- 三菱UFJカードがどんなカードか教えてほしい
- 三菱UFJカードのメリット・デメリットが知りたい
- 三菱UFJカード利用者の評判・口コミが知りたい
クレジットカードをつくる際、自分にとってどのカードがベストなのか悩むだろう。ポイント還元率や年会費、カードの使いやすさなどが気になるのではないだろうか。
本記事では、三菱UFJフィナンシャルグループの三菱UFJニコスが発行する「三菱UFJカード」の基本情報からメリットとデメリット、利用者の口コミ、申し込み方法まで説明する。
三菱UFJカードの申し込みを検討している人、他のカードと迷っている人はぜひ参考にしてほしい。
三菱UFJカードってどんなカード?

申込条件 | 18歳以上でご本人または配偶者に安定した収入のある方、または18歳以上で学生の方(高校生を除く) |
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年会費 | 無料 |
ポイント還元率 | 0.50%~5.50% |
国際ブランド | Visa Mastercard JCB American Express |
対応電子マネー | QUICPay |
付帯保険 | 海外旅行保険 最高3,000万円(2023年10月から利用付帯) |
即日発行 | 可 |
発行スピード | 最短翌営業日 |
三菱UFJカードは、三菱UFJフィナンシャルグループ(MUFGグループ)に属する三菱UFJニコスが発行するクレジットカードだ。お得感と安心感の2点が強みである。
三菱UFJカードを利用すると、1ポイント5円相当の「グローバルポイント」が付与される。
対象店舗の利用で最大15%のポイントが還元され、さらに新規入会でポイントがもらえるキャンペーンも開催中だ。年会費が永年無料であるのもお得である。
安心感の理由としては、不正利用されても全額補償されることが挙げられる。ただし、盗難・紛失の連絡をした日から61日以前の利用や、管理上の不注意があったと見なされる場合は補償の対象とならない。
また、24時間365日モニタリングされていることも、安心感の要素の1つである。
他にもタッチ決済やスマホ決済に対応しており、カードを持ち歩かなくても使用できるため便利だ。
月ごとの支払明細や利用額の前月比を簡単に確認できるMUFGカードアプリも用意されている。
三菱UFJカードのメリットは?

