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おすすめの証券会社は?9社の特徴とおすすめポイントを詳しく解説!

この記事で解決できるお悩み
  • おすすめの証券会社が知りたい
  • ネット証券と対面証券はどちらがおすすめか知りたい
  • 証券会社を選ぶときのポイントが知りたい

投資を始めようと思ったとき、まず直面するのが証券会社選びだ。

ネット証券か対面証券か、そしてどの証券会社が自分に合っているか悩む方も多いだろう。

証券会社によって手数料やサポート体制などが異なるため、サービスを比較検討することが投資で成功する第一歩となる。

本記事では、おすすめの証券会社をネット証券と対面証券に分けて紹介し、証券会社選びのポイントについてもわかりやすく解説する。

さらに、FPやIFAなど、証券会社以外の資産運用の相談先も紹介するので、ぜひ参考にしてほしい。

目次

おすすめの証券会社①ネット証券編

ネット証券とは、金融商品の売買や資産管理がインターネット上で完結する証券会社である。おすすめのネット証券を4社紹介する。

楽天証券

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運営会社楽天証券株式会社
主な取扱商品国内株式
外国株式(6ヵ国)
投資信託
海外ETF
FX
債券
金、銀、プラチナ
先物
CFD
バイナリーオプション
手数料【課税口座】
国内株式:0円~
米国株式:約定代金の0.495%(最低0円、上限22米ドル)
中国株式:約定代金の0.275%(最低550円、上限5,500円)
投資信託:0円
【NISA口座】
国内株式:0円
米国株式:0円
中国株式:約定代金の0.275%(最低550円、上限5,500円)
投資信託:0円
特徴楽天グループのサービスのため、楽天ポイントとの連携が強い
取引ツール「マーケットスピード」でリアルタイムでの株価情報が取得可能
初心者から上級者まで取引できる豊富な投資対象
おすすめポイント・手数料が無料の商品が多い
・楽天ポイントが貯まり、他の楽天サービスとの連携が便利
・投資信託や外国株の取り扱いが豊富
IPO実績(2023年)61件
クレカ積立のポイント最大還元率2%

楽天証券は2024年4月時点で1,100万口座を突破し、NISA口座数もNo.1とネット証券の中でも人気が高く、多くの投資家におすすめできる。

NISA口座での国内株式や米国株式、投資信託の取引手数料は無料のため、コストを抑えた取引が可能だ。

さらに投資信託や米国株式のポイント投資をおこなうなどの条件を満たすと、楽天市場での買い物におけるポイント還元率が上がるのも、楽天ユーザーにとってメリットが大きい。

他にも、楽天銀行と連携させることで、自動で楽天銀行の普通預金口座から楽天証券に資金移動ができる。

そのため、楽天証券は、手数料の安さを重視する人や楽天経済圏を利用している方におすすめだ。

SBI証券

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運営会社株式会社SBI証券
主な取扱商品国内株式
外国株式(9ヵ国)
投資信託
海外ETF
FX
債券
金、銀、プラチナ
先物
CFD
手数料【課税口座】
国内株式:0円~
米国株式:約定代金の0.495%(最低0円、上限22米ドル)
投資信託:0円
【NISA口座】
国内株式:0円
米国株式:0円
投資信託:0円
特徴ネット証券の口座開設数が1,300万を超え業界シェアトップ(2024年7月時点)
24時間取引が可能(システムメンテナンス時を除く)
VポイントやPontaポイント、PayPayポイントやdポイントなど、多くのポイントサービスに対応
おすすめポイント手数料が安い
外国株式の取り扱いが豊富
SBIグループの住信SBIネット銀行との連携で金利優遇が受けられる
IPO実績(2023年)91件
クレカ積立のポイント最大還元率3%

SBI証券は、「ザイ・オンライン」の読者を対象にしたアンケート調査で「2024年 ネット証券人気ランキング」で1位を獲得した業界最大手のネット証券である。

米国や中国をはじめ、シンガポールやマレーシアなど9ヶ国の株式を取引でき、外国株式の取扱銘柄数が豊富であることが魅力だ。

また、楽天証券と同様に、NISA口座での国内株式、米国株式、投資信託を取引手数料無料で売買できる。

さらに、住信SBIネット銀行との連携により、普通預金金利の優遇が受けられたり資金の移動がスムーズになったりと利便性も高い。さらに、IPOの実績が豊富なのも特徴だ。

