- サラリーマンこそ資産運用をした方がいい理由が知りたい
- サラリーマンにおすすめの資産運用が知りたい
- サラリーマンが資産運用で成功するためのポイントが知りたい
サラリーマンで資産運用が必要なのか悩んでいる人も多いのではないだろうか。
実はサラリーマンこそ資産運用を積極的にするべきだ。サラリーマンは、自営業者や経営者のように働き次第で収入が2倍3倍に増えることはないかもしれない。
頑張って働いているのに収入に反映されないという人もいるだろう。
しかし、サラリーマンの安定した収入と資産運用を組み合わせることで十分な資産形成が可能になる。
資産形成が上手くいけば物価の上昇、退職後の不安などにも対応しやすくなるはずだ。
資産運用は一部の経営者や富裕層だけのものではない。むしろ、サラリーマンこそ資産運用のもつ可能性を活かすべきだ。
本記事では、サラリーマンの資産運用で多くの人が気になるポイントを解説する。
なぜサラリーマンこそ資産運用が必要なのか?

中には目先の収入と支出のバランスが取れていて、資産運用の必要性を感じづらいサラリーマンもいるかもしれない。
しかし、目先の必要性に迫られていなくても、資産運用を始めておくことが将来の助けにつながる。サラリーマンに資産運用が必要な理由を以下の3つの観点から解説する。
- サラリーマンの悩み
- 資産運用をする必要性
- 資産運用をするメリット
むしろ、今すぐ資産運用の必要性を感じていないサラリーマンこそ、改めて資産運用について考えるきっかけにしてほしい。
サラリーマンの収入と負担
一般的なサラリーマンは以下のような悩みを抱えているのではないだろうか
- 増えない収入
- 重い税負担・社会保障費
まず、多くのサラリーマンは歩合制でもない限り経営者や自営業者のように、働き次第で目先の収入が大きく増減することはないのではないだろうか。
サラリーマン全体の収入に関しても国際比較のデータを参照してみると長年、伸び悩んできたことがうかがえる。
特に象徴的な実質賃金の国際比較のデータだ。
上のグラフは、厚生労働省から引用したものだが、先進国の中でも日本の実質賃金は長きにわたり低迷し続けてきたことが分かるだろう。
平均給与 | |
---|---|
令和元年(2019) | 508万2,000円 |
令和2年(2020) | 501万9,000円 |
令和3年(2021) | 515万7,000円 |
令和4年(2022) | 523万3,000円 |
令和5年(2023) | 530万3,000円 |
近年の収入に関するデータも確認してみよう。こちらは、国税庁が公表している統計だ。
2023年までの正職員の平均給与で少し改善の兆候が見られるものの、今後の収入が増えていくかどうかは分からない。
次は重い税負担・社会保障費について確認してみよう。サラリーマンの給与明細を確認してみると税金や社会保障費が引かれているだろう。
重いと感じている方もきっと多いはずだ。所得に占める税金と社会保障費の割合は国民負担率で確認できる。財務省の統計データを参考に以下のように推移をグラフ化した。
あまり増えているとは言えない収入に対して、国民負担率は上昇傾向にあった。令和6年の国民負担率は45.1%という見通しだ。
平成中期の30%台だった頃に比べると、高くなったと言わざるを得ないだろう。これでは「手取りが増えない」と感じるサラリーマンが感じるのも無理のないことだ。
サラリーマンを取り巻く環境は「収入が伸び悩む反面、負担は重くなり続ける」という状況だったと言えるだろう。
資産運用をする必要性
資産といえるほどの貯蓄はなくても、目先の収入と支出のバランスが取れていて家計的に目先、不満はないと感じているサラリーマンも多いかもしれない。
しかし、今すぐ資産運用の必要性を感じなかったとしても、急にお金が必要になるときがやってくるものだ。
よく言われるのがライフイベントへの備えだ。特に人生の3大資金として挙げられるのが以下の3つだ。
- 老後資金
- 住宅資金
- 教育資金
サラリーマンといっても年代や独身か既婚か等、立場は様々だろう。住宅なら都会住みか地方住みか、教育資金なら公立か私立かでもかなり振れ幅がある。
しかし、多かれ少なかれ目先、家計のバランスが取れていたとしても急に大きな出費が必要になったときに、十分な資産形成ができていなければ急に家計が苦しくなってしまうことも考えられる。
