- DMM FXで取引できる最低金額を知りたい
- DMM FXで最低金額の取引をする注意点を把握したい
- DMM FXで運用する金額を決める考え方を理解したい
DMM FXの利用を検討している人の中には、いくらから取引をはじめられるのか気になっている人も多いだろう。
必要な最低金額を知ることは、自分が取引をすぐにはじめられるのか、資金を貯める必要があるのかを判断する重要なポイントだ。
本記事では、DMM FXで取引できる最低金額や最低金額で取引する際の注意点、運用する金額の考え方などを解説する。
口座開設の手順や入金方法まで紹介しているので、ぜひ参考にしていただきたい。

DMM FXの最低金額はいくらから?

DMM FXで最低金額の取引を行うためには、取引する通貨のレートや取引量によって決まる証拠金を求める必要がある。
証拠金とは、FX会社に預け入れる資金のことで、取引するために必要な担保のようなものだ。
ここでは、以下の項目にそってDMM FXで取引できる最低金額について解説していく。
- DMM FXの基本情報
- 最低取引単位は1Lotあたり10,000通貨
- 取引で必要な最低資金の求め方
- 主な通貨ペアの最低金額の一覧
それぞれの項目を理解し、DMM FXで取引できる最低金額の求め方を身につけよう。
DMM FXの基本情報
運営会社 | 株式会社DMM.com証券 |
---|---|
取引銘柄 | 21通貨 |
最低取引単位 | 10,000通貨 |
取引手数料 | 無料 |
入出金手数料 | 入金:自己負担 (※クイック入金の場合は無料) 出金:無料 |
レバレッジ | 25倍(固定) |
主なスプレッド | 米ドル/円:0.2銭 ユーロ/円:0.4銭 ポンド/円:0.9銭 |
※2024年9月2日時点
※スプレッドは原則固定
DMM FXは、株式会社DMM.com証券が提供しているFX取引サービスだ。主な特徴をまとめると、以下のとおりになる。
- 業界最狭水準のスプレッドで取引コストを抑えられる
- 申し込みから最短30分で取引をはじめられる
- 24時間電話およびチャットサポートがある
- 取引実績に応じたランクによってポイントが付与される
また、株式会社DMM.comが運営する「DMM 株」で保有している株式があれば、FXの証拠金に株式を活用してFX取引をはじめることが可能だ。
最低取引単位は1Lotあたり10,000通貨
DMM FXの最低取引単位は、1Lotあたり10,000通貨である。Lotとは、売買単位をあらわす言葉だ。
たとえば、米ドル/円を1Lotで取引した場合、1円の値動きで1万円の損益が発生する。一方で、2Lotで取引した場合は、1円の値動きで2万円の損益が発生する仕組みだ。
また、米ドル/円・ユーロ/円・英ポンド/円の取引を同時に行う場合は、各ポジションで最低取引単位の取引が必要であるため、最低でも合計30,000通貨の取引が必要になる。
仮に同じ通貨ペアの買い注文を3回にわけて行った場合でも、30,000通貨以上の取引が必要になることをおぼえておこう。
取引で必要な最低資金の求め方
DMM FXでは、最低入金額に関する制限は設けられていない。そのため、取引に必要な最低資金は、各通貨ペアの取引に必要な証拠金ということになる。
証拠金を求める計算式
たとえば、1ドル100円のときに1Lotを取引する場合の証拠金額は、以下のとおりになる。
この場合、取引するために最低でも40,000円以上の入金が必要になるということだ。
DMM FXの取引を最低資金で行うためには、現在の為替レートから証拠金を算出しよう。
主な通貨ペアの最低金額の一覧
FX取引に必要な証拠金額は、通貨ペアごとに異なる。DMM FXで取り扱っている主な通貨ペアの証拠金額は、以下の表を参考にしてほしい。
通貨ペア | 為替レート | 最低限必要な証拠金額 |
---|---|---|
米ドル/円 | 146.18円 | 58,472円 |
ユーロ/円 | 161.38円 | 64,552円 |
ポンド/円 | 191.81円 | 76,724円 |
ユーロ/米ドル | 1.10ドル | 64,319円 |
南アフリカランド/円 | 8.13円 | 3,252円 |
※2024年9月2日時点
なお、ユーロ/米ドルのように日本円を含まない通貨ペアの場合は、証拠金を求める式に「円換算レート」を組み込んで算出する。
円換算レートを含めて証拠金を求める計算式
たとえば、円換算レート=146.18円のときにユーロ/米ドルを1Lot取引するための証拠金額は、以下のとおりになる。
日本円を含まない通貨ペアの証拠金を計算する場合は、円換算レートを忘れないように注意しよう。

