- 年会費無料のおすすめクレジットカードを教えてほしい
- 年会費無料のクレジットカードを選ぶときのポイントが知りたい
- 年会費無料と有料、どちらのクレジットカードがいいのか知りたい
クレジットカードを申し込む際、固定費がかからない年会費無料のカードを希望する方が多いだろう。
しかし、年会費無料といってもさまざまな種類があるため、どれが自分に最適なのかわからず悩む方もいるかもしれない。
もしカード選びを間違ってしまうと特典を活用しきれず、ポイント還元率で損をする可能性もある。
そこで本記事では、数ある年会費無料のクレジットカードの中から、厳選したカードのおすすめポイントやメリット・デメリットをわかりやすく解説する。
最後まで読むことで、年会費無料のクレジットカードの選び方がわかり、自分にピッタリな一枚を見つけられるようになるため、ぜひ参考にしてほしい。
年会費無料の人気おすすめクレジットカード9選

まずは、年会費無料のクレジットカードそれぞれのおすすめポイントやメリット・デメリットを解説する。
年会費無料のおすすめクレジットカードは、以下の9つだ。
- イオンカードセレクト
- 三井住友カード(NL)
- JCBカード W
- PayPayカード
- 三菱UFJカード
- 楽天カード
- ライフカード
- セゾンカードインターナショナル
- エポスカード
各カードの特徴を理解することで、自分のライフスタイルに合っているかを確認でき、カード選びがスムーズになる。
それぞれの内容について、以下で順番に見ていこう。
1.イオンカードセレクト

申込条件 | 18歳以上 (高校生は高校卒業月の1月1日以降であれば申し込み可能) |
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年会費 | 無料 |
ポイント還元率 | 0.50%〜1.00% |
国際ブランド | Visa Mastercard JCB |
対応電子マネー | Apple Pay イオンiD |
付帯保険 | ショッピングセーフティ保険 クレジットカード盗難保障 |
即日発行 | 可 |
発行スピード | 最短5分 |
公式サイトで詳細を見る |
おすすめポイント
- 1枚のカードで3つの機能(クレジットカード、キャッシュカード、電子マネー)の機能が使える
- イオングループでの利用でWAON POINTが2倍貯まる
- WAONのオートチャージでポイントが貯まる
- イオン銀行ATM手数料が無料になる
- イオン銀行の普通預金金利が優遇される
イオンカードセレクトは、イオングループの利用でお得にポイントが貯められるクレジットカードだ。
イオンカードセレクトの特徴として、カード1枚に以下の3つの機能が付いていることが挙げられる。
- クレジットカード
- イオン銀行キャッシュカード
- 電子マネー(WAON)
これら3つの機能がカード1枚に集約されているため、それぞれのカードを別々に持つ必要がなく、財布の中身がスッキリするだろう。
イオングループの店舗で利用することで、WAON POINTが基本の2倍貯まる点も魅力だ。
対象店舗以外の場合、基本ポイントとして200円ごとに1ポイントが付与されるが、対象店舗では基本の2倍となり、200円で2ポイントが貯まる。
また、WAONのオートチャージによりポイントが貯まる点も特徴だ。
WAON残高が設定した金額以下になるとイオン銀行の口座から自動でチャージされ、200円ごとに1ポイントが貯まる。
イオンカードセレクトには、以下のようにイオン銀行をお得に利用できる特典があることも押さえておこう。
- イオン銀行のATM手数料が365日24時間無料
- 取引実績に応じて、他行ATM利用手数料や他行宛振込手数料が月最大5回まで無料
さらに、イオン銀行の普通預金金利においては取引実績に応じて金利が変わり、最高ランクでは年0.18%になり、基本ランクの1.8倍の金利となる。
このように、イオンカードセレクトはイオングループの買い物や銀行取引でよりお得に使えるカードだ。
イオンカードセレクトのメリット・デメリットとしては、以下のとおりとなっている。
メリット | デメリット |
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年会費が永年無料お客様感謝デーなどで割引や特典が受けられる WAONのオートチャージとカード払いでポイントの二重取りができる 一定の利用条件を満たすとイオンゴールドカードへ切り替えが可能 | イオングループ以外での利用ではポイント還元率は控えめ 海外旅行傷害保険が付帯しない 他の電子マネーを使う方には不向き イオン銀行の口座を開設する必要がある |
イオンカードセレクトのメリットは、特定の日に割引やポイント倍率が上がる点だ。
毎月10日のありが10デーは基本ポイントの5倍、20日・30日の感謝デーは買い物代金が5%OFFになる。
また、WAONのオートチャージに加えカード払い時にもポイントが得られ、ポイントの二重取りができる点も魅力といえる。
一方、デメリットは対象店舗以外の還元率は低めな点や、カード作成時にイオン銀行の口座開設が必要となる点だ。
イオンカードセレクトの利用者からは、次のような口コミがある。

イオングループ対象店舗をよく利用するので、すごくポイントが貯まりやすいです。貯まったポイントはイオンで使えるので気に入っています。



審査も厳しくなく、年会費が永年無料なのが良いです。イオングループで還元率アップされるのも私にとって良いです。
イオンカードはクレジットカードの機能に加えてキャッシュカード、電子マネーも利用可能だ。
イオングループでお得にポイントが貯まるため、普段からイオンモールなどを利用する方におすすめのクレジットカードといえる。
- 出典:「イオンカードセレクトの評判に関する調査」
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2.三井住友カード(NL)


