VIASOカードの審査基準とは？流れや審査通過のコツを紹介

VIASOカードは、三菱UFJニコス株式会社が発行している銀行系カードで安全性と信頼性の高いクレジットカードだ。

発行を検討している人の中には、「審査基準は厳しいのか」「審査通過のコツを知りたい」と考えている人もいるだろう。

また、「どのような理由で審査に落ちる可能性があるのか」も申し込み前に把握しておく必要がある。

そこで本記事では、VIASOカードの審査基準や審査通過のコツ、審査に落ちる理由などについて詳しく解説する。

VIASOカードの審査は甘い？厳しい？

VIASOカードは銀行系カードであるため、審査難易度が比較的高いことを予想する人も多いだろう。

発行元による一般的な審査難易度を厳しい順に並べると、次の順番となる。

VIASOカードは他行が提供している銀行系カードに比べると審査難易度が低いとはいえ、流通系や消費者金融系のカードよりも審査に通りにくい。

ただし、カードランク自体は「一般カード」に該当するため、最低限の条件を満たしておくと審査に通る可能性が高い。

また、VIASOカードは審査基準を公表していないものの、申し込み条件からある程度の審査難易度を図れる。

VIASOカードが定めている申し込み条件は、次の通りだ。

18歳以上の人（高校生は除く）本人または配偶者に安定した収入がある人

申し込み条件は「18歳以上の人」「本人または配偶者に安定した収入がある人」と設定されていることから、比較的審査に通る可能性が高いといえる。

銀行系カードによっては「20歳以上」でないと申し込めない場合があり、比較的申し込みやすいカードであるとわかる。

そのため、初めてクレジットカードを発行する場合や収入に自信がない場合は、最適なカードだといえるだろう。

VIASOカードの審査基準とは

VIASOカードは申し込み条件をクリアしていることに加えて、一般的に定めている審査基準を満たす必要がある。

本項では、2つの審査基準について解説する。

属性情報

審査基準の1つとして「属性情報」があり、審査の際にクレジットカードの利用料金を支払える能力を持っているか図るための重要な情報だ。

属性情報で確認される主な項目は、次の通りだ。

特に申込条件にも定められている「年齢」「年収」の2項目は、VIASOカードにおいて最重要項目だと予想される。

信用情報

また、属性情報に加えて、クレジットカードやローンの申し込みや契約に関する情報で客観的な取引事実を登録した、個人情報が掲載されている信用情報もチェックされる。

信用情報に掲載されている主な項目は、次の通りだ。

過去にクレジットカードやローンに、滞納や延滞の記録が登録されていると、審査に通らない可能性が高い。

滞納や延滞の記録が登録されると最低でも5年間は、クレジットカードに申し込んだとしても審査に通らない。

そのため、属性情報と信用情報の条件を満たしたうえで、VIASOカードに申し込むことが重要だ。

VIASOカード審査通過のコツ

次は、審査で見られるポイントをもとに、クレジットカードの審査に通過するコツを解説する。

クレヒスを良好に保つ

VIASOカードを申し込む際は信用情報が確認されるため、クレヒスを積み上げることが重要だ。

クレヒスとは、クレジットヒストリーの略称でクレジットカード・ローン・奨学金・分割払いなどの利用履歴が掲載されている情報のことだ。

審査担当者に好印象を与えるには、毎月遅れなく支払うことや、携帯電話やサブスクなどの少額支払いを遅れなく支払い続ける必要がある。

一方、クレジットカードやローンの支払いに遅れてしまうと、信用情報にキズが付く危険性が高いため、遅延を発生させないようにしなくてならない。

複数のクレジットカードに同時申し込みしない

VIASOカードに申し込む際は、審査に落ちた際の保険として複数のカードを同時に申し込むのはおすすめしない。

同時期に申し込んだ履歴は信用情報に登録され、最低でも半年間は申込履歴が残ってしまうのだ。

審査担当者が信用情報を確認した際に「お金に困って同時期に複数のカードを申し込んだ」と判断されて、審査に落ちる可能性が高い。

