- 三井住友カードにどんなカードがあるのか知りたい
- 三井住友カードの中でおすすめのカードが知りたい
- 三井住友カードの中から自分に合ったカードを見つけたい
日本には数多くのクレジットカードがあり、はじめて作る方にとって1枚に絞るのは大変な作業だ。
なかでも知名度やセキュリティ性能、ポイント還元率の高さなどさまざまな点でおすすめ度が高いのが「三井住友カード」だ。
ひとくちに三井住友カードといっても、ステータスやプラスチックカードの有無、発行できる対象者などが異なる豊富なラインナップがある。
三井住友カードを検討している方は、カードごとの特徴を把握して、自身に合うカードを見つけることが重要だ。
本記事では三井住友カードの特徴と選び方、おすすめの三井住友カードをランキング形式とケース別に解説していく。
この記事を読むことで、三井住友カードのどのカードを選べば良いか答えが出るはずだ。
比較の前に|三井住友カードってどんなカード?

三井住友カードは、三井住友カード株式会社が、国際ブランドのVisaやMastercardと提携して発行しているクレジットカードのことだ。
三井住友カードに付帯できる国際ブランドはVisaまたはMastercardであり、多くのカードでは2つの国際ブランドから好きなほうを選択できる。
世界中で決済システムを共有しているブランドのこと。Visaの国際ブランドがついたクレジットカードなら、世界中のVisa加盟店での決済が可能になる。
もっともシェアの大きいVisaをはじめ、Mastercard、American Express、Diners Club、日本のJCB、中国の銀聯(ぎんれん)などが国際ブランドとして知られている
Visaの国際ブランドがついた、三井住友カードを持っていることで日本国内はもちろん、世界中のVisa加盟店の支払いに利用することができる。
三井住友カードは「銀行系」に分類されるカードとしてステータス性も高く、Visaカードの草分け的な存在として長らく顧客の信頼を獲得している。
三井住友カードの主な種類と特徴
三井住友カードの種類の詳細は後ほど詳しく紹介するが、ここではカードランクごとの大まかな特徴の違いを紹介していく。
三井住友カードには「一般ランク」「ゴールドランク」「プラチナランク」という3つのカードがあり、それぞれ以下のようなカードが該当する。
一般ランク | 三井住友カード(NL) 三井住友カード(CL) |
---|---|
ゴールドランク | 三井住友カード ゴールド(NL) |
プラチナランク | 三井住友カード プラチナ 三井住友カード プラチナプリファード |
日常的な買い物に使うなら年会費の負担が少ない一般クラス・ゴールドクラスがおすすめ
日常的な買い物でポイントを獲得することが目的なら、年会費が永年無料の一般クラスのカードがおすすめだ。
ポイント還元率は通常0.5%と高くはないが、所定のコンビニでのタッチ決済などの条件を満たすとどんどん還元率が上がっていく。
また、ゴールドカードは日常的な買い物をメインに利用しつつ、ときには国内・海外旅行に出かける可能性がある人に向いている。
三井住友カード ゴールド(NL)は通常の年会費は5,500円(税込)で、そもそも他社のゴールドカードと比較して年会費が安くて使いやすい。
また、1回でも年間100万円以上の利用金額を達成すると以降の年会費は永年無料になる。
ゴールドカードを利用しつつ年会費の負担がなくなるので、日常的に使うカードとしておすすめ度が高い。
旅行や買い物について圧倒的な特典を得るならプラチナランクのカードがおすすめ
三井住友カードのプラチナランクのカードは、主に以下の2種類だ。
- 三井住友カードプラチナ
- 三井住友カード プラチナプリファード
三井住友カードプラチナは、年会費が55,000円(税込)と三井住友カードのラインナップのなかでもっとも高い。
基本ポイント還元率は、ゴールド以下のカードと同じく0.5%であるが、最高1億円の海外旅行傷害保険や、世界中の空港ラウンジを利用できる「プライオリティ・パス」を選択できるメンバーズセレクションなど、海外旅行好きな方にマッチする特典が多数ある。
一方のプラチナプリファードは、優待や特典はプラチナランクとしては抑え気味だが、基本還元率が1.0%で年間の利用金額に応じて、最高40,000ポイントがプレゼントされるなどポイント特化のカードだ。
年会費の高さ以上のポイント還元やベネフィットを得られる方であれば、プラチナカードも有力な選択肢になるだろう。
三井住友カード共通のメリット5つ
三井住友カードにはさまざまなラインナップがあるが、どのカードを選んだとしても基本的な機能は共通していることが多い。
ここでは、三井住友カードに属するほとんどのカードに共通するメリットとして、以下の5つを紹介する。
- 銀行系の大手カードという安心感がある
- 対象のコンビニ・飲食店の決済で、最大7%のポイント還元が可能
- Vポイントが貯まりやすく、使いやすい
- 最短10秒で即時発行できるカードが多い
- ナンバーレスをはじめセキュリティ対策が充実している
銀行系の大手カードという安心感がある
どの三井住友カードにも共通するのが「三井住友」という圧倒的なブランド力だ。
日本でも有数の規模を誇るメガバンク「三井住友銀行」と同じグループ・同じ名称であり、日本人の大人でその名前を知らない人はいないといっても良い知名度がある。
また、三井住友カードはVisaと提携した日本クレジットカードの草分けとして歴史が長く、社名を抜きにしてもクレジットカードとしての信頼が大きい。
「初めてのクレジットカードは安心できるカードの中から選びたい」と考えている方にとって、三井住友カードは大変おすすめできる。
対象のコンビニ・飲食店の決済で最大7%のポイント還元が可能
三井住友カードでは、対象のコンビニ・飲食店での決済をすることでより効率的にVポイントを貯められるというメリットがある。
通常のポイント還元率は、0.5%と決して高くない三井住友カードではあるが、本特典を活用することでポイント還元率は最大7.0%までアップする。
ポイント還元率がアップする対象店舗の例を挙げると以下のとおり。
- セブン-イレブン
- ローソン
- サイゼリア
- マクドナルド
- モスバーガー
- すき家
- 吉野家
- ドトールコーヒーショップ など
ポイント還元率が大幅アップする条件は、「スマホのタッチ決済」を利用すること。
お店でタッチ決済の利用を希望してスマートフォンを端末に近づけ、「ピーッ」となるまでタッチすれば支払いは完了する。
ポイント還元率7.0%は、ほかのクレジットカードと比較しても破格の還元率であり、しかもタッチ決済の対象店舗も、どこにでもある有名な店舗ばかりだ。
