜午前9:00は10.0銭) |
英ポンド/円 | 0.7銭 (午前5:00〜午前9:00は12.0銭) |
豪ドル/円 | 0.5銭 (午前5:00〜午前9:00は12.0銭) |
NZドル/円 | 0.7銭 (午前5:00〜午前9:00は12.0銭) |
カナダドル/円 | 0.6銭 (午前5:00〜午前9:00は11.0銭) |
スイスフラン/円 | 1.6銭 (午前5:00〜午前9:00は14.0銭) |
最大レバレッジ※2 | 25倍 |
取引可能時間※3 | 月曜午前7:00〜土曜午前6:50 |
口座開設日数 | 最短当日 |
PCツール | ◯ |
スマホツール | ◯ |
証券会社 | LINE証券 |
年齢条件 | 70歳以下の成人 |
※2 一部通貨ペアはレバレッジ倍率が制限されるケースがある
※3 米国サマータイムの際は1時間繰り上げ
LINE FXは、1,000通貨単位で取引するFX口座だ。
SBI FXトレードや松井証券FX(MATSUI FX)のような少額取引はできないが、LINEアプリからワンタップで取引ツールを開けるなど、利便性の高さから人気がある。
LINEアプリと連動したお知らせ機能があり、為替相場の急変や、経済指標の発表などをLINE通知で受け取れる。
コミュニケーションツールのLINEが提供しているだけあり、取引ツールの使いやすさにも定評がある。
取引スタイル別に見る少額FXにおすすめの口座

続いて取引スタイル別に、少額取引におすすめのFX口座を紹介する。
スキャルピング、デイトレードにおすすめのFX口座
スキャルピングやデイトレードなど、1日のうちに何度も取引するスタイルの場合は、SBI FXトレードがおすすめだ。
SBI FXトレードは1通貨単位で取引できるため、米ドル/円の取引でもわずか数円〜取引できるのは大きなメリットである。
また、スプレッドが業界最狭級なので、1日に何度も取引をしても、スプレッドを抑えられる可能性が高い。
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スイングトレード、ポジショントレードにおすすめのFX口座
スイングトレードやポジショントレードなど、中長期的な取引をするスタイルの場合は、松井証券FX(MATSUI FX)やLIGHT FXがおすすめだ。
松井証券FX(MATSUI FX)はスプレッドが少し広めだが、1通貨単位で取引できる利点がある。
一方、LIGHT FXは1,000通貨単位の取引にはなるが、スプレッドが狭い。最終的には、どちらの取引ツールが使いやすいかで決めるのがいいだろう。
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スワップポイント運用におすすめのFX口座
スワップポイント運用なら、SBI FXトレードやLINE FXがおすすめだ。スワップポイントとは、通貨ペアの金利差によって生じる利益または損失のことだ。
現在でも日本の金利は低くおさえられているため、外貨/円の通貨ペアなら、買いポジションを保有しているとスワップポイントを利益として受け取れる。
SBI FXトレードやLINE FXは獲得できるスワップポイントが比較的高いので、スワップポイント運用におすすめのFX口座だ。
また、取引ツールが使いやすく初心者に人気がある、みんなのFXもスワップポイント運用におすすめしたい。
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少額FXのメリットとデメリット

それでは最後に、FXで少額取引をするメリット・デメリットを解説する。
FXを少額取引するメリット
FXの少額取引は、「リスクを抑えた取引ができる」のが最大のメリットだ。
FXは通貨ペアの為替レートの変動で利益を得る投資方法だが、為替相場が大きく変動し、損失が拡大するケースも少なくない。
取引金額が大きいほど利益は増えるが損失も増えるため、少額取引なら損失リスクを大幅に軽減しながら取引ができる。
たとえば、SBI FXトレードや松井証券FX(MATSUI FX)なら米ドル/円でもわずか数円〜取引できるので、損失が生じてもごくわずかで済む。
精神的に落ち着いた状態で取引ができるため、FX初心者や、まずは自分の取引スタイルを確立したいという人におすすめだ。
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FXを少額取引するデメリット
FXの少額取引は、損失リスクを抑えられる一方で、「得られる利益が小さい」というデメリットがある。
FX取引の利益・損失は取引金額に比例するので、数円の取引ならごくわずかな利益しか得られない。
そのため、少額取引は利益を狙うためのものではなく、FX取引の仕組みを理解したり、自分の取引スタイルを確立したり、練習的な意味合いで取り組むものだと考えておこう。
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FX取引は少額から練習を積むのがおすすめ

本記事では、FXの少額取引におすすめの口座5選を紹介した。FXで少額取引をするなら、まずは「1通貨単位で取引できる」ことを条件として、FX口座を選んでみよう。
今回紹介したFX口座のうち、1通貨単位で取引できるのはSBI FXトレードと松井証券FX(MATSUI FX)の2つだ。
- SBI FXトレード
- 業界最狭級のスプレッドで取引コストが安い
- 松井証券FX(MATSUI FX)
- レバレッジの倍率を自分で選べる
FXの少額取引は「損失リスクを抑えられる」というメリットはあるが、大きな利益を得られない。そのため、少額取引でFX取引に慣れたら、取引金額を段階的に上げていこう。
少額取引のメリット・デメリットを理解できたら、さっそくFX口座を解説し、少額取引をはじめてみよう。
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