特に収入が伸びづらく税負担や社会保障費が重いからこそ、自己実現と将来への備えとして資産運用の必要性は高いといえるのではないだろうか。
サラリーマンが資産運用をするメリット
資産運用のメリットは本質的には以下の2つだ。
- 資産を増やせる
- 資産を守れる
資産が増えれば、自己実現の機会ができたりライフイベントに備えたりできる。これらのメリットは、資産運用をする人なら誰にでも当てはまることだろう。
ただ、サラリーマンが資産運用をするメリットとして別に強調したいところがある。
- 安定収入で投資を続けやすい
- 時間がなくても取り組める
サラリーマンは安定収入があるからこそ長期的な投資に取り組みやすい。サラリーマンと異なり経営者や自営業者は収入が安定しづらい。
そのため、事業が不調になると投資に回せる資金に余裕がなくなったり、もしもの時のためにサラリーマン以上に余剰資金を手元に置いておかないと困るという状況も起こったりする。
しかし、サラリーマンは安定収入があるからこそ腰を据えた投資を続けやすい点に強みがある。
また、推奨する訳ではないが安定収入があるからこそ、少し強気の投資もしやすい。
もちろん、あまりに過剰なリスクをとることはすすめられないが、リターンが高い資産クラスを多めに保有しやすい立場でもある。
また、資産運用は日中、時間がないサラリーマンでも取り組みやすい点もメリットだ。
資産運用には様々な取り組み方がある。トレーダーのように取引画面の前で忙しく売買を繰り返す方法もあれば、1日に1回値動きを確認する程度ですむ方法もある。
時間がなくても資産運用は取り組み方次第で不利にならない。副業で稼ぎたいけど時間がないというサラリーマンにも取り組みやすいのが、資産運用の素晴らしいところだ。
サラリーマンにおすすめの資産運用とは?

日々の業務で忙しいサラリーマンは日中、専業トレーダーのように株式や為替市場の値動きを見ている訳にはいかないだろう。
仮に1日中、市場の値動きを追える立場だったとしても短期のトレーディングで利益をあげ続けるのは簡単ではない。
しかし、サラリーマンにも取り組みやすく資産を十分に形成できる運用法がある。
サラリーマンにおすすめの資産運用のポイントは以下の3つだ。
- 長期・分散・積立が基本
- 自分に合ったポートフォリオを作成
- NISAなどのお得な制度を利用
サラリーマンがすぐに取り組めて、しかも手堅く資産を育てることができるので参考にしてほしい。
長期・分散・積立が基本
サラリーマンの資産運用の基本は長期・積立・分散の3つだ。
それぞれのメリットは以下の通り。
メリット | |
---|---|
長期投資 | 複利効果がある(利益を再投資することで効率よく資産が増やせる) 投資期間が長くなると投資収益率が安定する タイミングの悪さも長期で持てば軽減しやすい |
積立投資 | まとまった資産がなくてもはじめやすい 高値づかみをしても、安値で買えることもあるので購入単価が平均化する |
分散投資 | 分散の仕方次第で価格変動リスクを軽減できる 投資先が大きく下げたり、破綻したりしても損失を限定的にできる |
特にサラリーマンの強みは継続的な安定収入にある。そのため、毎月、決まった額を資産運用に回しやすい。
しかも、会社を辞めたりリストラされたりしない限り積立投資を続けやすい。
一方、経営者や個人事業主の場合、安定収入がないため経営や事業が傾いてしまうと投資を続けづらくなることも考えられる。
安定的に長期・積立・分散投資ができるのはサラリーマンの強みだ。
また、サラリーマンは安定収入がある分、リスク許容度を高くしやすい点にも強みがある。
投資する資産の配分を決めることをアセット・アロケーションという。一口に長期・積立・分散投資と言ってもアセットアロケーション次第で多様な個性を出せる。
例えば、リターンが高めの資産クラスを多めにして積極的な運用をしたり、低リスクの資産クラスを多めにすることで保守的な運用をしたりできる。
サラリーマンで安定収入があるなら、資産運用のリスク許容度に余裕も持たせやすいだろう。
自分に合ったポートフォリオを作成
サラリーマンと言っても年齢、収入、ライフイベントに必要な資金など状況は様々だ。