初心者から上級者まで幅広く利用できて、コストを抑えつつさまざまな商品に投資したり、サービスを活用したい方におすすめの証券会社である。

松井証券

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運営会社松井証券株式会社
主な取扱商品国内株式
外国株式(米国のみ)
投資信託
米国ETF
FX
先物
手数料【課税口座】
国内株式:0円~
米国株式:約定代金の0.495%(最低0円、上限22米ドル)
投資信託:0円
【NISA口座】
国内株式:0円
米国株式:0円
投資信託:0円
特徴創業100年以上の老舗証券会社
日本初のネット専業証券として2001年に東証一部上場
25歳以下の手数料無料やデイトレード向けの無料サービス
おすすめポイント投資信託の残高に応じた最大1%のポイント還元
サポート体制が充実
IPO実績(2023年)70件
クレカ積立の最大ポイント還元率取扱なし(2025年5月よりリリース予定)

松井証券は、投資信託の保有でポイントが貯まる「最大1%貯まる投信残高ポイントサービス」が魅力だ。投資信託を保有することで得られるポイントの最大還元率が高い。 

ただし、ポイント還元を受けるためには、松井証券のマイページから毎月エントリーボタンをクリックする必要がある。

忘れてしまうとポイントは受け取れないため、忘れそうな方は自動でポイントが受け取れるSBI証券を検討してもいいかもしれない。

また、パソコン画面を共有しながらのリモートサポートや、米国株取引のための夜間サポートなど、サポート体制も充実している。

NISA口座での国内株式、米国株式、投資信託も取引手数料無料のため、コストを抑えて取引をしたい人にもおすすめだ。

マネックス証券

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運営会社マネックス証券株式会社
主な取扱商品国内株式外国株式(米国、中国)
投資信託
海外ETF
債券
FX
CFD
暗号資産
先物
金・プラチナ
手数料【課税口座】
国内株式:55円~
米国株式:約定代金の0.495%(最低0円、上限22米ドル)
投資信託:0円
【NISA口座】
国内株式:0円
米国株式:約定代金の0.495%(最低0円、上限22米ドル)※国内取引手数料は全額キャッシュバック
投資信託:0円
特徴米国株・中国株の取扱銘柄数が豊富
高性能な取引ツール(マネックス銘柄スカウターなど)を提供
暗号資産やCFDなど多様な商品を取り扱っている
おすすめポイントクレカ積立のポイント還元が高い
資産運用サポートツールが充実
IPO実績(2023年)54件
クレカ積立の最大ポイント還元率3.1%

マネックス証券は、国内株式や投資信託などに加えて仮想通貨も取り扱っており、さまざまな商品に投資できる証券会社である。

また、クレカ積立のポイント還元率が高いことも魅力だ。年会費無料の「dカード」を利用したクレカ積立で、月5万円以下の積立部分は1.1%ものポイント還元を受けられる。

年会費無料のクレジットカードで還元率1.1%は、楽天証券やSBI証券など他の証券会社と比較しても高い。

そのため、クレカ積立を利用した投信積立を検討している人は、マネックス証券を検討しよう。

おすすめの証券会社②対面証券編

対面証券とは、実店舗へ足を運びスタッフのサポートのもと金融商品の売買ができる証券会社である。

ここでは、おすすめの対面証券を5社紹介する。

野村證券

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運営会社野村證券株式会社
主な取扱商品国内株式
外国株式(4ヵ国)
投資信託
海外ETF
債券
FX
手数料【課税口座】
国内株式:2,860円~※店舗の取引口座の場合
米国株式:取引金額によって異なる
投資信託:銘柄や買付金額によって異なる
【NISA口座】
課税口座と同じ
特徴1918年に設立しており実績と信頼性が豊富
専門性の高いスタッフが数多く在籍金融商品や不動産紹介、相続対策など幅広い金融サービスを提供
おすすめポイント無料セミナーを実施
定期的に特典やキャンペーンを実施
IPO実績(2023年)43件
クレカ積立の最大ポイント還元率取扱なし