三菱UFJカードのメリットを3つ紹介する。
対象店舗の利用で最大15%ポイント還元
三菱UFJカードのメリットかつ最大の特徴は、対象店舗を利用すると、最大15%のポイントが還元される点である。
対象店舗は、Mastercard、Visa、JCBとAmerican Expressで異なる。
Mastercard、Visa、JCBで対象となるのは、コンビニ2社、自動販売機1社、飲食店6社、スーパー14社の合計23社で、主な店舗は以下の通りだ。
- セブン‐イレブン
- ローソン
- コカ・コーラ(自動販売機)
- くら寿司
- ピザハット
- 松屋
- オーケー
- オオゼキ
American Expressのカードだと、上記よりも対象店舗が限られ12社のみである。
どのカードであっても、対象店舗で利用するだけではポイント還元率はアップしないため注意が必要だ。
まずはポイント還元への参加登録をしなければならない。参加登録を行えば、基本のポイント還元率0.5%を含む5.5%が還元される。
さらに各種条件を達成すれば、還元率が上がっていく仕組みである。条件と加算される還元率は以下の通りだ。
- 「楽Pay」の登録もしくは「分割払い」「カードローン」1万円以上の利用:+5%
- ひと月の利用金額が3万円以上:+0.5%、5万円以上:+1%、10万円以上:+1.5%
- MUFGカードアプリのログイン:+0.5%
- Apple PayやQUICPayなどのスマホでの支払い:+0.5%
- 携帯か電気の料金支払い:+0.5%
ここまでで最大+8%が還元される。さらに上記5つのうち、4つ以上を達成すると+1.5%となる。
つまり、参加登録で5.5%、5つの条件達成で8%と1.5%、合計すると15%のポイント還元を受けられるのである。
15%還元の場合、1,000円利用すると150円相当、10,000円利用すると1,500円相当のポイントがもらえるため非常にお得だ。
ただし15%の還元率が適用されるには、上記の通りハードルが高い。
対象店舗を日常的に利用し、かつ三菱UFJカードをメインカードとするなら、このポイント還元率は他社カードにはない大きな魅力だろう。
家族カード・ETCカードも含め年会費が永年無料
三菱UFJカードのメリット2つ目は、年会費が永年無料な点である。メインのカードだけでなく、家族カードとETCカードの年会費もかからない。
家族カードは、本人カードと同一の種類のものを申し込み可能だ。
したがって、本人カードが「三菱UFJカード」であれば、家族カードは「三菱UFJカード ゴールドプレステージ」や「三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード」などは選べない。
家族カードを申し込める人は、本会員と生計をともにする配偶者、親、高校生を除く18歳以上の子どもだ。
利用金額は本人カードと合算されるため、本人カードの利用可能枠の範囲内で利用できる。
ETCカードは、本人も家族もそれぞれ1枚申し込める。発行手数料が税込み1,100円かかるが、年会費は永年無料のため魅力的だ。
ETCカードの利用分は、クレジットカードの利用分としてポイントも付与される。加えて、ETCマイレージサービスもぜひ活用したい。
ETCマイレージサービスはNEXCO東日本などの各有料道路事業者が提供しており、登録すると、ETCカードでの通行料金の支払額に応じてポイントが貯まる。
登録費も年会費も無料で、貯まったポイントは通行料金の支払いに使用できるため、登録しておいて損はないだろう。
新規入会・条件達成で最大10,000円相当ポイントがもらえる
三菱UFJカードを持つ3つ目のメリットは、新規入会して条件を達成すれば、最大10,000円相当のポイントがもらえることだ。
三菱UFJカードで付与されるグローバルポイントは1ポイント5円相当であるため、最大で2,000ポイントがもらえる。
条件は、「MUFGアプリのログイン」と「カードのショッピング利用」の2つだ。入会日から2か月後の末日までに、この2つを達成しなければならない。
もらえるポイントは、ショッピング利用の金額に応じて以下のように増えていく。
- 1円~3万円未満:1,000円相当(200ポイント)
- 3万円~10万円未満:3,000円相当(600ポイント)
- 10万円:10,000円相当(2,000ポイント)
この利用金額は、1か月ではなく、入会日から2か月後の末日までの期間で集計される。
家賃や水道光熱費の支払いを三菱UFJカードに切り替えれば、10万円を達成しやすいのではないだろうか。
これらの支払いがなかったり、切り替えが面倒であったりする場合も、約2か月間、日々の買い物を三菱UFJカードで支払えば達成できそうな金額である。
MUFGアプリにログインしてカードを利用するだけで済むため、10,000円相当のポイントをもらうのは難しくないだろう。
ポイントは入会日から4か月後の下旬に付与される。付与されたかどうかは、入会日から5か月後の請求明細にて確認できるため、入会した際は忘れずにチェックしたい。
三菱UFJカードのデメリットは?