普段からコンビニや飲食店をよく利用している方は、三井住友カードを活用したスマホのタッチ決済に切り替えるだけで、効率的にポイ活を進められるようになるだろう。
Vポイントが貯まりやすく、使いやすい
三井住友カードでは、上記の「一部店舗でのタッチ決済で還元率が最大7.0%になる」といった、提携店の利用でポイントアップする特典が多い。
そのほかにも三井住友カードではSBI証券と提携しており、クレジットカード積立に三井住友カードを利用すると、より多くのVポイントを貯められる。
2025年2月11日現在のポイント付与率は以下のとおり。
- 三井住友カード プラチナプリファード:最大3.0%
- 三井住友カードゴールド(NL):最大1.0%
- 三井住友カード(NL):最大0.5%
例えば還元率が3.0%ある三井住友カード プラチナプリファードで、月10万円の積立を1年続けた場合、毎月3,000ポイント×12ヶ月なので年間で36,000ポイントも貯めることが可能だ。
2024年から新NISAがスタートしており、積立投資の注目度は高い。最高3.0%のポイント還元が受けられる三井住友カードなら、ポイ活と資産運用を同時並行で効率よく進められるだろう。
また、Vポイントを貯めやすいだけでなく、さまざまな使い道がある点もメリットだ。
Vポイントは1ポイント1円として、Vポイントアプリや「かぞくのおさいふ」などへのチャージやカード利用代金へのキャッシュバックが可能だ。
三井住友銀行から振込みをするときの手数料として利用もできるため、ポイントの有効期限が失効する前に余すところなくポイントを使い切れるだろう。
最短10秒で即時発行できるカードが多い
三井住友カードでは、多くのカードで「即時発行」に対応している。即時発行とは、最短10秒でカード番号やセキュリティコードなどの重要な情報が発行される手続きを指す。
手元にカード本体が届くのは先の話だとしても、カード番号が先に分かればAmazonや楽天市場などのネット通販の支払いに、三井住友カードを利用できる。
また、発行されたカード番号をApple PayやGoogle Payに登録することで、プラスチックカードが到着するまでの間も実店舗でカード払いが可能になる。
ナンバーレスをはじめセキュリティ対策が充実している
三井住友カードは、セキュリティ性能が充実していることでもおすすめ度が高い。まずナンバーレスの存在。
三井住友カードで発行されるカードの多くは「ナンバーレス」に対応しており、クレジットカードの表面にも裏面にもカード番号や有効期限、セキュリティコードなどの重要な情報が記載されていない。
カード番号を周囲の人に盗み見られるリスクがなくなり、不正利用を未然に防ぐことができる。
また、三井住友カードでは24時間365日いつでも、カードの不正利用に対して厳しく監視を行うため、カード初心者でも安心して利用できる。
カード利用時の通知サービスを利用することで、不正利用されたあとすぐに気付くことができ、カードの利用停止や通報といった手続きに進むことができる。
「クレジットカードを作るのが初めてだからこそ、安心できるカードが良い」と考えている方なら、三井住友カードがおすすめできる。
三井住友カードの全カード共通のデメリット3つ
魅力・メリットが多い三井住友カードではあるが、メリットばかりではなくデメリットもある。
三井住友カードのデメリットとして主に考えられるのは、以下の3つだ。
- 基本のポイント還元率は低い
- マイ・ペイすリボへの勧誘がやや多い
- カード審査が厳しい傾向にあるといわれている
三井住友カードからメインカードを選ぶなら、上記のようなデメリットがあることは事前に理解しておこう。
基本のポイント還元率は低い
三井住友カードは数多くのポイントアップ施策が用意されているが、基本のポイント還元率は低めだ。
200円(税込)の利用で1ポイントのVポイントが付与されるのが基本で、「1ポイントの価値は1円相当になる。つまり、三井住友カードの基本還元率は0.5%ということになる。
一方、dカードや楽天カードなど基本還元率が1.0%のカードはいくらでもある。単に買い物の際にカード払いするだけなら、他社のほうが多くのポイントを獲得できるだろう。
その代わり三井住友カードでは「セブン-イレブンでスマホのタッチ決済を利用すると7.0%還元」「『ポイントUPモール!』を経由してAmazon.co.jpを利用すると最大4%還元」など、提携店でのポイント還元率が圧倒的に高い。
三井住友カードを利用して他社を超える還元率を得るなら、ポイント還元率が爆上がりする提携店を事前にチェックしておき、可能な限りそこで買い物できるかが重要になるだろう。
マイ・ペイすリボへの勧誘がやや多め
三井住友カードを利用する前に知っておきたいのが「マイ・ペイすリボ」というサービスの存在だ。
三井住友カードを利用していると、このマイ・ペイすリボを利用しないかという加入の電話が多いと感じることもあるようだ。
マイ・ペイすリボは、事前に設定した金額を超えた支払い額になった場合に、超過分が自動でリボ払いになるというサービスだ。
利用者にとってもリボ払いを利用するとポイント還元率がアップするメリットもあるが、仕組みを理解しないままリボ払いばかりにしてしまうと、大損する可能性があるため注意が必要だ。
マイ・ペイすリボでは利用金額が設定金額を上回った場合、その超過分にリボ払い手数料を負担することになる。
加えて支払いが引き延ばしになると、その分にリボ払い手数料がかかるという仕組みだ。
事前の月々の設定金額を高めに設定しておき、支払額が超過しないような工夫が必要という、初心者の方には少し複雑な仕組みになっている。
リボ払いを利用しようと考えてない方の場合は無理して使う必要はなく、使いたくなければ勧誘電話はきっぱりと断ろう。
カード審査が厳しい傾向にあるといわれている
クレジットカードはその発行会社によって「〇〇系」と呼ばれる分類がされていて、それぞれ審査難易度やステータスの高さが異なるといわれている。
主な「〇〇系」の種類には以下のようなものがある。
- 銀行系
- 信販系
- 交通系
- 流通系
- 消費者金融系 など
三井住友カードは、上記の分類のなかでは「銀行系」に分類される。
審査基準がそれぞれ明確に公表されているわけではないが、一般的に銀行系はほかよりも審査難易度が厳しい傾向にあるとされている。
もし年収がほぼない、あるいはゼロの人がクレジットカードを持つなら、流通系のカードのほうが向いている可能性がある。
流通系は「エポスカード」「楽天カード」「イオンカード」など、小売業界と関連が強いカードのこと。
メインのユーザーが専業主婦や学生など正社員より年収が低めの人であり、高年収でなくてもカードを作りやすいといわれている。
三井住友カードに申し込むなら、他のカードより審査に通らない可能性が高いことは覚えておくと良いだろう。
三井住友カードを比較するときのポイント