申込条件 | 満18歳以上(高校生は除く) |
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年会費 | 無料 |
ポイント還元率 | 0.50%~7.00% |
国際ブランド | Visa Mastercard |
対応電子マネー | iD Apple Pay Google Pay 楽天Edy nanaco WAON PiTaPa 交通系電子マネー |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険 (動産総合保険、弁護士保険、ゴルファー保険、個人賠償責任保険、入院保険、携行品損害保険のいずれかに変更可能) |
即日発行 | 可 |
発行スピード | 最短10秒 |
おすすめポイント
- 対象のコンビニ・飲食店でのタッチ決済で最大7%のポイントが還元される
- ポイントの使い道が多い
- 申し込みから最短10秒で発行できる
三井住友カード(NL)は、高還元率で効率よくポイントが貯められるクレジットカードだ。
スマホのタッチ決済で、200円につき最大7%のVポイントが還元される。
コンビニ・飲食店などの主な対象店舗は、以下のとおりだ。
- セブン-イレブン
- ローソン
- サイゼリヤ
- マクドナルド
- ドトールコーヒーなど
コンビニやファストフードを日常的に利用する方は、素早く会計ができるタッチ決済で効率的にポイントを貯められるだろう。
また、貯まったVポイントの使える場所が多いという魅力もある。
Vポイントは1ポイント=1円で換算され、コンビニや飲食店、ガソリンスタンドなどさまざまな店舗で利用可能だ。
その他にも、ギフトカードや景品への交換、SBI証券の投資などにも利用できる。
このように、Vポイントは利用できる幅が広いため使い道で困ることはないだろう。
ポイントが貯まりやすい三井住友カード(NL)は、24時間いつでも最短10秒で発行できるといった特徴もある。
インターネットからの申し込みで審査完了後にアプリでカード番号が発行され、すぐにネットショッピングやスマホ決済で利用可能だ。
三井住友カード(NL)のメリット・デメリットとしては、以下の内容が挙げられる。
メリット | デメリット |
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年会費が永年無料 ナンバーレスでセキュリティ性が高い 家族ポイント登録でポイント最大5%上乗せできる SBI証券の積立で0.5%のポイントが貯まる | 基本のポイント還元率が低め カード券面番号の確認に手間がかかる 国内旅行傷害保険が付帯しない |
三井住友カード(NL)のメリットは、ナンバーレスで券面にクレジット番号が記載されておらずセキュリティ性が高い点だ。
店舗での決済でカードを提示した際に、周りからカード番号を盗み見される心配がない。
また、専用アプリの「Vpass」を利用することで決済内容がアプリに通知されるため、不正利用があった場合でもすぐに発見可能だ。
他にも、対象のカードを持っている家族を登録するだけで一人当たり1%のポイントが上乗せされ、最大5%還元されるサービスもある。
SBI証券で年間10万円以上の積立で0.5%が付与される点もメリットだ。
家族間で同じカードを使っている方や資産運用をしている方には、お得なサービスといえる。
一方、デメリットは基本のポイント還元率が0.5%と低めで、タッチ決済を利用しない方や家族ポイントを利用しない方はポイントが貯まりにくい点だ。
三井住友カード(NL)の利用者からは、次のような口コミがある。



使用できる店舗が多くてポイントが貯まりやすくて還元率も高い。カードのデザインもシンプルでよい。



利用できる場所がたくさんあって、時と場所を選ばずにカード決済できるのがイチバンの魅力。また、セキュリティが非常にしっかりしており、常に安心して利用できるのも良い。
三井住友カード(NL)はポイントが貯まりやすくセキュリティ性も高いため、安心して利用できるクレジットカードだ。
申し込みから発行までがスピーディーなため、無料ですぐにクレジットカードを作りたい方におすすめといえる。
- 出典:「三井住友カード(NL)の評判に関する調査」
3.JCBカード W


申込条件 | 18歳以上39歳以下で、ご本人または配偶者に安定継続収入のある方。 または高校生を除く18歳以上39歳以下で学生の方。 |
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年会費 | 無料 |
ポイント還元率 | 1.00%~10.50% |
国際ブランド | JCB |
対応電子マネー | iD Apple Pay Google Pay 楽天Edy nanaco WAON 交通系電子マネー |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険 ショッピングガード保険 |
即日発行 | 可 |
発行スピード | 最短5分 |
おすすめポイント
- ポイント還元率が1.0%と高め(JCBプレモカードに交換した場合)
- 最短当日から利用できる
- セキュリティ性が高い
JCBカード Wは18歳~39歳の方を限定とした年会費無料で、ポイント還元率が高いのが特徴のクレジットカードだ。
年会費無料のJCBカード Sの場合は1,000円の利用でOki Dokiポイントが1ポイント還元されるのに対し、JCBカード Wは倍の2ポイントとなる。
還元率は0.2%と低めだが、プリペイドのJCBプレモカードに交換した場合は1ポイント=5円として換算できるため、実質1.0%のポイントを獲得可能だ。
また、申し込みから短時間でカードを発行できるのもポイントといえるだろう。
JCBカード Wはインターネットからのみ申し込み可能で、ナンバーレスカードの場合は最短5分でカードを発行できる。
そのため、ネットショッピングのセール時などのまとめ買いで、すぐにクレジットカードを用意したい場合に便利だ。
セキュリティ面では他人にカード番号を盗み見されないナンバーレスに加え、利用通知や不正検知システムなど、安心して利用できるサービスが整っている。
JCBカード Wのメリット・デメリットは、以下のとおりだ。
メリット | デメリット |
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年会費が永年無料 優待店なら最大10.5%のポイントが還元される ポイントの使い道が多い | 対象年齢が18歳~39歳に限定されている 国内旅行の傷害保険が付帯しない |
JCBカード Wのメリットとして、優待店での利用でポイントが最大10.5%還元される点が挙げられる。
倍率がアップする主な優待店は、以下のとおりだ。
- Amazon:2%
- セブン-イレブン:2%
- スターバックス(Starbucks eGift購入時):10.5%
- ビックカメラ:1.5%
他にも百貨店やスーパー、飲食店などさまざまなジャンルの店舗・サービスが対象となっている。
貯めたポイントの交換先が多く、使い道に困らない点もメリットだ。
例えば、Amazonでは1ポイントを3.5円分で利用でき、他にも楽天ポイントやnanacoポイントなど提携先のポイントサービスへの交換も可能となっている。
また、家電やグルメなどの景品への交換やユニバーサルスタジオジャパンといった人気施設の入場券と交換できるのも魅力だ。
一方、デメリットとしては、発行条件が18歳~39歳までと年齢制限がある点が挙げられる。
そのため、特典に魅力を感じたとしても対象年齢を超えている場合は申し込みできない。
ただ、39歳までにカードを発行さえしてしまえば40歳以降でも年会費無料で利用できるため、お得にポイントを貯めたい方は対象年齢を越える前に申し込むといいだろう。
JCBカード Wの利用者からの口コミは、以下のとおりだ。



年会費が無料なのが嬉しいカードです。またAmazonやセブンイレブン、スターバックスをよく利用する人にはおすすめで、ポイント還元率が高くなります。



年会費無料であるにも関わらず、okidokiポイントの還元率の高さが魅力です。okidokiポイントは商品交換やポイント交換で幅広く使用できるため重宝しています。また、無料でETCカードも付帯しており非常に敷居が低く使い勝手の良いカードです。
JCBカード Wは発行条件に年齢制限はあるが、お得にポイントを貯めたい方やさまざまな場面で賢くポイントを使いたい方におすすめのクレジットカードといえる。
- 出典:「JCBカードWの評判に関する調査」
4.PayPayカード