サラリーマンの数だけ最適なアセットアロケーションが考えられるだろう。アセットアロケーションで組まれた資産の組み合わせをポートフォリオと呼ぶ。
長期・積立・分散投資で自分に合ったポートフォリオを作成することが、納得できる資産運用ができるかどうかを分ける。
例えば、あなたが20代〜30代のサラリーマンで毎月、収入に余裕があるならリターンが高めの資産配分を多めにしてみてもよい。
一方、退職間近で資産を守る必要があるなら、リスクを抑えたポートフォリオを作成するのも良いだろう。
NISAなどのお得な制度を利用
サラリーマンは、NISAのようなお得な制度を利用するのもおすすめだ。
成長投資枠 | つみたて投資枠 | |
---|---|---|
年間投資枠 | 240万円 | 120万円 |
非課税保有期間 | 無期限 | 無期限 |
非課税保有限度額 | 合計1,800万円ただし成長投資枠の上限は1,200万円まで | |
投資対象 | 上場株式、投資信託など※一部のリスクの高い銘柄などは除く | 長期・積立・分散投資に適した金融庁の基準を満たした投資信託 |
対象年齢 | 18歳以上 | 18歳以上 |
資産運用では通常、売却益にも配当金(分配金)にも税金が20.315%かかる。(配当金は総合課税にできるなど例外はあり)
しかし、NISAを利用すれば運用益に税金がかからないため、効率よく資産運用ができる。特にNISAは制度設計上、「長期・積立・分散」と相性が良い。
サラリーマンなら最初は、NISA口座を開設してNISAの年間枠を活用していくところから、はじめるのが良いだろう。
特につみたて投資枠に絞って運用すれば、年間120万円まで投資でき1,800万円までのポートフォリオを保有できる。
他にも将来の年金不足に備えてiDeCo(個人型確定拠出年金)のような、掛金の所得控除や運用益を非課税にできる投資家にとって有利な制度も優先的に使っていくと、効率よく資産運用ができるだろう。
iDeCoに関しても長期・積立・分散投資と相性が良い制度設計になっているので、サラリーマンにとって使いやすいはずだ。
サラリーマンにおすすめの運用先4選

サラリーマンの長期・積立・分散投資で悩みどころになるのが、どのような投資先を選んでポートフォリオを組んでいくかだろう。そこで、おすすめ運用先は以下の4つだ。
- 債券
- 株式
- 不動産
- 投資信託
これらの組み合わせだけでも可能性は無限に考えられる。基本的な運用先なので、ひとつずつ特徴を確認してみよう。
債券
債券は国や会社の借用書のようなものだ。資産運用の観点から見ると定期的に利息を受け取れたり、償還まで持っていれば約束された額を受け取ったりできる。
収支の見込みを立てやすく低リスクの運用をしやすいところにメリットがある。サラリーマンでも特に資産を守りたい、大きく減らせない、退職が近くてリスクを抑えたいという場合に投資を検討してみると良いだろう。
株式
株式は会社の所有権を有価証券化したものだ。資産運用の観点から見ると、債券に比べて業績や市況次第で高いリターンを得られる可能性が高い。
配当金や株主優待を受け取れる株もある。その代わりリスクも高めだ。サラリーマンが個別株投資をするなら中長期で保有できる銘柄が望ましいだろう。
銘柄を選ぶ際に成長性または割安かどうかを切り口に様々な観点から分析する必要があるため、少し手間はかかるが投資を楽しめる性格なら取り組みがいのある運用先だろう。
ただし、個別株投資であっても適度な分散投資をしておくことをおすすめする。
不動産
不動産には自ら保有して住んだり利用したりできる側面もある。住宅ローンを組んでマイホームに住んでいるサラリーマンも多いだろう。
投資先として考えると不動産は株式、債券以外の分散投資先としておすすめだ。
賃貸収入や価格上昇の期待もできる。ただし、現物の不動産投資には通常、まとまった資金の用意が必要だ。不動産は株や債券に比べて、特に個別具体性が強い。
活用の仕方や選び方次第で上手く運用できる可能性もある。ただし、不動産を選んだり活用したりするノウハウが必要だ。不動産投資の難しいところは失敗してしまうと取り返しづらい点だ。
特にローンを組んで不動産を買うのはレバレッジをかけた一点集中投資に近い状況になる。