三井住友カードはカードランク(一般・ゴールド・プラチナなど)だけでなく、カードを利用できる人の条件やポイント還元率などが異なるさまざまなクレジットカードのラインナップがある。
自身にとって理想的なカードを選ぶためにも、三井住友カードを比較するときのポイント・選び方を知っておくことをおすすめする。
候補になるカードを絞り込むための主なポイントは以下のとおり。
- 年会費の安さで選ぶ
- ポイント還元率で選ぶ
- 付帯サービスが好みに合っているかで選ぶ
- 付帯保険の充実度で選ぶ
- 利用できる国際ブランドで選ぶ
- 利用限度額の大きさで選ぶ
- ステータスの高さで選ぶ
- 分割払いの手数料安さで選ぶ
ここからは、それぞれの選び方のポイントについて詳しく解説していく。
年会費の安さで選ぶ
数ある三井住友カードの中から、自分に合うカードを選ぶ際に知っておきたいポイントが「年会費」だ。
三井住友カードには年会費が永年無料のカードのほかに、条件付きで無料になるカード、有料のカードもある。
年会費の違いの例を挙げると以下のとおりだ。
カード名 | 年会費 |
---|---|
三井住友カード(NL) | 永年無料 |
三井住友カード ゴールド(NL) | 5,500円(税込)※年間100万円以上の利用で翌年以降は永年無料 |
三井住友カード プラチナ | 33,000円(税込) |
三井住友カード プラチナプリファード | 55,000円(税込) |
年会費をかけずに、三井住友カードの基本機能のみ利用したいなら、一般クラスの三井住友カード(NL)がおすすめだ。
一方、年会費が高くなると海外旅行傷害保険が高額になったり、空港ラウンジの無料利用ができたりと、特典が充実するメリットがある。
海外旅行や出張にひんぱんに出かける人や、高級レストランのコースをペアで利用する機会がある人なら、年会費以上の特典でお得に利用することも可能だろう。
ポイント還元率で選ぶ
ポイント還元率の違いも、三井住友カードを選ぶ際の重要な基準になる。三井住友カードの主要なカードの還元率をまとめると以下のとおり。
カード名 | 基本のポイント還元率 |
---|---|
三井住友カード(NL) | 0.5% |
三井住友カード ゴールド(NL) | 0.5% |
三井住友カード プラチナ | 0.5% |
三井住友カード プラチナプリファード | 1.0% |
基本のポイント還元率の高さを重視するなら、ほかの2倍のポイント還元率があるプラチナプリファードがおすすめだ。
さらに、プラチナプリファードは「プリファード特約店」で利用するとポイント還元率がアップする特典がある。
プリファード特約店の例 | アップするポイント還元率 |
---|---|
さとふる | +4% |
ふるなび | +4% |
ANA | +1% |
タクシーアプリ「GO」 | +4% |
阪急百貨店 | +2% |
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン | +6% |
高島屋書店 | +2% |
セブン-イレブン | +6% |
ローソン | +6% |
スターバックスコーヒー | +1% |
すき家 | +6% |
マクドナルド | +6% |
上記のような店舗をよく利用するなら、プラチナプリファードのおすすめ度は高い。
さらに、上記のどの三井住友カードでも、コンビニや飲食店でスマホのタッチ決済を利用すると還元率が最大7.0%にアップする特典もある。
付帯サービスが好みに合っているかで選ぶ
三井住友カードには「一般」「ゴールド」「プラチナ」と大きく3つのランクに分かれており、それぞれに付帯する特典が異なる。ランクが上がるほど年会費が高くなる反面、付帯する特典も豪華になる。
ただし、豪華になった特典をフル活用できないと、せっかく高ランクのカードを持つ意味がなくなってしまうかもしれない。
例えば三井住友カードプラチナにはゴルフ関連の特典が充実しているが、ゴルフをやらない方にとってはメリットがないのと同じだ。
ステータスのためだけに高ランクカードを持つ選択肢もあるが、できれば年会費が上がる以上の優待特典を利用できることを確認しておきたい。
付帯保険の充実度で選ぶ
クレジットカードのランクによって、年会費に差が生じることはすでにお伝えしたとおりだが、年会費が高いほど付帯保険が充実する。
海外旅行や出張によく出かける人で、充実した保険を用意したい方は、プラチナクラスなど付帯保険が充実しているカードが視野に入るだろう。
反対に、海外旅行にほとんど出かけない方は、年会費の差を取り戻すことが難しいことから、一般クラスやゴールドクラスのカードがおすすめだ。
主要な三井住友カード付帯保険の補償額の違いを比較すると以下のとおり。
カード名 | 旅行傷害保険 |
---|---|
三井住友カード(NL) | 海外:最高2,000万円(利用付帯) |
三井住友カード ゴールド(NL) | 海外:最高2,000万円(利用付帯) 国内:最高2,000万円(利用付帯) |
三井住友カード プラチナ | 海外:最高1億円(自動付帯) 国内:最高1億円(自動付帯) |
三井住友カード プラチナプリファード | 海外:最高5,000万円(利用付帯) 国内:最高5,000万円(利用付帯) |
利用できる国際ブランドで選ぶ
利用できる国際ブランドの種類も、三井住友カードを選ぶうえで重要なポイントになる。
例えば基本ポイント還元率が1.0%と高還元が特徴の三井住友カード プラチナプリファードだが、国際ブランドはVisaしか選択肢がない。Mastercardを選択しようと考えている方は、自動的に候補から外れることになる。
Visaは世界でもトップクラスのシェアを持っているため、大多数の店舗や施設の支払いに利用できるが、なかには「コストコ」のようにMastercardでしか支払えない店舗もある。
狙っているクレジットカードが好みの国際ブランドを搭載しているかは、事前に確認しておきたい。
総利用枠(利用限度額)の大きさで選ぶ
クレジットカードの総利用枠(利用限度額)の大きさは、個人の支払い能力や信用によって異なるが、設定できる上限はカードのランクによって異なる。
例えば三井住友カード(NL)、三井住友カード ゴールド(NL)、三井住友カード プラチナプリファードの総利用枠は以下のとおりだ。
総利用枠 | |
---|---|
三井住友カード(NL) | ~100万円 |
三井住友カード ゴールド(NL) | ~200万円 |
三井住友カード プラチナプリファード | ~500万円 |
もし数十万円の高額な支払いを年に何回もするのであれば、一般クラスの三井住友カードでは枠が不足する可能性がある。
ご自身の年間のカード利用額を十分にカバーできる金額の利用枠が備わったカードを検討しよう。
ステータスの高さで選ぶ
クレジットカードを選ぶ基準は人それぞれだが、なかには「年会費がかかったとしても高ステータスのカードが欲しい」と考える人もいるだろう。
三井住友カードには数多くの種類のクレジットカードがあるが、「一般」「ゴールド」「プラチナ」のいずれかに分類できる。
ランクが高くなるほど審査が厳しくなり、所有していることで社会的な信用をアピールすることができる。
そもそも「銀行系」に分類されていて、知名度も高い三井住友カードのステータスカードを持っていれば、ステータスとして十分なアピール材料になるだろう。
20代の方で初めてステータスカードを持つ方は、年会費を無料にすることも可能で、アピールしやすい金色の券面のゴールドカードが候補になるだろう。
30代以上で商談相手が管理職や経営クラスになってきた方は、さらに高いステータスをアピールできるプラチナカードを検討してみても良いだろう。
分割払いの手数料安さで選ぶ
リボ払いや分割払いを利用するケースが多い方は、手数料率の違いも検討材料になる。
三井住友カードは、カードの種類によって手数料率が異なるためだ。
一般的な三井住友カードのリボ払い手数料率は「実質年率15.0%」に設定されていることが多いが、リボ払い専用カードの「三井住友カード RevoStyle(リボスタイル)」なら「実質年率9.8%」と割安でリボ払いを利用できる。
おすすめの三井住友カード9種類