DMM FXで最低金額で取引する3つの注意点

DMM FXで最低金額で取引する際の注意点を3つ紹介する。
- 証拠金維持率が100%を切るとマージンコールが発生する
- 証拠金維持率が50%を切るとロスカットされる
- 最低金額の入金だと満足に取引できない可能性がある
最低金額での取引を検討している人は、失敗しないように注意点を把握しておこう。
証拠金維持率が100%を切るとマージンコールが発生する
マージンコールとは、損失が発生して証拠金維持率が一定レベルを下回ったときに、証拠金の追加やポジションの決済を求められることである。
証拠金維持率を求める計算式
たとえば、米ドル/円の取引で1ドル=100円のときに1Lot分のドル買いを注文したと仮定すると、このときに必要な証拠金は40,000円(注文証拠金)となる。
その後、急激に円安となり1ドル=110円になった場合、必要な証拠金は44,000円(ポジション必要証拠金)に変化する。
このとき、純資産が80,000円だった場合、証拠金維持率は90.9%となるため、マージンコールの対象になるということだ。
なお、DMM FXでマージンコールが発生した場合は、以下の制限を受けることを留意しておこう。
- 新規取引の停止
- 出金予約の取消・停止
- 代用引出予約の停止
- 発生済み新規未約定注文の取消
解除するためには、マージンコールが発生した翌営業日の04時59分までに、追加証拠金額以上の入金や、ポジション決済による追加証拠金の解消が必要だ。
証拠金維持率が50%を切るとロスカットされる
ロスカットとは、損失が発生して証拠金維持率が一定の水準を下回った場合に、さらなる損失の拡大を防ぐために保有ポジションを強制的に決済することである。
証拠金維持率の求め方については、マージンコールの例を参考にしてほしい。
DMM FXのロスカットは、証拠金維持率が70%を切ったときにアラートメールを送信し、50%以下になったときに保有しているすべてのポジションを強制決済する仕組みだ。
ただし、ロスカットが実行されても、相場状況によって預けた証拠金以上の損失が発生する場合がある。円安が進むと、証拠金が不足する可能性が高まるため注意しておこう。
最低金額の入金だと満足に取引できない可能性がある
DMM FXで最低金額の入金で取引を行う場合、少しの為替変動でマージンコールやロスカットになる可能性が高い。
そのため、スワップポイントを狙った長期取引には向いていないことに留意しておこう。
また、マージンコールやロスカットを避けて安定した取引を行うためには、できる限り入金する証拠金額に余裕をもつことが必要だ。
どのくらいの金額で安定して取引できるか目安がわからない場合は、DMM FXの証拠金シミュレーションを利用してみよう。
DMM FXで運用する金額を決める3つの考え方