もし、ローンを組んで不動産を買っていたら、ポートフォリオの大部分が不動産で占められることになりポートフォリオが偏ってしまうことになる。
そのため、全体の資産配分のバランスを考慮して資産運用先として選ぶかどうか検討しても良いだろう。
最初は不動産を小口で持てて、株式と同じ感覚で売買できるREITなどから始めてみるのがおすすめだ。
投資信託
投資信託は、不特定多数の投資家から資金を集めて、運用会社などのプロ、専門家などによって運用される金融商品のことだ。
株式や債券、不動産などがさまざまな組み合わせでセット販売されていて小口から投資できる商品と理解すれば、分かりやすいのではないだろうか。
株式が多めのものがあったり、国際色豊かなものがあったりとバリエーションが豊富だ。
よく投資メディアで話題になる「オルカン」もe MAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)の通称で、投資信託の一つだ。
中には、インデックスの倍の値動きの再現を目指すリスクの高い投資信託もある。
保有するのに信託報酬などのコストはかかるが、個人では到底、組むのが難しいポートフォリオを簡単に購入できるのがメリットだ。
サラリーマンの長期・分散・積立投資の際には、はじめから分散投資されていて、長期保有に適した投資信託を小口から購入していくのが基本となるだろう。
サラリーマンが資産運用するときのステップ

資産運用の必要性が分かったから早速、投資を始めようと思うサラリーマンもいるかもしれない。
しかし、いきなり株や投資信託を買うのは待ってほしい。運用を始める前にぜひ、やってほしいことがある。
以下の3つのステップを踏むことが、より良い資産運用につながるはずだ。
- ステップ1
- 資産を整理する
- ステップ2
- ライフプランを立てる
- ステップ3
- 資産運用先を選択する
資産を整理する
まずは自分の資産を整理してみよう。資産を最初に整理しておかないと目標にどれくらい足りないのか、守るべき資産はどの程度なのか把握できない。
例えば、預貯金、不動産、借入などを紙などに書き出してみると良い。既に過去に投資経験がある人は保有している株式や投資信託なども確認してみよう。
思ったより少ないと感じたり、預貯金の割合が高いと感じたり、ローンの返済が長引きそうだと感じたり、さまざまなことが明確になるはずだ。
ライフプランを立てる
資産運用の必要性はサラリーマンにとって高い。しかし、資産運用はあくまでも人生を豊かにしたり、自己実現をしたりするための手段の一つにすぎない。
まずは、資産運用を通して将来、どうありたいのかを明確にしてみてほしい。その上で目標を実現するためのライフプランを立ててみてほしい。
ライフプランを実現するには、お金が必要になるところだろう。例えば、退職後に老後資金が必要、子供が学齢に達したときに学費が必要などタイミングの目処も立つはずだ。
資産運用先を選択する
ライフプランを実現する際に必要な資金を用意するために、資産運用先を選択しよう。
目標までリターンが十分に必要なら株式の割合をリスク許容度の範囲内で多めにしたり、少なめにしたりと調整してみると良いだろう。
資産運用に求める目標次第で人気の運用先をそのまま選べば良いこともあれば、逆に適していないこともあるかもしれない。
大切なのは、自分に合った運用先を自分なりの根拠を持って選ぶことだ。
サラリーマンが資産運用に成功するための考え方

サラリーマンが資産運用に成功するための基本となる考え方を3つ紹介する。
- 余裕資金で投資をする
- 値動きに振り回されない
- 定期的な見直しをする
この3つの考え方を取り入れることで、無理なく堅実な資産運用につながるはずだ。
それぞれ確認してみよう。
余裕資金で投資をする
余裕資金で投資をしてほしい。資産運用はやり方次第でプラスのリターンを高い確率で期待できるが、預貯金と違い元本割れする可能性もある。
また、長期の資産運用をするとなると、すぐに使える資金も拘束されて自由に使えなくなってしまう。
そのため、生活費をはじめとした資産運用に回さない資金と、運用に回す資金を明確に分けておこう。
値動きに振り回されない
資産運用では、値動きを気にしすぎないようにしてほしい。資産が増えれば嬉しい、下がれば悔しい悔しくなったり恐怖を感じたりするのは人間として当然の反応だろう。