三菱UFJカードは先述したように、ポイントや年会費などコスト面でのメリットが多い。一方で、デメリットも存在する。
詳しく紹介するため、ぜひ参考にしてほしい。
基本のポイント還元率は一般的
三菱UFJカードの基本のポイント還元率は、0.5%である。他社のクレジットカードと比較すると、一般的な還元率だ。
同じ銀行系カードの基本の還元率は以下の通りである。
- 三井住友カード(NL):0.5%
- 三井住友カードプラチナプリファード:1%
- みずほマイレージクラブカード(一般):0.5%
- みずほマイレージクラブカード/THE POINT:1%
- イオンカード:0.5%
- 楽天カード:1%
上記からわかるように、一般カードでも還元率が1%のものや、ランクの高い種類やポイント特化型の種類を選ぶと、還元率が1%となるカードも存在する。
なお、三菱UFJカードゴールドプレステージや三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードの還元率は、三菱UFJカードと同じく0.5%だ。
三菱UFJカードは、対象店舗で利用すると最大15%と非常に高い還元率を誇るが、それ以外の店舗での利用や公共料金の支払いなどの還元率は高くない。
しかし、最大15%還元は他社カードと比べて高い還元率であり、対象店舗の利用頻度が高いのであれば、基本還元率が一般的というデメリットは十分にカバーできるだろう。
ポイント還元に関しては、さらにもう1つ注意点がある。三菱UFJカードは1,000円ごとに1ポイントが付与される点だ。
つまり、1,000円ごとに5円相当のポイントがもらえるが、1,000円未満の買い物ではポイントが貯まらない。
例えば、わずかに1,000円に満たない900円代の買い物を月に5回、年間で60回したとしよう。
100円で1円相当の1ポイントが付与される楽天カードであれば、9ポイント×60回で540円相当のポイントが貯まる。三菱UFJカードでは、1円相当も貯まらない。
微々たる差かもしれないが、1,000円未満の少額決済にカードを利用するのであれば、この差は認識しておきたい。反対に、まとまった金額の支払いにしかカードを使わないのであれば、気に留めなくて良いだろう。
海外旅行傷害保険は利用付帯
三菱UFJカードのもう1つのデメリットは、海外旅行傷害保険が利用付帯であることだ。
クレジットカードには海外旅行保険が付帯されているものがあり、利用付帯と自動付帯の2種類がある。
利用付帯は、航空券やツアーの代金の支払いにカードを利用すると、保険が付帯されることだ。
一方、自動付帯は、文字どおり、カードを所持しているだけで自動的に保険が適用される。
海外旅行保険が自動付帯のカードもあるが、三菱UFJカードは利用付帯のため、付帯されるには条件がある。
まず、補償の対象となるのはカードの入会日以降に出発した旅行だ。そのうえで、次のいずれかの代金を三菱UFJカードで支払う必要がある。
- 航空券
- 燃油サーチャージ(燃油特別付加運賃)
- 空港に向かう鉄道(モノレール含む)や有料特急列車(新幹線、空港行の特急など)の代金
- リムジンバスチケット
- 空港に向かうタクシー
- 海外の電車、バス、タクシーの料金
- パッケージツアー代金
など
補償されるのは、「傷害・疾病」「賠償責任」「携行品損害」の3点だ。カードの持ち主である本人はもちろん、家族カードの会員も対象となる。
傷病・疾病は、海外旅行中にけがや病気で治療を受けたり、後遺障害が残ったりしたときが当てはまる。
賠償責任は、他人に損害を与えてしまった場合、例えば宿泊したホテルの設備を破損させた場合が対象だ。
携行品損害は、自分の持ち物が破損することを指す。
保険金額の限度額は、傷病・疾病が内容により100万円程度〜最高2,000万円、賠償責任が2,000万円限度、携行品損害が1旅行につき20万円限度・保険期間中100万円である。
保険金額の限度額は他社カードと遜色ない。三井住友カード(NL)を例に挙げると、保険金額の限度額は、傷病・疾病が内容により50万円〜最高2,000万円、賠償責任が2,000万円、携行品損害が1旅行につき15万円である。
海外旅行保険が利用付帯であることは、海外旅行に行かない人は気に留める必要はないが、海外旅行保険を使いたい場合は注意しておきたい。
三菱UFJカードの評判・口コミ

弊社のアンケート調査によると、三菱UFJカードを選んだ理由は「年会費の安さ」が62.2%と断トツである。
次いで「生活圏での使いやすさ」が19.4%、「ポイント還元率の高さ」が15.3%と続く。
最も評価している点は、「ポイント還元率」が48.0%、「年会費」が25.5%と大多数を占めている。
一方で、最も改善してほしい点は「貯めたポイントの使いやすさ」が43.9%、「ポイント還元率」が26.5%と、ポイントに関しては満足と不満の両方の声が見受けられる。
総合評価は、「満足」が10.2%、「やや満足」が31.6%、「どちらとも言えない」が54.1%との結果であった。ここからは、総合評価の理由を紹介する。
選んだ決め手は年会費が永年無料であること
総合評価の理由として、年会費が永年無料な点を評価する声が目立った。具体的には以下のような口コミが寄せられた。

年会費が無料なのが使用していて嬉しく思います。



年会費無料である点がまず良いです。



年会費が永年で無料なので持っておいて損がないのが良いです。



年会費が永年無料だし、条件はあるが、クリアすればATM手数料も無料になります。
ゴールドやプラチナではない、いわゆる一般カードは年会費が無料のものが多いが、1,000円〜2,000円程度かかるものもある。
また、年会費無料といっても、初年度のみだったり、条件達成が必要だったりすることも少なくない。
三菱UFJカードは無条件で年会費が永年無料な点が決め手となっているようだ。
信頼性には定評がある
年会費が無料であることのほかに、クレジットカードの発行元が三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFGグループ)であることから、信頼性が高いとの口コミも多数見受けられた。
例えば、以下のような口コミである。



三菱UFJフィナンシャル・グループという大企業のバックボーンを持つため、安心感と信頼感があります。



ステータス性や銀行系の安定したクレジットカードとしては満足しています。



三菱UFJであるというステータス性と安心感が魅力であり多くのお店で利用できる便利さがあります。



銀行系のカードなので安心感があるのが良いです。



メガバンクのクレジットカードなので、やはりセキュリティの面で1番安心できる。
カードの発行元はさまざまな会社がある中で、三菱UFJカードは大手銀行の系列のため、安心感やステータス性、セキュリティ面での信頼が高い模様だ。
ポイント還元に対して改善要望が多い
ポイント還元率に関しては、対象店舗の利用で最大15%還元される点に高評価が集まった。
しかし下記の通り、1,000円単位でしかポイントが付与されないことや、基本ポイントの還元率が0.5%とそれほど高くないことへの改善要望が多かった。