野村證券は全国各地に109店舗を構え、顧客資産残高が134.4兆円と日本を代表する大手証券会社である。

国内株式や外国株式などの金融商品だけでなく、不動産紹介や相続対策など幅広い金融サービスを提供しているのが魅力だ。

資産運用やライフプランニングについて、担当者からの手厚いサポートを直接受けられる。

野村證券は、コストを抑えることではなく専門的なサポートを重視する方や、資産運用をはじめ総合的な金融に関するアドバイスを求める方におすすめだ。

大和証券

運営会社大和証券株式会社
主な取扱商品国内株式
外国株式(16ヵ国)
投資信託
海外ETF
債券
FX
外貨預金
手数料【課税口座】
国内株式:2,750円~※「ダイワ・コンサルティング」コースのコンタクトセンターでの取引の場合
米国株式:取引方法等によって異なる
投資信託:銘柄や買付金額によって異なる
【NISA口座】
課税口座と同じ
特徴116年の歴史と155拠点の店舗網
金融業界No.1のCFP取得者数
「ダイワ・コンサルティング」と「ダイワ・ダイレクト」の2つの取引コース
おすすめポイント高い透明性と顧客第一の姿勢
専門性の高いアドバイスと情報提供
IPO実績(2023年)44件
クレカ積立の最大ポイント還元率取扱なし

大和証券は、1902年設立の大和証券グループを中核とする証券会社で、国内に182店舗、世界24カ国に店舗を展開している。

投資初心者はセミナーを通じて基礎知識を習得できる。

また、「ダイワ・コンサルティング」コースでは、スタッフに資産運用の相談ができるため、初心者や投資に不安を感じている方も安心である。

さらに、外国株式も16カ国の銘柄を扱っている。手厚いサポートを受けたい方や様々な国の株式に投資したい方は、大和証券を検討しよう。

みずほ証券

運営会社みずほ証券株式会社
主な取扱商品国内株式
外国株式(4ヵ国)
投資信託
債券
手数料【課税口座】
国内株式:2,750円~※対面取引の場合
米国株式:取引方法等によって異なる
投資信託:銘柄によって異なる
【NISA口座】
課税口座と同じ
特徴最新のテクノロジーを使ったサービスを提供
みずほフィナンシャルグループとして銀行などと連携
おすすめポイント口座開設や取引のしやすさが高評価
株式や債券、投資信託や保険商品など、さまざまな金融商品を提供
IPO実績(2023年)48社
クレカ積立の最大ポイント還元率取扱なし

みずほ証券は、みずほフィナンシャルグループの一員として、幅広い金融サービスを提供している。

投資だけでなく、銀行やアセットマネジメント会社と連携し、さまざまなニーズに応えられるのが魅力だ。

また、AIシステム「ALPHA」を導入し、国債電子取引において最適な売買レートや手法を提案するなど、高度な技術を駆使して顧客をサポートしている。

質の高い投資アドバイスや充実した情報提供を行っており、初心者でも安心して投資ができる。

SMBC日興証券

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運営会社SMBC日興証券株式会社
主な取扱商品国内株式
外国株式
投資信託
債券
FX
手数料【課税口座】
国内株式:5,500円~※支店での取引の場合
米国株式:取引金額によって異なる※支店での取引の場合
投資信託:銘柄によって異なる
【NISA口座】
課税口座と同じ
特徴三井住友フィナンシャルグループとして安定した経営基盤
自社アナリストによるレポートで情報収集が可能
おすすめポイント「キンカブ」で100円から株式を購入可能
「逆日歩予報」や「AI株式ポートフォリオ診断」など独自ツールが使用可能
IPO実績(2023年)52社
クレカ積立の最大ポイント還元率取扱なし

SMBC日興証券は、100年以上の歴史を持つ日本を代表する証券会社である。「キンカブ」を利用すると、国内株式を100円から購入できる。

少額から国内株式を始めたい初心者などは、利用を検討してもいいだろう。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券

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運営会社三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社
主な取扱商品国内株式
外国株式(14ヵ国)
投資信託
債券
手数料【課税口座】
国内株式:取引金額によって異なる
米国株式:取引金額によって異なる
投資信託:銘柄によって異なる
【NISA口座】
課税口座と同じ
特徴MUFGとモルガン・スタンレーの二社体制でそれぞれの強みを活かしたサービスを提供
アナリストが経済見通しや投資戦略などの情報を発信
おすすめポイント国内外で数々のアワードを受賞実績がある
ライフスタイルや目標によって投資戦略を提案するサービス
IPO実績(2023年)29件
クレカ積立の最大ポイント還元率取扱なし

三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、三菱UFJフィナンシャルグループ(MUFG)とモルガン・スタンレーのジョイントベンチャーとして2010年に設立された。

MUFGの国内ネットワークと、モルガン・スタンレーのグローバル基盤を融合させた独自の強みを持っている。

世界各国の株式や債券など、グローバルを対象にした投資に興味のある方や、専門家によるアドバイスを受けたい方におすすめの証券会社だ。

対面証券とネット証券はどちらがいい?