カードの審査に通る確率を上げたい場合は、申し込むカードを1枚に絞ることが得策だ。

キャッシング枠は利用しない

また、VIASOカードに限らず申し込み時にキャッシング枠を0円に設定することも、審査に通りやすくなる手段となる。

キャッシング枠を0円に設定すると「現金を用意したいがゆえにカードに申し込んだ」と見なされるリスクも低くなる。

思わぬ理由で審査に落ちる要素をなくすためにも、不要な場合はキャッシング枠を0円に申し込むのが無難だ。

VIASOカードの審査に落ちる理由

VIASOカードの審査に通るコツを把握していたとしても、やはり審査に落ちてしまうリスクがある。

申し込み前に審査に落ちる理由を把握して、スムーズにカードを発行する準備を整えてほしい。

申し込み内容に虚偽申告や誤りがあった

申し込み時の入力内容に、虚偽申告や誤りが発覚した場合は、審査に落ちる危険性が高い。

特に年収・勤務先・勤続年数などに誤りや虚偽申告があった際は、審査に通らない可能性が高い。

審査に通るために、年収や勤務先を偽って申告したとしても、審査担当者が信用情報をチェックした際に必ずバレるのだ。

運良く審査に通ったとしても、後に強制解約になったり損害賠償請求をされたりする場合があり、今後のクレジットカードやローンの審査に悪影響を及ぼす危険性がある。

そのため、審査にどうしても通りたいからといって、申し込み内容の虚偽申告や誤りに注意が必要だ。

信用情報に問題があった

過去にクレジットカードやローンの返済を滞納した履歴が登録されている場合は、審査に落ちるリスクが高い。

信用情報に金融事故が登録されると少なくとも5年間は履歴に残るため、登録期間中に申し込んでも審査には通らない。

また、携帯電話料金やサブスクなどの少額決済を滞納したとしても、信用情報機関に登録されることに注意が必要だ。

一方、クレジットカードを利用した履歴がない場合でも、申込者の返済能力が確認できず審査の際に不利に働く場合がある。

申し込み前に信用情報に金融事故が登録されていないか気になる際は、信用情報機関に「情報開示請求」をするのも1つの手段だ。

安定した収入を確保していなかった

VIASOカードの申し込み条件は「本人または配偶者に安定した収入がある人」と記載があり、安定した収入がないと審査に落ちる危険性が高い。

そのため、転職して間もない際や無職で収入がない際は、「返済能力が低い」と判断されて審査通過が難しくなる可能性がある。

また、自営業者やフリーランスなどの収入が安定していない人も、審査が不利に働く場合があることにも注意が必要だ。

一方、アルバイトやパートなどで毎月安定した収入を確保できている場合は、審査に通る確率が上がる。

収入の高低にかかわらず、安定した収入が確保できていることが、審査通過のカギを握るのだ。

VIASOカードの審査に落ちた際の対処法

VIASOカードは銀行系カードに該当するため、対策を講じていたとしても審査に落ちてしまうことも少なくない。

審査に落ちてしまった場合に、どのような対策を講じれば良いのか紹介するので、次回の審査に臨む際に役立ててほしい。

下位ランクのカードを利用してクレヒスの改善に励む

VIASOカードの審査に落ちてしまった場合は、下位ランクのカードを発行してクレヒスの実績を積み上げることが得策だ。

VIASOカードは銀行系カードに該当するため、他社クレジットカードよりも比較的審査が厳しく設定されている。

例えば、比較的審査に通りやすいと言われているクレジットカードは、次の通りだ。

流通系や消費者金融系のクレジットカードを発行してクレヒスを積み上げたうえでVIASOカードに申し込むと、審査に通る可能性がある。

今後の審査を有利に進めるためにも、下位ランクのカードを利用してクレヒス情報を改善する必要があるのだ。

審査に落ちた時から半年空けて再申し込みする

VIASOカードの審査に落ちたからといって、半年以内に再度申し込むのは禁物だ。