DMM FXで運用する金額を決める考え方を理解しておくと、大きな損失を被るリスクを最小限に抑えられる。
- 生活に影響が出ない余剰資金から運用額を考える
- 証拠金不足のリスクを抑えられる金額から運用額を考える
- 目的とする取引方法から運用額を考える
上記3点の考え方について、詳しく見ていこう。
生活に影響が出ない余剰資金から運用額を考える
FX取引では、各国の経済や社会情勢などの変動によって為替レートが急変し、預けた証拠金以上の損失を被るリスクがある。
そのため、年齢や家族構成などから判断したリスク許容度の範囲で生活資金を確保し、その余剰資金をFX取引に充てるべきだろう。
具体的には、余剰資金の範囲内でどれくらいの為替差損なら生活資金に影響が出ないかを事前にシミュレーションし、余裕をもって証拠金を入金することが重要だ。
証拠金不足のリスクを抑えられる金額から運用額を考える
DMM FXでは、証拠金維持率が100%を切るとマージンコールやロスカットが発生する。そのため、証拠金維持率が100%を切らないように運用額を決めることもひとつの考え方だ。
DMM FXなら証拠金シミュレーションに運用予定の金額を入力すると、簡単にロスカットラインの金額や証拠金維持率100%を切る為替レートを確認できる。
事前に活用して、余剰資金の範囲内で投資できる金額を検討してみよう。
目的とする取引方法から運用額を考える
FX取引の目的が、短期取引か長期取引かによって用意するべき運用額は異なる。
為替差益を狙って数秒から数分で決済を繰り返す短期取引では、証拠金維持率を保つための多額の資金は必要ない。
一方で、スワップポイントを狙って長期でポジションを続ける長期取引では、証拠金維持率を保つために多額の資金が必要になる。
長期取引を目的としていても、十分に余剰資金を用意できない場合は、短期取引への切り替えや資金を貯めることを検討するべきだろう。
DMM FXで口座開設する手順

DMM FXの口座開設は、Web上で申し込みが完了し、最短で申込当日に取引を開始できる。
- スマホアプリ「DMM FX」または公式HPよりアカウント登録へ申し込み
- 本人確認書類の提出
- アカウント登録の審査
- 取引開始
申込当日に取引をはじめるためには、本人確認書類をスマホアプリから提出する必要がある。スマホアプリから提出できる本人確認書類は、以下の2パターンだ。
- マイナンバーカード
- 通知カードと運転免許証または在留カード
あてはまらない場合は、本人確認書類についてを確認してほしい。また、土日はアカウント登録の審査を行っていないため注意しよう。
PCやスマホから無料で口座開設できるため、DMM FXに魅力を感じた人は、以下のリンクから口座開設の申し込みをしてみよう。
DMM FXに入金する方法

DMM FXに入金する方法は「クイック入金」と「銀行振込」の2種類だ。
クイック入金 | 銀行振込 | |
---|---|---|
入金方法 | インターネットバンキング | 銀行窓口、ATM、インターネットなど |
対応している金融機関 | 約340 | 制限なし |
振込手数料 | 無料 | 自己負担 |
資金の反映タイミング | 即時(土日祝含む) | 着金後30分〜1時間程度 |
クイック入金なら手数料を支払うことなく、24時間365日入金が可能だ。また、自宅PCやスマホから手軽に入金できる点も魅力といえるだろう。
また、クイック入金に対応した金融機関は約340と豊富だ。対応した金融機関の口座をもっている人や手数料を抑えてすぐに入金したい人は、クイック入金を利用しよう。
DMM FXで最低金額で取引するときによくある質問

DMM FXで最低金額で取引するときによくある質問を4つ用意した。
- DMM FXでは稼げないですか?
- DMM FXに危険性はありますか?
- DMM FXではレバレッジを設定する方法はありますか?
- DMM FXで出金拒否されることはありますか?
気になる質問があれば、回答を参考にしてほしい。
DMM FXで取引できる最低金額は通貨ペアによって異なる

FX取引をはじめるためには、一定金額の証拠金を預けなければならない。そのため、DMM FXで取引できる最低金額は、通貨ペアごとに異なる証拠金によって決まる。
DMM FXで必要になる証拠金は「取引する通貨ペアのレート×10,000通貨(最低取引単位)÷25(レバレッジ)」で求めよう。
また、DMM FXで最低金額の取引を行う際には、証拠金維持率が100%を切ると発生する「ロスカット」や「マージンコール」を考慮しておく必要がある。
実際に必要な証拠金以上に、余裕のある証拠金額を入金しておくことが望ましいだろう。
DMM FXなら証拠金シミュレーションを利用して、必要な証拠金やロスカットラインの金額を簡単に確認できる。取引をはじめる前に、デモ取引を利用して実践的なスキルを身につけることも可能だ。
PCやスマホから数分で完了できるため、DMM FXに魅力を感じた人は、以下のリンクから口座開設の申し込みをしてみよう。