三井住友カードには、一般サラリーマンや主婦向けのカードだけでなく、個人事業主や法人代表者向けのカードもある。どのカードを選べば良いのか迷う方も少なくないだろう。
ここからは、三井住友カードのラインナップのなかでも、特におすすめ度が高いカードを10種類紹介する。
具体的におすすめできるカード名は以下のとおりだ。
- 三井住友カード(NL)
- 三井住友カード(CL)
- 三井住友カード ゴールド(NL)
- 三井住友カード プラチナプリファード
- 三井住友カード プラチナ
- Olive フレキシブルペイ
- Olive フレキシブルペイ ゴールド
- Olive フレキシブルペイ プラチナプリファード
- 三井住友カード ビジネスオーナーズ
特徴やメリット以外にデメリットも紹介するため、今後のカード選びの参考にしてほしい。
三井住友カード(NL)|年会費が永年無料なのにポイント還元率が大幅アップの特典がある

申込条件 | 満18歳以上(高校生は除く) |
---|---|
年会費 | 無料 |
ポイント還元率 | 0.50%~7.00% |
国際ブランド | Visa Mastercard |
対応電子マネー | iD Apple Pay Google Pay 楽天Edy nanaco WAON PiTaPa 交通系電子マネー |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険 (動産総合保険、弁護士保険、ゴルファー保険、個人賠償責任保険、入院保険、携行品損害保険のいずれかに変更可能) |
即日発行 | 可 |
発行スピード | 最短10秒 |
三井住友カード(NL)は、同社の一般クラスの代表的なクレジットカードだ。年会費は無条件で永年無料であり、コストを気にせずに持ち続けることができる。
年会費は無料なのに、三井住友カードとしての基本機能はしっかりとカバーされている点にも注目だ。
まず、Vポイントの還元率は200円で1ポイントなので0.5%、これだけなら大したことはないが、ゴールドカード以上のカードと同様にポイントアップの施策が充実している。
対象のコンビニ・飲食店で「スマホのVisaタッチ決済」「Mastercardタッチ決済」で支払うと、通常ポイントを含めて7%が還元される。
そのほか、家族ポイントやVポイントアッププログラムなどをフル活用することで、最大20%の還元まで可能になる。
ポイント還元率がアップする条件を満たす人なら、コストをかけずに利用できる高還元カードとしてお得に利用できるだろう。
また、セキュリティ性能が高い点もメリット。カード券面はカード番号や有効期限などの重要情報が記載されていない「ナンバーレス」であり、周囲にカード番号などを盗み見られる事態を未然に防ぐことができる。
カード番号などを確認したいときは、専用アプリ「Vpassアプリ」を利用することで簡単に確認できるので安心してほしい。
三井住友カード ゴールド(NL)|条件を達成すると年会費が無料になるゴールドクラスのおすすめカード

申込条件 | 満18歳以上で、ご本人に安定継続収入のある方(高校生は除く) |
---|---|
年会費 | 通常 5,500円 年間100万円のご利用で翌年以降の年会費永年無料 |
ポイント還元率 | 0.50%~7.00% |
国際ブランド | Visa Mastercard |
対応電子マネー | iD Apple Pay Google Pay 楽天Edy nanaco WAON PiTaPa 交通系電子マネー |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険 (動産総合保険、弁護士保険、ゴルファー保険、個人賠償責任保険、入院保険、携行品損害保険のいずれかに変更可能) 国内旅行傷害保険 |
即日発行 | 可 |
発行スピード | 最短10秒 |
三井住友カード ゴールド(NL)は一般クラスの三井住友カード(NL)と同様、券面の表にも裏にもカード番号などの重要な情報が記載されていないクレジットカードだ。
ゴールドクラスらしく、一般クラス以上に優待・特典が充実しているメリットがある。
まず最高2,000万円の旅行傷害保険が、海外だけでなく国内旅行にも対応している。
国内旅行でケガ・病気になった場合は健康保険を適用できるが、多くの人は海外旅行よりも出かける頻度が高いので、保険があると安心できる。
コスト面も他社のゴールドカードと比べて割安に感じやすいメリットがある。まず通常の年会費からして5,500円(税込)と、ゴールドカードとしては低めの設定だ。
また、1回でも「年間の利用額100万円以上」を達成すると、翌年以降の年会費が永年無料で利用できる。
年会費が永年無料になれば、一般クラスと同様にコスト負担をかけることなく、ゴールドカードの特典を活用できるので非常にコストパフォーマンスが良い。
年間100万円は日常の支出をカード払いすればさほど難しい条件ではなく、誰でも達成できるチャンスが十分にあるといえる。
年間100万円を利用できれば翌年以降10,000ポイントが進呈される特典もあり、三井住友カード ゴールド(NL)を利用するなら年間100万円以上の支払いがあることを事前に確認しておきたい。
三井住友カード プラチナプリファード|基本ポイント還元率が1.0%など、ポイント特典が充実しているプラチナカード