短期間に何度も申し込むと「申し込みブラック」と見なされて、次回の審査時に不利に働く危険性がある。

信用情報機関に申し込んだ履歴が少なくとも半年間登録されるため、申し込んでも審査に落ちる可能性が高い。

また、VIASOカードの審査に落ちた際でも、遅れなく現在持っているカードの支払いを続けることも重要だ。

審査に通る確率を上げるためにも信用情報を改善しつつ、半年空けてから再申し込みする必要がある。

VIASOカードの審査の流れ

VIASOカードは銀行系カードで審査までに時間がかかると思われがちだが、比較的早めに審査や発行が完了するカードだ。

申し込み内容は最短10分程度で完了するため、時間が取れにくい人でも気兼ねなく申し込める。

カードを発行を検討している人は、本項を確認してスムーズに手続きを完了させよう。

① 公式サイトから申し込み

VIASOカードの公式サイトにアクセスした後に、「ピーコックグリーン お申し込みはこちら」または「ダークグレー お申し込みはこちら」のどちらかをクリックする。

クリックしたら「一般」または「学生」のどちらかを選択して、「次へ」をクリックする。

VIASOカード入会申込における「会員規約」や「WEB明細チェック利用規定」の確認をし、「同意して進む」をクリックして申し込み内容の入力に進む。

② 申し込み内容を入力する

次のページが表示されたら、申し込み内容の入力を開始する。

入力する主な項目は、次の通りだ。

基本情報	●氏名 ●生年月日 ●性別 ●住所 ●電話番号 ●メールアドレス ●住まいの形態 ●居住年数 ●家賃・住宅ローンの有無 ●家族構成 ●同一生計人数 ●世帯主との続柄 ●ショッピングの利用目的
勤務先情報	●職業 ●勤務先 ●電話番号 ●従業員数 ●勤続年数 ●年収 ●無担保借入残高
サービス情報	●キャッシング利用可能枠 ●運転免許証（運転経歴証明書）の有無 ●ショッピング支払方法 ●暗証番号 ●指定金融機関の選択 ●家族カード・ETCカードの申し込み有無 ●携帯料金の支払い

また、VIASOカードを申し込む際は、次の本人確認書類のいずれか1つを提出する必要がある。

事前に本人確認書類を用意しておくと、スムーズにカードを発行できる可能性が高い。

③ 入会審査・カード発行

申し込みが完了したら、受付完了メールが申し込み内容入力時に指定したメールアドレス宛に届く。

入力内容に問題なければ審査が開始され、確認事項がある場合は携帯電話や勤務先に在籍確認の連絡が入ることがある。

審査は最短即日で完了するため、急ぎでクレジットカードを発行する用事がある場合にも最適なカードだ。

なお、審査状況を確認したい場合は申し込み完了後に届く「サンキューメール」に記載のURLをクリックし、照会番号と生年月日を入力すると確認できる。

④ カード受け取り

無事に審査に通ると、申し込み時に入力した自宅住所宛にカードが届く。

クレジットカードは最短翌営業日に発送され、ゆうメールの簡易書留にて受け取りを完了させる。

ただし、実際に手元にカードが届くまでは3日〜1週間程度かかることを覚えておく必要がある。

VIASOカードの審査をクリアして上手に使いこなそう

VIASOカードは銀行系カードに該当するため、一般的なカードに比べると審査のハードルが高いことが予想される。

しかし、銀行系カードの中でも「一般カード」に分類されており、最低限の申し込み条件をクリアしていると審査に通る可能性が高い。

申し込み条件は「18歳以上の人」「本人または配偶者に安定した収入がある人」で、比較的発行しやすいカードだ。

審査基準は公表されていないものの、年収や勤務先を確認する属性情報や支払状況や借入状況などを確認する信用情報に問題がなければ、審査に通る確率が高い。

また、審査に通過するためにはクレヒスの実績を積んだり、申し込むカードを1枚に絞ったりするなどの基本を抑えておけば問題ない。

一方、申し込み内容に虚偽申告があったり、信用情報にキズがあった際に審査に落ちるリスクがある。

そのため、審査通過のポイントや落ちる場合を把握したうえで、使い勝手に優れたVIASOカードを発行しよう。