申込条件 | 日本国内在住の満18歳以上の方 ご本人様または配偶者に安定した継続収入がある方 本人認証が可能な携帯電話をお持ちの方 |
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年会費 | 無料 |
ポイント還元率 | 0.50%~1.50% |
国際ブランド | Visa JCB Mastercard |
対応電子マネー | Apple Pay Google Pay |
付帯保険 | なし(ゴールドのみ) |
即日発行 | 可 |
発行スピード | 最短5分 |
おすすめポイント
- 基本還元率が高い
- Yahoo!ショッピングやLOHACOの利用でポイントが最大5.0%還元される
- PayPay残高へチャージする必要がない
PayPayカードは、スマホで決済できるPayPayアプリと連携することでお得になるクレジットカードだ。
PayPayカードの特徴はポイントの基本還元率が高い点で、年会費が無料であるにもかかわらず還元率は1.0%となっており、200円ごとの支払いで2ポイントが付与される。
還元率1.0%というと年会費有料のカードに多くあるが、PayPayカードであれば固定費を気にすることなく利用可能だ。
また、Yahoo!ショッピングやLOHACOでの利用で最大5%のポイントが還元される点も特徴といえる。
Yahoo!ショッピングでのポイント内訳は、以下のとおりだ。
- 基本付与分:1%
- ストアポイント:1%
- 毎日もらえる:3%
これらのポイントは常にもらえるため、Yahoo!ショッピングやLOHACOを日常的に利用している方はよりお得に買い物ができるだろう。
他にも、PayPayアプリに残高をチャージする必要がないといった特徴もある。
PayPayアプリで支払う場合は事前に残高をチャージしておく必要があるが、PayPayカードを紐づけておけばチャージする手間がなくなるだろう。
残高が少なくなる度にチャージする手間を考えると、PayPayをよく使う方には便利といえる。
PayPayカードのメリット・デメリットは、以下のとおりだ。
メリット | デメリット |
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年会費が永年無料 貯めたポイントが使いやすい 公共料金での支払いでもポイント還元率が下がらない | 海外旅行傷害保険が付帯しない ETCカードは年会費550円が必要 |
貯めたポイントの使い道が多い点がメリットといえる。
PayPayポイントが使える実店舗は、次のとおりだ。
- コンビニ
- 総合スーパー
- 飲食店
- ドラッグストア
- 家電量販店
コンビニであればセブン-イレブンやファミリーマート、ドラッグストアであればスギ薬局やマツモトキヨシなどで利用できる。
また、Yahoo!ショッピングやAmazonなどのネット通販や、公共料金の支払いでも利用可能だ。
このように、日常的に利用できる店舗・サービスがそろっているため、ポイントの使い道に困ることはないだろう。
他にも、公共料金での支払いで高いポイント還元率を維持できる点がメリットだ。
他社のクレジットカードの中には、公共料金の支払い時はポイント還元率が下がるカードがあるなか、PayPayカードは1%のポイントが還元される。
そのため、固定費の支払いをPayPayカード一枚に集約させることでポイントが貯まりやすくなるだろう。
一方、デメリットは旅行傷害保険が付帯しない点だ。
年会費無料のクレジットカードでも、他社では海外旅行傷害保険が付帯するものもあるが、PayPayカードには付帯しない。
旅行保険も利用したい場合は、PayPayカードをメインとして普段使いで利用し、旅行保険が付帯する他社の年会費無料カードをサブとして申し込むといいだろう。
PayPayカードの利用者からは、次のような口コミがある。



1%のポイント還元で、お得感がある。



クレジットで自動的に支払いが可能なのでチャージする必要がなくとても便利。
PayPayカードはポイントの基本還元率が高く、Yahoo!ショッピングなどでポイントが貯まりやすい。
PayPay残高へチャージする手間もなくポイントの使い道も多いため、普段からPayPayアプリを利用している方は持っておくべきクレジットカードだ。
- 出典:オリコン 「PayPayカード クレジットカード 年会費無料の評判・口コミ」
5.三菱UFJカード


申込条件 | 18歳以上でご本人または配偶者に安定した収入のある方、または18歳以上で学生の方(高校生を除く) |
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年会費 | 無料 |
ポイント還元率 | 0.50%~5.50% |
国際ブランド | Visa Mastercard JCB American Express |
対応電子マネー | QUICPay |
付帯保険 | 海外旅行保険 最高3,000万円(2023年10月から利用付帯) |
即日発行 | 可 |
発行スピード | 最短翌営業日 |
おすすめポイント
- 対象のコンビニ・飲食店で最大15%のポイントが還元される
- 最短翌営業日にカードが発行される
- カードでのタッチ決済に対応している
三菱UFJカードは、メガバンクの三菱UFJ銀行が発行する年会費無料のクレジットカードだ。
カードでの支払いで1,000円ごとにグローバルポイントが1ポイント付与され、1ポイントは5円相当で利用できる。
三菱UFJカードの特徴は、以下のような店舗での利用で最大5.5%のポイントが還元される点だ。
- セブン-イレブン
- ローソン
- くら寿司
- スシロー
- 松屋
- ヤマナカなど
もれなく全員に還元されるため、これらの店舗を利用する方にはお得なサービスといえるだろう。
さらに、アプリへのログインやタッチ決済で会計するなど、さまざまな条件を達成することでポイント還元率が最大15%になり、よりお得にポイントを貯められる。
三菱UFJカードは現物カードの発行スピードが早いことも特徴だ。
Visa・Mastercardブランドを選択した場合は最短翌営業日にカードが発行され、1週間ほどで郵送される。
他社では即日発行できるデジタルカードもあるが、スマホ操作が苦手な方にとっては利用しにくいだろう。
その点、三菱UFJカードであれば現物カードの発行スピードが早いため、すぐにカードが欲しい方におすすめだ。
また、タッチ決済に対応している点もポイントといえる。
非接触で暗証番号を入力する必要がないタッチ決済は、スピーディーさを求める方や衛生面が気になる方におすすめだ。
三菱UFJカードのメリット・デメリットとしては、以下の内容が挙げられる。
メリット | デメリット |
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年会費が永年無料 グローバルPLUSでさらにポイントが貯まる 貯めたポイントはさまざまなサービスと交換できる 専用アプリで家計管理が楽 | 基本のポイント還元率は低め ETCカードの発行には1,100円が必要 |
三菱UFJカードのメリットは、グローバルPLUSと呼ばれるサービスでポイントが上乗せされる点だ。
グローバルPLUSとは一ヶ月の利用金額に応じてポイントが上乗せされるサービスで、優遇内容は以下となっている。
- 3万円以上10万円未満:基本ポイントの10%付与
- 10万円以上:基本ポイントの20%付与
たとえば10万円利用した場合は、基本ポイントの100ポイントに対して20%分が上乗せされ合計120ポイントが付与される仕様だ。
また、貯めたポイントの交換先が多い点もメリットといえる。
交換先は、以下のようなサービス・アイテムなどがある。
- Amazonなどのギフトカード
- Dysonなどの家電
- pontaや楽天ポイントなどの他のポイントサービスへの交換
- 株式などの運用
他にも、キャッシュバックや寄付などさまざまな交換先があるため、使い道に困ることはないだろう。
一方、デメリットは基本のポイント還元率が0.5%と低い点だ。
年会費無料でも1.0%還元される他社カードと比較すると、ポイントを貯めにくい。
また、ETCカードについても発行時に1,100円の手数料が必要な点はデメリットといえる。
ただ、ETCカードは年会費は無料なため一度発行してしまえば以降は費用はかからない。
三菱UFJカードの利用者からは、次のような口コミがある。