申込条件 | 原則として、満20歳以上で、ご本人に安定継続収入のある方 |
---|---|
年会費 | 33,000円 |
ポイント還元率 | 1.00%~15.00% |
国際ブランド | Visa |
対応電子マネー | iD Apple Pay Google Pay PiTaPa WAON |
付帯保険 | 海外・国内旅行傷害保険 最高5,000万円 ショッピング補償 年間500万円まで |
即日発行 | 可 |
発行スピード | 最短10秒 |
三井住友カードのプラチナプリファードは、ポイント還元率の高さに特化したプラチナクラスのクレジットカードだ。
同じプラチナランクのカードとして三井住友カードには「三井住友カード プラチナ」があるが、こちらはポイント還元率よりも優待・特典の豪華さに魅力がある。
ポイント還元率に特化したプラチナプリファードとは住み分けがされているので、どちらを選ぶか迷うことは少ないだろう。
プラチナプリファードは、まず基本還元率が1.0%と高い。一般的に基本還元率1.0%以上のカードが高還元とされているため、プラチナプリファードも高還元カードといえるだろう。
特に意識せず使っているだけでもほかの三井住友カードの2倍のポイントが貯まっていくので、より効率よくポイ活ができる。
さらに1年の利用金額が100万円に達する毎に10,000ポイントが付与される特典もある。
最高40,000ポイントまで付与されるため、この特典のポイントだけで33,000円(税込)の年会費が実質0円になる。
優待特典は三井住友カード プラチナと比較すれば少ないが「国内・海外旅行傷害保健が最高5,000万円」「総利用枠が最大500万円と大きい」など、プラチナランクらしい特典も十分に揃っている。
三井住友カード プラチナ|三井住友カードの最高ランクのプラチナカードとしてサービスが充実している