しかし、毎日、そんなことで一喜一憂していてはストレスを感じたり、資産運用自体が嫌になったりするかもしれない。
ただ、気持ちや心構えだけで値動きに振り回されないというのも難しいだろう。値動きに振り回されないためのコツとして、以下の2つがおすすめだ。
- 価格変動リスクを抑えたポートフォリオを組む
- 事前に売買ルールを決める
まず、分散投資で値動きの傾向が違う資産クラス、業種などを組み合わせることで日々の価格変動を緩やかにできる。
次に意識しておくと良いのが売買ルールを決めておくことだ。
特に個別株投資やトレードをする場合は、事前に売買ルールを決めておくことで投資判断の際にかかるストレスや迷いを軽減できる。
定期的な見直しをする
資産運用を続けていると以下のようなことが起こる。
- ポートフォリオのバランスが偏ってしまう
- 人生の目標やライフイベントの変化
- 市況の変化
そのため、ポートフォリオに関してはリバランスによって資産の配分の調整をしてほしい。
また、人生の目標やライフイベント自体に変化があれば当然、とるべきリスクや目指すリターンも変わってくる。
その場合は、ポートフォリオを根本から見直す選択肢も出てくるだろう。資産と自分を定期的に見直す機会を意識的に設けてみてほしい。
サラリーマンの資産運用はプロに相談しよう

資産運用に一人で取り組むのは不安だ、難しそうだ、手間と時間がかかりそうだと感じたサラリーマンもいるかもしれない。
そんなサラリーマンはプロに相談することを検討してみてほしい。
一人で資産運用に挑戦してみようというサラリーマンも一度、プロに相談しておくと考え方が変わったり、今後の運用の参考になったりするはずなのでおすすめだ。
資産運用のプロはどこにいる?
資産運用のプロに相談すると言っても、どこに相談すればよいか迷うのではないだろうか。
相談先としては考えられるのは銀行の窓口、証券会社、IFA、FPなどが考えられるだろう。簡単にそれぞれの特徴を説明すると以下の通り。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
銀行 | 総合的なサービスが充実 普段使っている銀行窓口なら相談しやすい | 資産運用の商品の選択肢は少ない 営業方針に縛られた提案をされることもある |
証券会社 | 豊富な資産運用のラインナップ 資産運用に対する高い専門性 | 店頭の証券会社は慣れていないと相談に行きづらい 営業方針に縛られた提案をされることもある |
IFA (独立系ファイナンシャルアドバイザー) | 中立な立場からの顧客本位の提案 提携先の金融機関の商品を幅広く取り扱える | IFA法人によって専門知識や運用方針がバラバラ |
FP | 家計に関するお金全般の相談をしやすい | 金融商品の取次や売買の仲介ができるとは限らない |
それぞれ得意分野や営業方針などに違いがある。ここに整理した内容は、あくまでも一般的な傾向ではあるが相談先を選ぶ際の一つの目安として考えてもらえれば幸いだ。
プロに相談するメリット
プロに相談するメリットは、個別具体的な提案を期待できることだ。サラリーマンと言っても年齢も収入も立場も違うだろう。
そのため、最適なポートフォリオはサラリーマンの数だけある。
プロに相談すれば、本当に自分に合ったポートフォリオや運用方針が明確になり、自信を持って資産運用に取り組める。
特に自分と似たような立場、悩みを持ったサラリーマンを担当してきたプロのアドバイザーならば、専門知識と経験に基づいた納得できる提案を期待できる。
サラリーマンの資産運用はプロに相談してみよう

サラリーマンの資産運用について解説した。サラリーマンは収入が伸びづらく、税や社会保障の負担が重く手取りが増えづらい状況が続いていた。
しかも、忙しくて時間がないという人も多いだろう。そんなサラリーマンにとって資産運用は人生の目標を達成できる可能性がある手段だ。
安定収入があるサラリーマンは、長期的に見通しを立てて資産運用に取り組みやすい。長期・積立・分散を基本とした投資を安定収入で続けていくのが、基本戦略となるだろう。
一番のおすすめはプロに相談することだ。具体的なポートフォリオや運用戦略をプロの知見、経験に基づいて提案してもらえる。