ポイントはとてもたまりやすいし、どこでも使えてとても良いです。すぐに作れて安心感もあり、会社も信頼できます。



スピード発行対象カードだったので申込後2時間で結果が出て、その後5日くらいで本体がとどきました。スピーディーだった。
三菱UFJカードはコンビニをよく利用する方でお得にポイントを貯めたい方や、貯めたポイントをさまざまな交換先から選びたい方におすすめのクレジットカードだ。
- 出典:「三菱UFJカードの評判に関する調査」
6.楽天カード


申込条件 | 18歳以上 |
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年会費 | 無料 |
ポイント還元率 | 1.00%~2.00% |
国際ブランド | Visa Mastercard JCB American Express |
対応電子マネー | 楽天Edy |
付帯保険 | カード盗難保険 海外旅行傷害保険 |
即日発行 | 不可 |
発行スピード | 約1週間~10日前後 |
おすすめポイント
- 基本ポイント還元率が高い
- 楽天グループでの利用でポイントが最大17.5倍になる
- キャンペーンが充実している
楽天カードは、年会費が無料でありながら基本のポイント還元率が高い人気のクレジットカードだ。
基本のポイント還元率は1.0%で、100円ごとに1ポイントが貯まる。
他社の年会費無料のクレジットカードの多くが還元率0.5%であることを考えると、1%の還元率は高いといえるだろう。
また、楽天市場利用時にポイントが最大17.5倍になるSPU(スーパーポイントアッププログラム)サービスを活用するとさらにポイントが貯まりやすい。
SPUは以下のような楽天グループのサービスを利用することで、ポイント倍率が加算される。
- 楽天モバイル:4倍
- 楽天ひかり:2倍
- 楽天銀行:0.5倍
- 楽天証券:0.5倍
- 楽天トラベル:1倍
- 楽天ブックス:0.5倍、など
「月3,000円以上の利用」など、サービスごとに設定されている条件をクリアすることで楽天市場利用時のポイント倍率が増える仕組みだ。
他にも、以下のようなお得なキャンペーンでもポイントを貯めることができる。
- 新規入会キャンペーン(常時開催):5,000ポイント
- 2枚目作成キャンペーン(毎月開催):1,000ポイント
- 家族カード作成キャンペーン(毎月開催):1,000ポイント
- 楽天スーパーセール(3ヶ月に1度):最大10倍(購入した店舗数分が倍率になる)
キャンペーンの詳細は楽天カード公式サイトで確認できるため、楽天グループのサービスを利用する前に確認しておくといいだろう。
楽天カードのメリット・デメリットとしては、以下の内容が挙げられる。
メリット | デメリット |
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年会費が永年無料 ポイントの使い道が多い セキュリティが高い タッチ決済でスピーディーな支払いができる 楽天Edyに対応している | 楽天グループを利用しない方には向かない ETCカードは年会費550円が必要 |
楽天カードのメリットは、ポイントの使い道が多い点だ。
楽天市場をはじめ、以下のようなサービスでポイントが利用できる。
- 楽天モバイル
- 楽天トラベル
- 楽天銀行
- 楽天証券など
他にも、ファミリーマートやガストなどのコンビニや飲食店、ENEOSなどのガソリンスタンドといった街中の店舗での買い物やサービスでも利用可能だ。
楽天カードは、クレジットカード選びに重要なセキュリティ面も充実している。
たとえば、24時間365日モニタリングする不正検知システムや偽造やスキミングを防止するICチップ搭載などにより、安全にクレジットカードが利用可能だ。
また、本人認証サービスや第2パスワードなど利用者自身の登録により、さらにセキュリティを強固にすることもできる。
一方、デメリットは楽天グループを使わない方にとってはポイントを貯めにくい点だ。
楽天カードは楽天グループの利用でポイント倍率がアップしやすいため、普段から楽天市場などを使わない方には不向きといえる。
ほかにも、ETCカードの年会費が550円かかる点もデメリットだが、楽天会員ランクがプラチナもしくはダイヤモンドランクの場合は無料だ。
楽天カードの利用者からは、次のような口コミがある。



ポイント還元率が良い。楽天市場があるのでポイントもためやすい。



ポイントが貯まりやすく、貯まったポイントはグループ会社サービスで使えていい。
楽天カードはポイントの基本還元率が高く、楽天グループの利用でポイントが貯まりやすい。
普段から楽天経済圏で買い物やサービスを利用する方は、ぜひ持っておきたいクレジットカードだ。
- 出典:オリコン 「楽天カード クレジットカード 年会費無料の評判・口コミ」
7.ライフカード