ポイント還元率は0.5%と、他社カードの高還元率カードと比べると低めなのがデメリットと言えます。



ポイントの還元率は他のカードよりも低いと思う。



コンビニでの還元率が高いのがありがたいなと思いましたが、1000円単位でのみというのが残念だなと感じます。



還元率が基本0.5%なのでもう少し上げて欲しいと思う。



ポイントは5円換算との事なので他のクレカの一般的な通常ポイントと同じ0.5%には変わりないのですが、だったら200円で1ポイント貯まって1ポイント1円としてくれたほうが分かりやすいと思います。
対象店舗の利用頻度が低い人は特に、ポイント還元率に不満を感じやすいのだろう。
三菱UFJカードに申し込みしよう


三菱UFJカードの申し込み方法を解説する。事前に用意するものや、決めておいたほうが良い項目も説明するため参考にしてほしい。
申し込みに必要な物
三菱UFJカードに店頭や郵送で申し込む際は、「本人確認書類」「銀行口座がわかるもの」「銀行印」の3点が必要だ。
インターネットで申し込むのであれば、「本人確認書類」「銀行口座がわかるもの」の2点を準備しなければならない。
ただしインターネット上で引落口座の設定ができるオンライン口座振替を利用すれば、本人確認書類は不要で、銀行口座の情報が確認できるものだけで良い。
通帳のコピーなどの提出が求められるわけではないため、申し込み時に口座情報を確認できるように整えておけば問題ない。
インターネット申し込みの流れ
初めに、カードの種類と国際ブランドを選択すると申し込みフォームへと進む。カードの種類は、一般か学生かを選ぶ。
国際ブランドは、Mastercard、Visa、JCB、American Expressの4つから選択する。どの国際ブランドにするか、事前に決めておくとスムーズだ。
先述した通り、対象店舗の利用で最大15%ポイント還元となる店舗数がAmerican Expressのみ少ないため注意してほしい。
次に、会員規約、WEB明細チェック利用規定などを確認して同意ボタンを押す。
ここからは必要な情報の入力だ。入力するのは、氏名、生年月日、住所、メールアドレス、職業、住まいや家族の状況などすぐに入力できるものばかりだが、項目数が多く時間を要する。
そのため、10分〜20分程度のまとまった時間を確保できる時に行うのがおすすめだ。
また、カードの利用代金が引き落とされる銀行口座の情報のほかにも、勤務先の電話番号や従業員数、入社年月なども入力が必須となるため、すぐに確認できるようにしておくと良い。
さらに、10万円単位でのキャッシング利用可能枠、家族カード、銀聯カード、ETCカードの申し込み有無、携帯電話料金の支払いの有無などもこの時点で入力しなければならないため、事前に考えておきたい。
すべての項目を入力して申し込みが完了したら、確認メールが届く。
その後、カード会社である三菱UFJニコスによる審査が行われる。審査は氏名や住所など以外に、他社カードの利用額や支払い状況、延滞の有無、信用取引の状況を確認されるのが一般的だ。
信用情報は政府の指定を受けた信用情報機関が管理している。クレジットカードの審査では、過去数年間の履歴が確認されるようだ。
無事に審査が通ったら、いよいよカードが発行される。発行までの期間は通常1〜2週間ほど、スピード発行可能カードであれば最短翌営業日〜3営業日で発行される。
三菱UFJカードのメリットはお得感と安心感


三菱UFJカードは、三菱UFJフィナンシャルグループ(MUFGグループ)の三菱UFJニコスが発行するクレジットカードだ。
一番の特徴は、対象店舗で最大15%のポイントが還元されることだ。加えて、家族カードとETCカードも含めて年会費が永年無料、新規入会・条件達成で最大10,000円相当のポイントがもらえるなど、お得感が満載である。
その反面、基本のポイント還元率は一般的であり、海外旅行保険は利用付帯というデメリットも存在することは認識しておきたい。
利用者からは、三菱UFJカードの信頼性や年会費が永年無料な点に高い評価が集まっている。
お得感と安心感を求める人は、三菱UFJカードがおすすめだ。オンラインで簡単に申し込めるため、ぜひ利用してみてはいかがだろうか。