対面証券とネット証券はそれぞれ特徴が異なるため、どちらにするか悩む方もいるだろう。

一言で説明すると、スタッフのサポートを受けて安心・安全に投資したいならば対面証券、手数料の安さを求めるならネット証券を選ぶべきである。

本章では、対面証券とネット証券のメリットとデメリットを解説する。どちらの証券が自分に合っているか、判断できるようになるため参考にしてほしい。

対面証券のメリット・デメリット

メリット

  • 担当者に直接相談やアドバイスがもらえる

デメリット

  • 手数料が高く店舗に行く手間がかかる

対面証券は、投資の相談や手続きを担当者と直接やり取りできることがメリットである。

個人の目的やリスク許容度などに合わせてアドバイスが受けられ、とくに投資初心者や意思決定ができない方にとって頼もしい。

例えば、投資に関する疑問を相談したり、資産状況とライフプランに応じた適切な投資商品を提案してもらえたりする。

しかし、サポートを受けられる分、人件費や店舗費用などを考慮して取引手数料が高めに設定されていることがほとんどだ。

また、対面証券は店舗に足を運ぶ手間もデメリットといえる。

会社員など、平日の日中に時間を取れない方はオンラインで完結するネット証券のほうが便利である。

対面証券は手厚いサポートを求める方に向いているが、手数料や利便性を求めるならば向いていない。

ネット証券のメリット・デメリット

メリット

  • 手数料が安く時間や場所を問わず取引できる

デメリット

  • 商品の選定や購入など自分で手続きが必要

ネット証券は、手数料の安さと取引の手軽さがメリットである。

実際に国内株式の課税口座における取引手数料を比較すると、ネット証券のマネックス証券は最低手数料が55円だが、対面証券の大和証券は最低手数料が2,750円である。

SBI証券と楽天証券は、なんと手数料は無料だ。

さらに、スマートフォンやパソコンから24時間どこからでも取引できるため、時間や場所に縛られない。

一方でデメリットは、基本的に投資判断を自分でおこなう必要があることだ。口座開設から商品の購入まで、調べながら自分で手続きしないといけない。

専門家に対面で相談ができないため、投資初心者やネット上の手続きが苦手な方にとってはハードルが高くなる。

ネット証券は手数料を抑えたい方に向いているが、投資の知識がなく手続きや調べるのが苦手な方には向いていない。

対面証券・ネット証券に向いている人

  • 対面証券が向いている人
    • 専門的なアドバイスがほしい、ネットの手続きが苦手、投資が不安な人
  • ネット証券が向いている人
    • 手数料を抑えたい、時間や場所を気にしたくない、手続きや商品を調べられる人