申込条件 | 日本国内にお住まいの18歳以上で、電話連絡が可能な方。 |
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年会費 | 無料 |
ポイント還元率 | 0.30%~0.60% |
国際ブランド | Visa JCB Mastercard |
対応電子マネー | Apple Pay Google Pay |
付帯保険 | なし |
即日発行 | 不可 |
発行スピード | 最短2営業日 |
おすすめポイント
- 入会1年目と誕生月はポイント倍率がアップする
- 年間利用額に応じてポイント倍率がアップする
- 貯めたポイントはさまざまなサービスと交換できる
ライフカードはライフ株式会社が発行するクレジットカードで、使い方次第でポイントを貯めやすいのが特徴だ。
ポイントがアップするサービスは、以下のようなものがある。
- 入会後1年間はポイント倍率1.5倍
- 誕生月はポイント倍率3倍
- 年間利用額に応じてポイント倍率1.5~2倍
入会後1年間や誕生月の特典は期間限定ではあるが、大きな買い物やまとめ買いをするタイミングで活用することで効率よくポイントを貯められるだろう。
また、「ステージ制プログラム」という年間利用金額に応じてポイント倍率が変わるサービスもある。
ステージごとの利用金額は以下のようになっており、ポイント倍率は翌年度から適用される。
- スペシャルステージ(年間50万円以上利用):ポイント1.5倍
- ロイヤルステージ(年間100万円以上利用):ポイント1.8倍
- プレミアムステージ(年間200万円以上利用):ポイント2倍
このように、使えば使うほどお得にポイントが貯まる仕組みだ。
そのため、普段の買い物や固定費の支払いなどをライフカードでまとめることで会員ランクが上がりポイントが貯めやすくなるだろう。
ライフカードには、貯めたポイントを以下のような特典・サービスと交換できるといった特徴もある。
- ギフトカード
- 他のポイントサービスへの交換
- キャッシュバック
- プリペイドカードへの交換など
ギフトカードであればAmazonギフトカード、他のポイントサービスへの交換であればPontaやdポイントなどにも交換可能だ。
交換先として現金を希望する場合は、カードに登録してある口座に振り込まれるキャッシュバックを選択するといいだろう。
ただし、ポイントの交換レートは特典・サービスによって異なるため、お得さを吟味して利用してほしい。
ライフカードのメリット・デメリットとしては、以下のとおりとなっている。
メリット | デメリット |
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年会費が永年無料 専用サイトの利用でポイント倍率が最大25倍になる ライフカードを1度でも利用すればETCカードは年会費が無料になる 家族カードで貯まったポイントを一つにまとめられる タッチ決済が可能 | ポイント倍率を受けられる期間が限定されている 旅行傷害保険が付帯しない |
ライフカードのメリットは、「L-Mall」の利用でポイント還元率が最大25倍になる点だ。
L-Mallとはライフカード会員専用のショッピングサイトのことで、500以上の店舗が登録されている。
店舗毎にポイント倍率は異なり、なかには25倍の高倍率店舗もある。
L-Mallではさまざまな店舗が利用でき、以下のようなジャンルから選択可能だ。
- 総合通販
- グルメ
- 家電
- 旅行
- 美容
大手通販の楽天市場やYahoo!ショッピングもあるため、日常の買い物で効率よくポイントを貯められるだろう。
他にはETCカードがお得に使える点もメリットだ。
通常、ETCカードには1,100円の年会費が必要だが、ライフカードを年1回以上利用することで年会費が無料となる。
一方、デメリットは入会後1年間や誕生月の特典は期間が限定されている点だ。
しかし、ステージ制プログラムやL-Mallを活用することでポイント倍率を高められるだろう。
ライフカード利用者からの主な口コミは、以下のとおりだ。



誕生日月にポイントアップする。年会費無料。



ポイントをdポイントに移行できる。
ライフカードは年会費が無料で、タイミングを狙って利用することで効率的にポイントを貯められる。
貯めたポイントはさまざまな特典・サービスに交換できるため、幅広い使い道から選びたい方におすすめのクレジットカードだ。
- 出典:オリコン 「ライフカード クレジットカード 年会費無料の評判・口コミ」
8.セゾンカードインターナショナル


申込条件 | 18歳以上のご連絡可能な方 |
---|---|
年会費 | 無料 |
ポイント還元率 | 0.50%~1.00% |
国際ブランド | Visa JCB Mastercard |
対応電子マネー | Apple Pay Google Pay QUIC Pay |
付帯保険 | なし |
即日発行 | 可 |
発行スピード | 最短5分 |
おすすめポイント
- ポイントの有効期限がない
- 専用サイト経由での買い物でポイント倍率が最大30倍になる
- 現物カードを最短即日受け取れる
セゾンカードインターナショナルは、株式会社クレディセゾンが発行する年会費無料のクレジットカードで、ポイントの有効期限がない永久不滅ポイントが貯まる点が特徴だ。
ポイントの有効期限がないため、交換時期を気にせず自分のペースでポイントを貯められる。
また、会員専用サイトの「セゾンポイントモール」経由で買い物することで、ポイント倍率がアップする点も特徴だ。
店舗ごとにポイント倍率は異なり、ポイント倍率が最大30倍になる店舗もある。
ショップジャンルは、以下のようなものから選択可能だ。
- 総合通販
- グルメ
- 旅行
- ファッション
- 家電
総合通販ではAmazonや楽天市場、旅行ではじゃらんnetなどの有名ショップも利用できる。
普段からネットショッピングを利用する方は、セゾンポイントモールを経由するだけでポイントを稼ぎやすくなるだろう。
セゾンカードインターナショナルは、現物カードをすぐに受け取りたい方にもおすすめだ。
ネットからの申し込みで最短即日審査が完了し、当日のうちにカードを受け取れる。
ただ、カードの受け取りはセゾン専用カウンターに出向く必要があるため、事前に店舗の場所を公式サイトで調べておくといいだろう。
セゾンカードインターナショナルのメリット・デメリットとしては、以下の内容が挙げられる。
メリット | デメリット |
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年会費が永年無料ポイントの交換先が多い セブン-イレブンでの買い物でnanacoポイントも貯まる 専業主婦や学生でも申し込みできる ETCカード・家族カードも年会費無料 | 他のカードと比べて特徴的な特典がない 旅行傷害保険が付帯しない |
セゾンカードインターナショナルのメリットは、ポイントの交換先が多い点だ。
ポイントは以下のようなアイテム・サービスと交換できる。
- ギフトカード
- 他のポイントサービス
- 人気アイテムやグルメ
- ポイント運用
ギフトカードであればAmazonギフトカード、他のポイントサービスはnanacoポイントやdポイントなどと交換可能だ。
また、掃除機や炊飯器などの家電やお米・海鮮などのグルメにも交換できる。
他にも、セブン-イレブンでの利用でお得にポイントが貯まるのもメリットといえるだろう。
会員サイトでnanacoが貯まるサービスに登録すると、永久不滅ポイントとnanacoポイントを同時に獲得可能だ。
通常、nanacoポイントは200円で1ポイント貯まるが、当サービスの利用で100円で1ポイント付与されるためお得にポイントを貯められる。
一方、デメリットは特徴的な特典が少ない点だ。
他社のクレジットカードのように、会員ランクに応じてポイント倍率がアップするなどといった特典がない。
特徴が少ないということは言い換えれば平均的に使えるカードといえるが、さまざまな場面でクレジットカードを使いたい人には不向きといえるだろう。
セゾンカードインターナショナルの利用者からは、次のような口コミがある。



広くどこでも使える。永久不滅ポイントが良い。



利用可能店舗が多く使用できなかったことがない。
セゾンカードインターナショナルはポイントの有効期限を気にせずに済み、ポイントの使い道が多い。
nanacoポイントを効率良く貯められるため、セブン-イレブンを頻繁に利用する方に最適なクレジットカードだ。
- 出典:オリコン 「セゾンカードインターナショナル クレジットカード 年会費無料の評判・口コミ」
9.エポスカード