申込条件 | 満30歳以上で、ご本人に安定継続収入のある方 |
---|---|
年会費 | 55,000円 |
ポイント還元率 | 1.00%~15.00% |
国際ブランド | Visa Mastercard |
対応電子マネー | iD Apple Pay Google Pay 楽天Edy nanaco WAON PiTaPa 交通系電子マネー |
付帯保険 | 海外・国内旅行傷害保険 航空便遅延保険 お買物安心保険 選べる無料保険(旅行傷害保険から切替え) |
即日発行 | 不可 |
発行スピード | 3営業日 |
三井住友カード プラチナは、同社のカードのなかでも最高ランクの「プラチナランク」の1枚だ。
「プラチナプリファード」はポイント還元に特化している特徴があるが、こちらのカードは優待特典が豊富という点に特徴がある。
まず、カードとしての基本機能である「利用枠」が300万円からと非常に大きく、大きな買い物でも使いやすいメリットがある。
ゴールドや一般クラスの利用枠では支払い切れない金額の買い物でも、プラチナなら問題なく購入できるシーンもあるだろう。
次に、ゴールド以下のカードにも付帯していた旅行関連の特典がさらに充実している。
海外・国内旅行傷害保険は最高1億円と、ゴールドまでの最高2,000万円とは一線を画す高額な補償になっている。
また、別途申し込み手続きが必要ではあるが、海外空港ラウンジサービス「プライオリティ・パス」の利用もできる。
ゴールドカードでも国内やハワイの空港のカードラウンジを利用できるが、プライオリティ・パスは世界中の空港ラウンジが対象になる。
国際線のフライトを利用の際、自宅と空港間で、往路復路、それぞれVisaプラチナ会員優待価格にて荷物を運んでくれる「Visaプラチナ空港手配」、国内約50のホテルと旅館で優待料金での利用や部屋もしくは料理などのアップグレード「プラチナホテルズ」といった特典も多い。
また、ゴルフやユニバーサル・スタジオ・ジャパン関連など、プラチナクラスならではの特典も多い。
ゴルフは三井住友VISA太平洋マスターズのペア観戦入場券、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは専用のラウンジで休憩ができるなど、それぞれプラチナカードならではの魅力的な特典だ。
年会費は55,000円(税込)と高額だが、それ以上の優待特典を利用できる方ならぜひ検討してみてほしい。
Olive フレキシブルペイ|クレジット・デビット・ポイント払いの3つの支払いが可能なカード
申込条件 | 日本国内在住の個人のお客さま |
---|---|
年会費 | 無料 |
ポイント還元率 | 0.50%~20.00% |
国際ブランド | Visa |
対応電子マネー | iD Apple Pay Google Pay 楽天Edy nanaco WAON PiTaPa 交通系電子マネー |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険 (動産総合保険、弁護士保険、ゴルファー保険、個人賠償責任保険、入院保険、携行品損害保険のいずれかに変更可能) |
即日発行 | 不可 |
発行スピード | 最短3営業日 (三井住友銀行口座をお持ちの場合は最短5分) |
Olive フレキシブルペイは、三井住友カード(NL)のように、年会費が永年無料で利用できるカードだ。
クレジットカード機能のみの三井住友カード(NL)と違い、クレジット機能・デビット機能・ポイント払いの3つの支払いが可能という点が大きな特徴だ。
多機能にも関わらず年会費永年無料で利用できるので、利用金額の支払い以外のコスト負担は必要ない。
また、優待特典は三井住友カード(NL)とほぼ同じ。
対象のコンビニ・飲食店でのスマホのタッチ決済でいつでも7%ポイント還元されるほか、他の特典との組み合わせで最大20%のポイント還元を受けられる。
さらに、以下の特典から1つを毎月自由に選択できるという、Oliveフレキシブルペイならではのメリットもある。
- 対象のコンビニATM手数料無料(1回)
- 利用特典(100pt)
- Vポイントアッププログラム+1%
- 給与・年金受取特典(200pt)
一方、国際ブランドはVisaしか利用できないというデメリットもあるが、世界トップクラスのシェアがあるVisaが使えるならさほど大きなデメリットにはならないだろう。
Olive フレキシブルペイ ゴールド|1つのカードで3つの機能が利用できるゴールドクラスのカード
申込条件 | 日本国内在住で満18歳以上の個人のお客さま ※クレジットモードは満20歳以上が対象です |
---|---|
年会費 | 5,500円(税込) 年間100万円以上のご利用で、翌年以降、永年無料 |
ポイント還元率 | 0.50%~7.00% |
国際ブランド | Visa |
対応電子マネー | iD Apple Pay Google Pay 楽天Edy nanaco WAON PiTaPa 交通系電子マネー |
付帯保険 | 海外・国内旅行傷害保険 (動産総合保険、弁護士保険、ゴルファー保険、個人賠償責任保険、入院保険、携行品損害保険のいずれかに変更可能) |
即日発行 | 不可 |
発行スピード | 通常1~2週間 |
Olive フレキシブルペイ ゴールドは、1枚のカードで3つの機能を選択できる、両面ナンバーレスデザインのゴールドクラスのカードだ。
デビットカードは口座にあるお金を即時に引き落とす形で支払うため、口座残高を超える支払いはできないが、残高以上の買い物ができないので返済不能になる心配がない。
対象のコンビニ・飲食店の利用で最大20%のポイント還元を受けられるほか、三井住友カード ゴールド(NL)と同様に年間100万円利用すれば、翌年以降の年会費は永年無料で使用できる。
申し込むタイミングによっては初年度年会費無料キャンペーンも実施しており、年会費負担がなくゴールドカードの特典を利用することもできる。
また、毎年年間100万円以上を利用できれば、10,000ポイントを獲得することも可能。
ポイントは毎年カード加入月の翌月末日に付与されるので、高額な代金支払いがあれば充当されてお得に利用できるだろう。
SBI証券の投資信託をクレジットモードで積立することも可能。
Oliveフレキシブルペイ(ゴールド)のポイント付与率は最大1.0%と一般クラスの2倍のポイントを獲得できる。1年間投資を続けると年間最大で12,000ポイントが貯まる計算になる。
Olive フレキシブルペイ プラチナプリファード|3つのモードを切り替えられる、ポイント特化のプラチナカード
申込条件 | 日本国内在住で満18歳以上の個人の方 ※クレジットモードは満20歳以上が対象 |
---|---|
年会費 | 33,000円(税込) |
ポイント還元率 | 1.0%~15.0% |
国際ブランド | Visa |
対応電子マネー | iD Apple Pay Google Pay 楽天Edy nanaco WAON PiTaPa 交通系電子マネー |
付帯保険 | 海外・国内旅行傷害保険(最高5,000万円) お買物安心保険(年間500万円まで) 不正利用に対する保障 |
即日発行 | 不可 |
発行スピード | 通常1~2週間 |
Oliveフレキシブルペイには「一般」「ゴールド」「プラチナ」の3つのランクがあり、プラチナプリファードはOliveフレキシブルペイの最上位のランクに位置している。
基本的な優待特典は「三井住友カード プラチナプリファード」に近く、以下のような高額のポイント特典が得られる。
- 入会月の3ヶ月後末までに40万円以上の利用で、プラス40,000ポイントプレゼント
- 毎年、年間100万円以上の利用ごとに10,000ポイントをプレゼント(最大40,000ポイント)
通常の還元率も1%と高還元であり、さらに「プリファードストア」で買い物をすると+1~+14%の追加ポイントまでプレゼントされる。
一般クラスやゴールドと同じく、SBI証券の投資信託をクレジットモードで積立することが可能。
Oliveフレキシブルペイ(プラチナプリファード」)のポイント付与率は最大3.0%と一般クラスの最大6倍のポイントを獲得できる。1年間投資を続けると年間最大で36,000ポイント貯まる計算になる。
3つの機能(クレジットカード、デビットカード、ポイントカード払い)を使い分けたい人や、ポイ活と投資を同時並行で効率よく進めたい方にとっては、Olive フレキシブルペイ プラチナプリファードは非常におすすめ度が高い。
三井住友カード(CL)|プラスチックカードが発行されないアプリ専用のクレジットカード
申込条件 | 満18歳以上(高校生は除く) |
---|---|
年会費 | 無料 |
ポイント還元率 | 0.50%~7.00% |
国際ブランド | Visa Mastercard |
対応電子マネー | iD Apple Pay Google Pay 楽天Edy WAON |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険 (動産総合保険、弁護士保険、ゴルファー保険、個人賠償責任保険、入院保険、携行品損害保険のいずれかに変更可能) |
即日発行 | 可 |
発行スピード | 最短10秒 |
三井住友カード(CL)のCLは「カードレス」の略であり、プラスチックカードが発行されない。
カードレスのため紛失や盗難の心配はなく、スマートフォン1台あれば買い物が完結するので財布を持ち歩く必要もない。カード番号の確認もアプリで完結できるので、安心して利用できる。
優待特典は三井住友カード(NL)と同様。コンビニのタッチ決済を利用すると7%還元、家族ポイントが最大+5%Vポイントアッププログラムが最大+8%で、全ての条件を満たすと最高20%のポイント還元を受けられる。
ただし、三井住友カード(CL)は、プラスチックカードがないことによってデメリットもある。前述のメリットだけでなく、以下のデメリットや注意点をしっかりと把握しておこう。
まず、プラスチックカードがないということは、ATMを利用できないということだ。
急に現金が足りずにキャッシングを利用したいときにATMを利用できないことが不便に感じることはあるだろう。
また、スマートフォンアプリでの支払いはタッチ決済であるため、タッチ決済を利用できないお店では使えないというデメリットもある。
大手のチェーン店ではタッチ決済を利用できるケースが多いが、「クレジットカード決済端末はあってもタッチ決済ができない」というケースでは利用できない点に注意が必要だ。
とはいえ、プラスチックカード不要でスマートに買い物ができるメリットは大きい。
日常的に買い物する店舗で、タッチ決済が利用できるなら候補としてぜひ検討してみたいものだ。
三井住友カード ビジネスオーナーズ|法人代表者も個人事業主も作れる法人カード
申込条件 | 満18歳以上の法人代表者、個人事業主の方 ※高校生は除く |
---|---|
年会費 | 無料 |
ポイント還元率 | 0.50%~1.50% |
国際ブランド | Visa Mastercard |
対応電子マネー | iD Apple Pay Google Pay 楽天Edy WAON |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険 (動産総合保険、弁護士保険、ゴルファー保険、個人賠償責任保険、入院保険、携行品損害保険のいずれかに変更可能) |
即日発行 | 不可 |
発行スピード | 通常1週間 |
三井住友カード ビジネスオーナーズは、法人代表者・個人事業主のどちらでも利用できるビジネスカードの1種だ。
カードのランクは一般カードとゴールドカードのみでプラチナカードはない。
一般クラスは年会費が永年無料、ゴールドクラスは年会費が5,500円(税込)と年会費が異なるが、ゴールドカードも年間100万円の利用で翌年以降永年無料になる。
年間100万円は決して難しい金額ではないため、すぐに達成できるだろう。
利用可能枠は「上限500万円」という点は 共通している。異なるのは例えば国内旅行傷害保険の有無で、一般クラスには付帯されないがゴールドには最高2,000万円が付帯する。
ビジネスで国内出張が多い法人代表者やフリーランスの方は、年会費が無料になる特典も加味するとゴールドクラスのほうが使い勝手が良いだろう。
また、以下の条件を満たすとポイント還元率が1.5%と大幅アップする特典もあるので、可能なら条件を満たしたうえで利用したいものだ。
対象カードの例
- 三井住友カード プラチナプリファード
- 三井住友カード プラチナ VISA/ Mastercard
- 三井住友カード ゴールド VISA/ Mastercard
- 三井住友カード ゴールド VISA/ Mastercard(NL)
- 三井住友カード プライムゴールドVISA/ Mastercard
- 三井住友カード エグゼクティブ VISA/ Mastercard
- 三井住友カード VISA/ Mastercard(NL)
- 三井住友カード VISA/ Mastercard(CL)
さらに、ビジネスカードらしい特典として「請求書支払い代行サービス」もある。
仕入れ・購買などで手元にある請求書なら、カード決済できるサービスで、請求書をカード決済にすることで、支払期限の延長が可能になる。
【ケース別】あなたにおすすめの三井住友カードとは