対面証券とネット証券は特徴が異なるため、それぞれに向いている人は異なる。詳しく解説するため、どちらが自分に合っているかの判断材料にしてほしい。

対面証券が向いている人

対面証券は、スタッフから対面で専門的なサポートを受けられる。投資初心者や大きな資産を運用したい人にとって、心強い味方となる。

また、疑問や不安をその場で相談できるため、投資の知識や経験が無い人も安心だ。担当者は金融の専門家であり、目標に合わせて適切なアドバイスがもらえる。

ネット証券が向いている人

ネット証券が向いているのは、取引コストを抑え手軽に投資を始めたい人である。ネット証券は対面証券よりも手数料が低く、少額でも投資ができる。

例えば、国内株式の手数料は対面証券の大和証券だと最低手数料が2,750円ほど、ネット証券だと無料のケースがある。

また、オンラインで完結するため、24時間いつでもどこからでも取引ができるため店舗へ行きにくい人にも適している。

ただし、手続きや商品選定を全て自分で行うため、インターネットや書籍などから調べる力が必要だ。

証券会社を選ぶときのポイント

証券会社を選ぶときは、以下の4つを比較検討するべきだ。

  • サポート体制
  • 手数料
  • 取り扱い商品
  • アプリや取引サイトの使いやすさ

それぞれについて、詳しく解説する。

サポート体制

サポート体制が充実している証券会社は、安心して利用できる。

疑問があったり手続きに悩んだりした場合でも、すぐに解決できて安心して取引が可能だ。

対面証券においては、店舗での対面相談が可能で、個別のニーズに応じた適切なアドバイスを受けられる。在籍するスタッフの資格や人数などを、チェックしておくと良い。

また、ネット証券も対面の相談は受けられないが、チャットサポートや電話相談を用意している会社もある。

サポート体制が整った証券会社であれば、安心して資産運用を進められるだろう。

手数料

手数料が低いほどコストを抑えて資産運用ができるため、結果的に資産にも影響する。

とくに取引回数が多くなる投資や長期投資を検討している場合には、手数料の積み重ねで資産に大きな差が出る。

投資で資産の最大化を目指すならば、各社の手数料を比較してなるべく手数料が安い証券会社を選ぶことが重要だ。

ネット証券では取引手数料が無料、または低価格な場合が多い。例えば国内株式の取引手数料で見ると、楽天証券は無料だ。

一方、対面証券はネット証券と比較すると手数料が高い。実際に国内株式の手数料は、大和証券とみずほ証券ともに最低手数料が2,750円となっている。

手数料だけで2,700円の差があると、対面証券を使って投資で利益が出てたとしても、資産は増えにくい。

とはいえ、対面証券は個別のコンサルティングを受けられるなどの付加価値が付くこともあるため、人によっては手数料が高くても利用する価値がある。

投資方針や運用スタイルによって、最適な手数料は異なるため、自分のニーズに合った証券会社を選ぶことが大切だ。

手数料を意識して証券会社を選ぶことで、より効率的な資産運用ができる。

取扱商品

証券会社を選ぶ際には、取扱商品の種類や特徴を確認しておくと良い。

取扱商品が多い証券会社を選ぶことで、目的やリスク許容度に応じたポートフォリオを組む選択肢が広がる。

株式や投資信託、債券やREIT、先物やFXなど幅広い金融商品を扱う証券会社は、自分に適した商品を見つけやすい。

多くのネット証券では、低コストの株式や投資信託が揃っている場合が多い。

一方で、対面証券では取り扱い商品の多さに加え、直接相談できる専門家が在籍しており、投資以外のライフプランや相続についてのサポートも受けられることが多い。

証券会社によって取り扱い商品や特徴は異なるため、自分の目的や投資方針に合った商品があるかを確認しておくことが大切だ。

アプリや取引サイトの使いやすさ

リアルタイムの情報へのアクセスやポートフォリオ管理など、アプリや取引サイトの使いやすさは、投資パフォーマンスの向上につながる。

反対に必要な情報を探すのに手間がかかったり、購入までの操作性が複雑だったりすると、機会損失や購入ミスが起こる可能性がある。

例えば楽天証券のスマートフォンアプリは、リアルタイムの株価やニュースフィードなど、投資に必要なデータが使いやすいよう配置されている。

資産運用を成功させるには、ストレスフリーな取引環境が重要だ。

証券会社を選ぶときは、アプリや取引サイトの使いやすさにも注目して、実際にサイトにログインしたりデモ取引で使用感を確かめるのもおすすめである。

証券会社だけじゃない!資産運用の相談先を紹介

資産運用を成功させるには、それぞれの特徴を理解して最適な相談先を選ぶことが重要である。

資産運用の相談先は証券会社以外にも、FP(ファイナンシャルプランナー)や、独立系フィナンシャルアドバイザー(IFA)など、資産運用のプロフェッショナルがいる。

本章では、証券会社を含めた3つの相談先の特徴をはじめ、信頼できるアドバイザーの特徴とおすすめのサービスを紹介する。

証券会社

証券会社は、金融商品を取引するときの仲介役である。投資の相談から金融商品の購入まで、一貫して行えるのがメリットだ。

証券会社にはネット証券と対面証券の2種類があるが、プロに対面で相談するならば対面証券となる。

実店舗で経験と知識が豊富なアドバイザーと対面で相談しながら、投資プランのアドバイスを受けられるのが対面証券の特徴だ。

投資初心者や、金融知識に不安のある方でも、アドバイザーのサポートを受けながら安心して資産運用を進められる。

ただし、充実したサービスには人件費などのコストが発生し、ネット証券と比較して手数料が高額になる。

FP

FP(ファイナンシャルプランナー)は、個々のライフプランに基づき、効果的な資産を増やす方法や管理方法をアドバイスする専門家であり、顧客の立場に立った中立的な助言を提供する。