申込条件 | 日本国内在住の満18歳以上の方(高校生を除く) |
---|---|
年会費 | 無料 |
ポイント還元率 | 0.50%~1.00% |
国際ブランド | Visa |
対応電子マネー | Visaのタッチ決済 |
付帯保険 | 国内旅行傷害保険(利用付帯) 海外旅行傷害保険(利用付帯) |
即日発行 | 可 |
発行スピード | 最短当日受け取り可 |
おすすめポイント
- マルイのセールで年4回、10%オフの買い物ができる
- 10,000点以上の優待店で特典や割引を受けられる
- 専用サイトの利用でポイントが最大30倍になる
エポスカードは、丸井グループの子会社である株式会社エポスカードが発行する年会費無料のクレジットカードだ。
ショッピングモールのマルイ・モディでエポスカードを利用することで割引されるといった特徴がある。
年4回実施される「マルコとマルオ」セール期間中、マルイ・モディの全店舗での買い物が10%オフになるのが魅力だ。
また、マルイのネット通販でも10%オフになるため、忙しい方でも外出せずにお得な買い物ができるだろう。
エポスカードは、特典や割引が受けられる優待店が多い点も特徴といえる。
全国にある優待店は10,000店舗以上あり、以下のようなジャンルから選択可能だ。
- グルメ
- テーマパーク
- 美容
- 旅行
- 映画など
受けられるサービスは店舗ごとに異なり、料金割引やドリンク1杯無料・エポスポイント5倍などの特典・割引が受けられる。
これらのサービスは注文時や会計時にカードを提示・利用するだけで手軽に利用可能だ。
他の特徴として、会員専用サイトを経由して買い物をするだけで、ポイント倍率がアップする点も挙げられる。
通常、エポスカードのポイント還元率は0.5%だが、「エポスポイントUPサイト」を利用することで、ポイント倍率が最大30倍になるのだ。
楽天市場やYahoo!ショッピング、無印良品などの人気ショップが450以上あるため、普段のネットショッピングでもお得にポイントを貯められるだろう。
エポスカードのメリット・デメリットとしては、以下のとおりとなっている。
メリット | デメリット |
---|---|
年会費が永年無料 即日発行で当日受け取れる 利用状況によって無料でゴールドカードへ切り替えられる ETCカードが年会費無料 タッチ決済に対応している | 家族カードが発行できない 国際ブランドがVisaのみ |
エポスカードのメリットは、現物カードを即日発行して受け取れる点だ。
クレジットカードの即日発行があれば、セールでのまとめ買いや家電が壊れて急な出費が発生してもスムーズに対応できるだろう。
エポスカードはネットからの申し込みで「店頭受取」をすれば、エポスカードセンターにて最短即日でカードを受け取れる。
また、マルイ各店にあるカードセンターで直接申し込み、その場でカードを受け取ることも可能だ。
エポスカードには、利用金額によってゴールドカードへのインビテーション(無料招待状)が届くといったメリットもある。
ゴールドカードに切り替えた場合は年会費5,000円が無料となり、以下のような特典などを獲得できることも押さえておこう。
- 3ショップまでポイント倍率3倍
- 年間ボーナス10,000ポイン
- 空港ラウンジの利用が無料など
インビテーションが届く基準は発表されていないため具体的な条件は不明だが、将来的にワンランク上のカードを持てる可能性がある点はエポスカードの魅力といえる。
一方、デメリットは家族カードを発行できない点だ。
ただし、ゴールドもしくはプラチナカードを持っている方であれば家族を招待し、「エポスファミリーゴールド」を発行できる。
エポスファミリーゴールドは年会費無料でゴールドカードならではの特典が受けられるため、他社の一般的な家族カードより優遇されているのが特徴だ。
エポスカードの利用者からは、次のような口コミがある。



マルイが近くにあるので、エポスカードはとてもよく利用している。



タッチ決済はスピーディーで便利。ポイントが早くたまる。
エポスカードは特典やサービスを受けられる優待店の数が多く、ネットショッピングでもポイントを獲得しやすい。
特にマルイ・モディを利用する機会が多い方は、年4回あるセールでよりお得に買い物するためにもぜひ持っておきたいクレジットカードだ。
- 出典:オリコン 「エポスカード クレジットカード 年会費無料の評判・口コミ」
年会費無料のクレジットカードを選ぶときのポイント


年会費無料といってもカード会社やカードの種類によって、無料になる条件や受けられる特典が異なる。
ここでは、年会費無料のクレジットカードを選ぶ際のポイントを、以下の3つの観点で解説する。
- 年会費無料の条件
- ポイント還元率
- 付帯サービス・保険
これらの内容を理解することでクレジットカードを選ぶ基準がわかり、自分に最適なカードを選ぶことが可能だ。
それぞれのポイントについて、以下で順番に見ていこう。
ポイント1:年会費無料の条件
出費を少しでも抑えたい方にとって、年会費無料は大きな魅力だろう。
しかし、カード会社やカードの種類によって年会費にはさまざまなパターンがある。
ここでは年会費のパターンを、以下の3つに分けて解説する。
- 永年無料
- 初年度無料
- 条件達成で無料
とにかく費用を抑えたい方には「永年無料」がおすすめだが、他の2パターンについてもカード選びの判断材料にしてほしい。
永年無料
永年無料タイプは、文字通り年会費が一切かからないクレジットカードだ。
維持費が必要ないため、はじめてクレジットカードを申し込む方や2枚目を検討している方におすすめといえる。
カードを発行するだけでポイントや商品券をもらえるキャンペーンもあるため、特典目的で申し込んでみてもいいだろう。
初年度無料
カードを発行した1年目は年会費が無料となり、2年目から年会費の支払いが必要となるのが「初年度無料」タイプだ。
ポイント還元率の高さや旅行障害保険やショッピング保険など、年会費無料にはない特典が受けられるのがメリットといえる。
初期費用をかけずにおためしでカードを使ってみて、特典の良さを体験したい方におすすめだ。
ただし、2年目以降は年会費が発生するため、1年間使ってみて特典内容を吟味し継続利用するか判断してほしい。
条件達成で無料
一定の条件を達成することで年会費が無料になるカードもある。
年1回以上の利用や年間に一定額の利用などが条件となっているケースが多く、中には年間50万円以上や100万円以上が条件のカードもあるのが特徴だ。
利用の対象取引は、店頭での買い物やネットショッピング以外にも公共料金の支払いも対象となっている。
ただし、カード会社によって利用対象となる取引は異なるため、事前に各カード会社の公式サイトで確認しておくといいだろう。
ポイント2:ポイント還元率
クレジットカードを選ぶ際、年会費の他にポイント還元率も重要だ。
還元率が高ければ、普段の買い物や光熱費などの支払いをカードに集約することで効率よくポイントが貯まる。
例えば、還元率1.0%であれば100円の買い物で1ポイントが付与される計算だ。
一般的に年会費無料のカードの還元率は0.5%程度が多く、1.0%以上だと高還元率とされている。
ポイントは1ポイント=1円で換算される場合が多く、普段の買い物での決済だけでなく、他のポイントサービスへ変換も可能だ。
また、還元率が0.5%などのように低いカードでも特定のサービス利用時はポイントが2倍になるなど、利用状況によってポイントがアップするケースもある。
そのため、カードを比較する場合は基本の還元率だけでなく、日常的に利用しているサービスでよりお得になるかどうか確認してみるといいだろう。
ポイント3:付帯サービス・保険
クレジットカードには、さまざまなサービスや保険が付帯されている。
受けられる特典はカードの種類やランクによって異なるため、自分のライフスタイルや目的に沿って選ぶことが重要だ。
代表的なサービスや保険には、以下のようなものがある。
- 海外旅行傷害保険
- 国内旅行傷害保険
- ショッピング保険
- 空港ラウンジが無料
旅行好きであれば、旅先でのケガや病気の治療費を一定額まで補償してくれる旅行障害保険が充実したカードを選ぶといいだろう。
また、カード払いで購入した品の盗難や破損を考慮して、ショッピング保険があるかどうかもチェックしてほしい。
ゴールドカードのようにカードランクが高くなると、空港でゆったりとした空間で待ち時間を過ごせるラウンジを無料で使えるケースもある。
このようなサービスを利用することで旅行やショッピングを安心して楽しむことができるため、自分にはどのカードが最適なのか慎重に比較・検討してほしい。
年会費無料のクレジットカードにデメリットはあるのか