三井住友カードごとに申し込み条件やポイント還元率、社会的な信用を得られるステータス、優待特典などが異なる。
よって申込者の属性別におすすめのクレジットカードが変わってくる。
ここでは、以下のケース別におすすめできる三井住友カードをご紹介する。
- 初心者におすすめできるクレジットカード
- 主婦におすすめできるクレジットカード
- 旅行好きにおすすめできるクレジットカード
- ポイントを貯めたい人におすすめできるクレジットカード
- 高ステータスのカードを持ちたい人におすすめできるクレジットカード
- 特別なサービスがほしい人におすすめできるクレジットカード
ご自身の属性や職業に近いケースを参照し、おすすめの三井住友カードがどれなのか把握するのに活用してほしい。
初心者におすすめ「三井住友カード(NL)」

クレジットカードを使ったことがない初心者の方におすすめなのは「三井住友カード(NL)」だ。
「三井住友カード(NL)」は券面の裏面にも表面にもカード番号や有効期限、セキュリティコードなどの重要な情報の記載がないナンバーレスになっている。
初めてクレジットカードを利用する場合、不正利用が心配な方は多いだろう。ナンバーレスなら、店員に受け渡しするときや端末にカードをかざすときに、重要な情報を盗み見られる心配はない。
また、特定の店舗でスマートフォンでのタッチ決済を利用するとポイント還元率が大幅にアップする特典もある。
対象店舗は「セブン-イレブン」「ローソン」「すき家」など、誰もが利用する大手のチェーン店ばかり。
日常生活でどんどんポイントを貯められるため、クレジットカードのメリットである「ポイント還元」の恩恵を感じやすいだろう。
主婦におすすめ「三井住友カード(NL)」

専業主婦の方におすすめなのは三井住友カード(NL)だ。
三井住友カード(NL)の申し込み条件は以下のとおりで、年収に関して「安定した収入を得ていること」といった記載はない。
三井住友カード(NL)のお申し込み対象
つまり、ご自身で収入を得ていない専業主婦の方であっても、三井住友カード(NL)なら作れる可能性があるということだ。
ただ、絶対に審査に通過できるわけではなく、なかには収入がないことによって審査に通らないケースがあるかもしれない。
クレジットカードの審査に通る可能性を高めるなら、パート・アルバイト等で一定期間働くなど、安定収入を得ておくことをおすすめする。
旅行好きにおすすめ「三井住友カード ゴールド(NL)」

旅行好きの方におすすめできるカードはいくつもあるが、今回は三井住友カード ゴールド(NL)を紹介する。
三井住友カード ゴールド(NL)は海外旅行傷害保険だけでなく、国内旅行傷害保険も最高2,000万円が付帯するメリットがある。
旅行好きな方は海外をメインに出かける人だけでなく、国内も海外も両方に出かける人も多い。
そのような人にとって、国内・海外の両方の旅行傷害保険が付帯する三井住友カード ゴールド(NL)は恩恵を得やすい。
また、ゴールドカードならではの特典として、空港ラウンジの無料利用の特典もある。
空港での待ち時間をラウンジで過ごせれば、Wi-Fiやフリードリンクを利用できて非常にお得で、リラックスした旅路になるだろう。
ただし、ゴールドカードで利用できる空港ラウンジは国内の空港及びハワイなど一部に限られる。
旅行や出張に良く行く先がヨーロッパやアメリカ、中南米、オーストラリア、ニュージーランドなどの場合、三井住友カード プラチナなどで利用できる「プライオリティ・パス」の利用がおすすめだ。
プライオリティ・パスは世界中の空港のラウンジを無料で利用できるサービスで、1,700以上の空港が対象になる。
またプラチナカードは旅行傷害保険の金額も5,000万円~1億円と高額なので、万が一の事態が起きたときでも高額補償を受けることが可能だ。
ご自身の旅行の行き先や、どれくらいの補償が必要かによっては、ゴールドカードよりもプラチナカードのほうが向いているケースもあるだろう。
ポイントを貯めたい人におすすめなのは「三井住友カード プラチナプリファード」

ポイント還元率をとにかく重視したいなら、基本還元率1.0%の三井住友カード プラチナプリファードがおすすめだ。
年間100万円の利用ごとに10,000ポイントが還元(最大年間40,000ポイント)されたり、プリファードストアを経由した買い物でさらに多くのポイントがもらえたりと、ポイント還元に特化している。
旅行の特典よりも日常的な買い物のポイント還元を重視するなら三井住友カード プラチナプリファードが良いだろう。
高ステータスのカードを持ちたい人におすすめ「三井住友カード プラチナ」