証券会社とは異なり、特定の金融商品の売り込みが目的ではなく、ライフイベントに応じた長期的視点で資産形成をサポートしてくれる。

例えば、30代の共働き夫婦が将来の教育費や老後の資金について相談する場合、FPは現在の収支状況を分析し、教育費の試算や必要な老後資金の目標を設定した上で、具体的な資産運用プランを提案する。

金融商品だけでなく保険や年金などを活用して、総合的な資金計画を提示してくれるのも魅力だ。具体的な投資戦略や資産形成計画を考える場合は、FPへの相談を検討すると良い。

ただしFPのサービス内容や料金体系は、資格の種類や所属する組織によって異なるため、複数のFPに相談して自分に合った専門家を選ぶことが重要である。

またFPの資格だけでは、具体的な金融商品の紹介や販売はできない。FP資格しか保有していない場合は、保険や投資などの手続きはできないため注意が必要だ。

IFA

IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)は、特定の金融機関に所属せず独立した立場から、資産運用のアドバイスを提供する専門家である。

証券会社や銀行などの金融機関は、自社の金融商品の販売を目的としているため、顧客の利益よりも自社の利益を優先する可能性も否定できない。

一方でIFAは、特定の金融商品にとらわれず数多くの中から、顧客の利益を最優先に考えてニーズやリスク許容度に合わせた、最適な資産運用プランを提案してくれる。

中立的な立場から、より専門性の高いアドバイスを受けたい人は、IFAへの相談を検討しよう。

信頼できるアドバイザーの特徴

資産運用の相談をするときは、真摯に向き合ってくれるアドバイザーに依頼したい方が多いはず。信頼できるアドバイザーには、以下の特徴がある。

  • さまざまな資格を保有している
  • コミュニケーションが円滑におこなえる
  • 口コミや評判が良い

金融に関する豊富な知識を持っている証明となるのが資格だ。

FPや証券外務員、宅地建物取引士、税理士などの資格を保有している場合、専門的な知識をもとに的確なアドバイスが受けられるだろう。

また、コミュニケーションスキルも欠かせない。専門用語をわかりやすく説明したり、安心できるトーンで話したりと相談者に寄り添った話し方が必要だ。

また話すだけでなく、相談者の伝えたいことや要望を的確に把握する「聞く力」も重要である。そして、事務所や担当者ごとの口コミや評判のチェックも有効だ。

証券会社やFPなどのサービスの質は、店舗や担当者によってバラツキがある。そのため利用者の口コミは、重要な判断材料となる。

比較サイトやSNSを活用すると、口コミや評価をチェックできる。

資格やコミュニケーションスキル、評判の良さが組み合わさると、顧客にとって最適な資産運用を提案できる信頼性のあるアドバイザーと言える。

自分に合った証券会社を選ぼう

資産運用や投資を始めるとき、証券会社選びは重要だ。

証券会社には大きく分けると2種類あり、ネット証券は手数料が安くて24時間取引ができ、対面証券は直接サポートを受けられる。

本記事ではおすすめの証券会社を紹介したが、各証券会社は、取り扱い商品や手数料、サポート体制がそれぞれ異なるため比較検討して選ぶことが重要である。

また証券会社以外にも、FPやIFAも資産運用の相談先として有効だ。特定の金融機関に所属していないため、中立な立場から顧客にアドバイスをくれる。

投資を始めたいけど何をすればいいかわからない方、金融の知識が無くて不安な方はぜひ相談してみてほしい。

この記事を書いた人

株式会社ABCash Technologiesは、「お金の不安に終止符を打つ」をミッションに掲げる、金融教育ベンチャーです。「お金の不安」をなくし、豊かな人生を送れるきっかけを提供するため、2018年6月より個人向け金融教育サービス「ABCash」を展開しています。ABCashは、パーソナル講師が1人1人に合わせてトレーニングメニューを提案し、家計管理〜資産形成に必要な金融リテラシー習得をマンツーマンで伴走サポートするサービスです。2024年より、金融メディア「ABCashマネポス」を展開しています。

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