頻繁に買い物や旅行をする方にとっては、年会費無料カードはサービス内容が限定されているため、デメリットとなる場合がある。
ここでは年会費無料のクレジットカードのデメリットについて、以下の3つの観点で解説する。
- ポイント還元率が年会費有料カードより低い
- 付帯保険の補償内容が控えめ
- 特典・サービスが少ない
これらの内容を把握しておくことで、年会費の有無によるサービスの違いが理解でき、カード選びがスムーズに実施可能だ。
それぞれの内容について、以下で順番に見ていこう。
ポイント還元率が年会費有料カードより低い
年会費有料のクレジットカードに比べ、年会費無料のカードはポイント還元率が低めな点がデメリットといえる。
これは、カード会社の収入の一部が年会費によるもので、年会費無料のカード利用者には高還元率を提供しにくい仕組みになっているからだ。
そのため、カードを頻繁に利用する人にとっては、高還元率の年会費有料カードの方が魅力的に見える場合もある。
しかし、少しでも固定費を抑えたい場合は、還元率がやや低くても手軽に始められる年会費無料のカードが有効だ。
また、年会費無料であっても入会キャンペーンなどを利用すれば、ポイントプレゼントやキャッシュバックなどの特典が受けられるため、還元率の低さをカバーできる。
さらに、特定のサービスを利用することで倍率が高くなり、効率よくポイントを貯められるケースもあることを押さえておこう。
自分がよく利用するサービスでポイントが貯めやすいカードがないか調べ、まずはお試しで年会費無料カードを申し込むといいだろう。
付帯保険の補償内容が控えめ
付帯している保険の補償内容が控えめな点も、年会費無料カードのデメリットだ。
年会費無料でも旅行傷害保険が付帯しているカードもあるが、海外旅行のみの補償で国内旅行は対象外となっているケースが多い。
また、補償限度額も年会費有料カードと比較して低く設定されている。
ただし、出張や旅行に頻繁に行かない方は、付帯保険を重要視する必要はないだろう。
たとえば、年1回海外旅行に行く程度の頻度であれば、基本的な補償が付く年会費無料の保険でも十分だといえる。
特典・サービスが少ない
年会費有料カードと比較して、年会費無料カードは受けられる特典・サービスが限定されている。
年会費有料の場合は、以下のような特典・サービスを受けられるのが特徴だ。
- 国内空港ラウンジの利用が無料
- ホテルのレジャー施設などの割引
- コンシェルジュサービスの利用
しかし、年会費無料ではこれらの特典・サービスを受けられないケースが多い。
ただし、特典・サービスが豪華なのは魅力だが、利用する機会が少なければ年会費有料カードを持て余すことになってしまう。
そのため、まずは年会費無料カードを一定期間利用してみて、特典・サービスが物足りない場合は年会費有料カードを申し込んでみるといいだろう。
クレジットカードは年会費無料?有料?どちらが良いのか


年会費無料は固定費がかからない点がメリットだが、特典が少ないといったデメリットもあるため、最終的に無料と有料どちらが良いのか疑問に感じる方もいるだろう。
結論からいうと、どちらが良いかはクレジットカードの利用頻度によって異なる。
ここでは、年会費無料が向いている人や年会費は有料だがおすすめのカードについて、以下の3つの観点で紹介する。
- 年会費無料のクレジットカードが向いている人
- 年会費がかかるお得なカード3選
- 自分に合ったカードを選ぶのが重要
これらの内容を理解することで、年会費無料と有料のどちらを選択すべきか判断できるようになり、クレジットカード選びに迷うことがなくなる。
それぞれの内容について、以下で順番に見ていこう。
年会費無料のクレジットカードが向いている人
これまでの内容を踏まえると、以下のいずれかに該当する方に年会費無料のクレジットカードをおすすめする。
- 固定費を抑えたい方
- クレジットカード初心者の方
- ポイント還元を重視する方
- 2枚目以降のカードを持ちたい方
年会費無料カードは無料で利用できるため、固定費を抑えたい方におすすめだ。
特に、学生や専業主婦など安定した収入がない方は安心して利用できるだろう。
これまでクレジットカードを持ったことがない方にとっても、費用をかけずにクレジットカードの便利さを体験できるといったメリットもある。
また、基本還元率が低かったとしても特定のサービスを利用することで、効率よくポイントを貯められるため、ポイントを重視する方にもおすすめだ。
さらに、利用するサービスに応じてポイントを使い分けている場合も、2枚目以降のクレジットカードを持ちたい場合に便利といえる。
年会費はかかるが、お得なカード3選
クレジットカードを頻繁に利用する方は、ポイント還元率の高さや特典内容が充実している年会費有料のクレジットカードをおすすめする。
年会費有料のおすすめクレジットカードは、以下の3枚だ。
- 三井住友カード ゴールド(NL)
- ビューカード ゴールド
- JCBゴールド
各カードの内容について、以下で順番に見ていこう。
1.三井住友カード ゴールド(NL)