とにかく高ステータスのカードがほしいなら、三井住友カードのなかでも特にランクが高い「三井住友カード プラチナ」がおすすめだ。
年会費は55,000円(税込)と三井住友カードのなかでは最高額であり、そもそも持てる人が限られる。
また、総利用枠も大きく、支払いができなくなると三井住友カード株式会社の損失が大きいことから審査難易度も相応に高いと考えられるだろう。
三井住友カード プラチナをビジネスの接待シーンで使うことで、自身の社会的な信用の大きさを示すことができるだろう。
ただし、三井住友カード プラチナは年会費が55,000円(税込)と高額であり、充実した特典を使い切ることができないと、割高感を感じてしまうかもしれない。
社会的信用を得られるメリットだけで55,000円は高いと感じる人もいるため、ゴールドにはない「プライオリティ・パス」「秘書のように利用できるコンシェルジュ」など、プラチナカードならではの特典をフル活用できることも事前に把握しておこう。
特別なサービスがほしい人におすすめ「Olive フレキシブルペイ」
通常のクレジットカードにはない特典を利用したい方は、Oliveフレキシブルペイがおすすめだ。
通常のクレジットカードはクレジットカードとしての機能しかないが、Oliveフレキシブルペイは「クレジットカード」「デビット」「ポイントカード払い」の3つの機能を柔軟に使い分けることができる。
クレジットカードの使いすぎが怖い方は、デビットモードに切り替えることで口座の残高を超える支払いができないので、使い過ぎを未然に防ぐことができる。
またはOlive フレキシブルペイは通常の三井住友カード(NL)などにはない基本特典と選べる特典がある。
Oliveフレキシブルペイ(プラチナプリファード)の特典の例
基本特典 | SMBCダイレクトの他行あて振込手数料月3回まで無料 三井住友銀行本支店ATM24時間手数料無料 定額自動入金手数料無料 定額自動送金《きちんと振込》手数料無料 |
---|---|
選べる特典 | 対象のコンビニATM手数料無料(1回) 利用特典(100pt) Vポイントアッププログラム+1% 給与・年金受取特典(200pt) の中から2つ選択可能 |
上記の特典に魅力を感じる方なら、通常のクレジットカードではなく「Oliveフレキシブルペイ」がおすすめだ。
三井住友カードはインターネット申し込みがおすすめ

三井住友カードの申し込み方法にはいくつかの選択肢があるが、なかでもおすすめなのは「インターネット申し込み」だ。
インターネットなら24時間いつでも申し込みができるので、昼間に仕事が忙しい方でも三井住友カードに申し込める。
また、三井住友カードは最短10秒の即時発行にも対応しており、「今日すぐにカード払いを利用したい」というケースでも間に合わせることも可能だ。
ここからは、三井住友カードのインターネット申し込みで必要なものや手続きの流れ、即時発行の流れについて解説する。
インターネット申し込みに必要なもの
インターネット申し込みをする前に、以下の「必要書類」を手元に集めておこう。
三井住友カードでは後述する「即時発行」も可能だが、必要書類を提出して受理されないことには審査や申し込み手続きが完了しないためだ。
- 運転免許証または運転経歴証明書
- 健康保険証
- 個人番号(マイナンバー)カード
- パスポート(現住所の記載が必要)
- 住民票または印鑑登録証明書(個人名義のみ)
- 在留カード
運転免許証を持っている方は、それさえあれば必要書類はカバーできる。運転免許証を持っていない方は、健康保険証やマイナンバーカードを手元に用意してから申し込みをしよう。
また、インターネット申し込みの流れは後述するが、金融機関のウェブサイトでカード払いの利用額を支払うための口座振替の設定が必要になる。
そのときにスムーズに口座情報を入力できるように、銀行口座番号などの情報が分かる通帳やカードなども手元に準備しておこう
インターネット申し込みの流れ
三井住友カードのインターネット申し込みの流れは以下のとおり。
- 公式サイトで申し込みボタンを押す
- 申し込む本人についての情報を入力する
- 各金融機関ウェブサイトで口座振替の設定を行う
- 入会審査を行う
- 入会審査が完了すると、審査結果がメールで届く
- 自宅にカードが到着する※カードレスの場合は、会員番号などが記載された台紙が自宅に到着
インターネット申し込みをすると約3営業日でカードが発行され、約1週間で手元にカードが届く。
カードが届くまでに買い物にカード番号を利用したい場合、以下の「即時発行」の機能を利用しよう。
即時発行の流れ
即時発行を選択した場合、カード番号を発行後に以下の手続きをすることで、すぐに買い物に利用することができる。
- 電話認証
- Vpassを登録
- Google Pay™ またはApple Payを設定
カード番号の発行と電話認証のあと、Vpassを登録することでネットショッピングするときにカード番号を利用できるようになる。
さらに、Google Pay™ またはApple Payにカード番号を登録することで、店頭での支払いにも利用が可能になる。
すぐにでもカード払いを利用したい方は、上記の即時発行の手続きの進め方を覚えておくと良いだろう。
三井住友カードには豊富なラインナップがあるが、特徴の違いを知ればおすすめのカードがきっと見つかる!

本記事では、数あるなかでもおすすめできる10枚の三井住友カードを紹介した。
三井住友カードには、今回紹介した以外にもさまざまなカードがあり、選ぶのに苦労するかもしれない。そこで事前に知っておきたいのが「選び方」だ。自分に合うカードの選び方を知っていれば、理想の1枚がきっと見つかるだろう。
三井住友カードの選び方には、年会費の安さやポイント還元率、付帯サービス、付帯保険、国際ブランドなどさまざまなポイントがある。
例えば専業主婦の方がカードを作るなら、収入要件が申し込み条件に記載されていない三井住友カード(NL)が候補になる。
海外旅行に向いているカードを作るなら、海外旅行傷害保険が充実していて空港ラウンジも利用できる「三井住友カード ゴールド(NL)」がおすすめだ。
三井住友カードはインターネットで申し込み可能で最短10秒の即時発行に対応するカードもあるため、今すぐカード払いを利用したい方にとっても利用価値が高い。
本記事で紹介した選び方やケース別のおすすめカードを参考に、ご自身のライフスタイルに最適な三井住友カードを見つけてみよう。