申込条件 | 満18歳以上で、ご本人に安定継続収入のある方(高校生は除く) |
---|---|
年会費 | 通常 5,500円 年間100万円のご利用で翌年以降の年会費永年無料 |
ポイント還元率 | 0.50%~7.00% |
国際ブランド | Visa Mastercard |
対応電子マネー | iD Apple Pay Google Pay 楽天Edy nanaco WAON PiTaPa 交通系電子マネー |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険 (動産総合保険、弁護士保険、ゴルファー保険、個人賠償責任保険、入院保険、携行品損害保険のいずれかに変更可能) 国内旅行傷害保険 |
即日発行 | 可 |
発行スピード | 最短10秒 |
三井住友カード ゴールド(NL)は、高いポイント還元率が魅力の年会費有料のクレジットカードだ。
年会費は5,500円必要だが、ポイント還元率が最大7%還元される点がメリットといえる。
基本還元率は0.5%(200円ごとに1Vポイント)となっているが、対象のコンビニ・飲食店でスマートフォンのタッチ決済を利用することで、最大7%が還元される。
7%の還元率であれば、年間約78,600円以上(ひと月あたり6,550円)の決済によって、年会費5,500円の元を取れる計算になる。
ひと月6,500円ほどの金額は、出勤時にコンビニでお弁当や飲み物を買う場合であれば無理の無い額といえるだろう。
他にも、年間100万円以上の利用で翌年以降は年会費が永年無料、10,000ポイントが付与されるといった特徴もある。
ただし、10,000ポイント付与は永続ではなく、100万円以上の利用を達成した年が対象となっている点に留意しよう。
出勤時や休日にコンビニや飲食店をよく利用する方は、高還元率でポイントが貯まりやすい三井住友カード ゴールド(NL)の申し込みを検討してほしい。
2.ビューカード ゴールド


申込条件 | 20歳以上 本人に安定した継続的な収入のある方 |
---|---|
年会費 | 11,000円(税込) |
ポイント還元率 | 0.50%~10.0% |
国際ブランド | Visa JCB |
対応電子マネー | Apple Pay Suica |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険 国内旅行傷害保険 ショッピング保険 |
即日発行 | 不可 |
発行スピード | 最短7日 |
ビューカード ゴールドは、JR東日本グループが運営する鉄道関連の利用でポイントが貯まりやすいお得なカードだ。
普段の買い物時のポイント還元率は0.5%と低めだが、鉄道関連のサービス利用時は還元率が高めに設定されている。
たとえば、新幹線eチケット(チケットレス乗車)で利用した場合のポイント還元率は10%だ。
また、モバイルSuicaにビューカードを登録することで、定期券購入時は6%・グリーン券購入時は10%のポイントが還元される。
新幹線を頻繁に利用する方であれば、ポイントで年会費の元を取ることも難しくはない。
たとえば、北陸新幹線で東京~金沢間を年4往復(片道14,530円)とすると計116,240円となり、10%のポイント還元で年会費以上のポイントが得られる。(2025年1月時点の情報)
ビューカード ゴールドは、JR東日本の各路線やSuicaをよく利用しお得にポイントを貯めたい方におすすめのクレジットカードだ。
3.JCBゴールド


申込条件 | 20歳以上で、ご本人に安定継続収入のある方(学生除く) |
---|---|
年会費 | 11000円(初年度無料) |
ポイント還元率 | 0.50%~10.00% |
国際ブランド | JCB |
対応電子マネー | iD Apple Pay Google Pay 楽天Edy nanaco WAON 交通系電子マネー |
付帯保険 | 旅行傷害保険 ショッピングガード保険 JCBスマートフォン保険 国内・海外航空機遅延保険 JCB トッピング保険 |
即日発行 | 可 |
発行スピード | 最短5分 |
JCBゴールドは、さまざまな特典が付いたJCB一般カードのワンランク上のクレジットカードだ。
JCBゴールドを利用した場合、1,000円の支払いごとに1ポイントが付与される。
得られたポイントは交換先によって倍率が変わり、JCBのプリペイドカード「JCBプレモカード」に交換した場合は、1ポイントを5円分に換算可能だ。
また、カード会員が利用できる優待サイト「Oki Dokiランド」経由で買い物することで2~20倍のポイントが貯まる。
そのため基本還元率は低めだが、これらのサービスを活用することでお得にポイントを貯めることができる。
年会費11,000円をポイントで回収するためには、ポイントを効率的に貯めるのが重要だ。
たとえば、Oki Dokiランド経由で楽天市場を利用(ポイント2倍)し、JCBプレモカードにポイントを交換した場合を想定すると、年間110万円の利用で年会費を回収できる計算になる。
Oki Dokiランドで利用できるサービスは家電量販店や旅行予約サイトなどがあり、なかには10倍以上のポイントを獲得可能だ。
ポイント獲得だけで年会費を回収するのは難しいかもしれないが、ホテル・グルメ優待サービス・旅行保険を活用しつつお得にポイントを得たい方はJCBゴールドの利用を検討してほしい。
自分に合ったカードを選ぶのが重要
年会費無料カードのメリットは、固定費がかからず気軽に申し込める点や使い方次第でポイントを効率よく貯められる点だ。
これまで解説した内容を踏まえると、ライフスタイル別でおすすめするクレジットカードは次のとおりだ。
- イオングループをよく利用する人:イオンカードセレクト
- セブン-イレブンやローソンをよく利用する人:三井住友カード(NL)
- Amazonなどをよく利用する18歳~39歳の人:JCBカード W
- PayPayをよく利用する人:PayPayカード
- 楽天グループをよく利用する人:楽天カード
- 有効期限を気にせずポイントを貯めたい人:セゾンカードインターナショナル
クレジットカードを選ぶ際は、自分が普段からどのような店舗やサービスを使っているかを把握することが重要となる。
また、旅行や出張が多い場合は旅行傷害保険が付帯しているかどうかも大切だ。
これらの内容を明確にするだけで、自分に最適な1枚が見つかるだろう。
ただし、年間の利用金額によっては年会費有料カードの方がお得になるケースもあるため、自分の支出金額を確かめて最適な一枚を選んでほしい。
年会費無料のクレジットカードを活用してお得にポイントを貯めよう


本記事は、年会費無料のクレジットカードのおすすめポイントやメリット・デメリットを解説した。
クレジットカードを選ぶ際は、以下のポイントを押さえることが重要だ。
- 年会費無料の条件
- ポイント還元率
- 付帯サービス・保険
年会費無料の条件については初年度無料で翌年以降は有料となるカードもあるため、申し込む前に条件を確認してほしい。
年会費無料カードのポイント還元率の低さや特典の少なさが気になる場合は、特定の店舗を利用しポイント還元率を上げるなど、使い方を工夫するといいだろう。
「とにかく固定費をかけたくない方」「試しにクレジットカードを作ってみたい方」は、紹介したクレジットカードをぜひ検討してみてほしい。
各カードの公式サイトから簡単に申し込みできるため、気になる方は早めにチェックしておこう。
年会費無料でも普段の買い物をカード払いに切り替えるだけで、効率よくポイントが貯まる。
自分のライフスタイルに合った一枚を見つけて、お得なカードライフを始めてみてほしい。