- スワップポイントの高いFX業者が知りたい
- スワップポイントの高い通貨ペアが知りたい
- FX取引でスワップポイントをうまく活用する方法が知りたい
FXでは、為替差益に加えて、保有する建玉を翌日以降へ繰り越す(ロールオーバーする)際に、通貨間の金利差調整分として「スワップポイント」を受け取る、または支払うことがある。
スワップポイントはFX会社が提示しており、同じ通貨ペアでもFX会社によって金額が異なる。さらに、金利情勢や市場環境によって日々変動するため、過去に高かった通貨ペアやFX会社が、今後も高いとは限らない。
スワップポイント狙いのFX取引では、「どの通貨ペアを選ぶか」と同じくらい、「どのFX会社で取引するか」が重要だ。
この記事では、スワップポイントを比較するときの見方、スワップポイントが大きくなりやすい通貨ペアの例、長期保有で注意したいリスクをわかりやすく解説する。
スワップポイントを比較する際に確認したいFX業者と見方

スワップポイントを比較するときは、単純に「金額が高いFX会社」を見るだけでは不十分だ。通貨数量、買い/売り、付与日数、スプレッドなどの条件をそろえないと、正しく比較できない。
※本記事ではメキシコペソ/円、南アフリカランド/円、トルコリラ/円は10万通貨、その他は1万通貨を比較単位の目安としている。実際の掲載単位はFX会社や銘柄によって異なるため、各社のスワップカレンダーで確認してほしい。
| 比較項目 | 確認するポイント |
|---|---|
| 買いスワップ/売りスワップ | 買いで受け取れるのか、売りで支払いになるのかを確認する |
| 通貨数量 | 1万通貨あたりか、10万通貨あたりかをそろえて比較する |
| 付与日数 | 祝日や曜日によって、複数日分・0日分になることがある |
| スプレッド | 新規建て・買い増し・決済時の実質コストとして確認する |
| 取引単位 | 少額で始めたい場合は1,000通貨などの対応有無を見る |
| 高金利通貨の注意事項 | 流動性、価格急変、ロスカットリスクの説明を確認する |
比較対象としては、みんなのFX、LIGHT FX、GMOクリック証券、GMO外貨、ヒロセ通商、SBI FXトレード、外為どっとコム、DMM FX、セントラル短資FX、松井証券FX、外為オンラインなどがある。
ただし、スワップポイントは日々変わるため、この記事では固定ランキングではなく、スワップ狙いで比較されることが多い4社の特徴と確認ポイントを紹介する。
みんなのFX|スワップ・スプレッド・シストレの扱いを確認

みんなのFXは、スワップポイント、スプレッド、取引ツールなどの情報を公式サイトで公表している。スワップポイントを重視する場合は、対象通貨ペアの買いスワップだけでなく、売りスワップや付与日数も確認しておきたい。
取引ツールは、スマートフォン向けの「FXトレーダー アプリ版」、PC向けの「FXトレーダー」、初心者向けの「Webトレーダー」などが用意されている。チャート確認や注文操作のしやすさは、長期保有中に相場を確認するときにも関係する。
また、みんなのFXには「みんなのシストレ」という選択型の自動売買サービスもある。ただし、シストレで発生するスワップポイントはストラテジーの取引損益に含まれるため、スワップポイントだけを個別に受け取る前提では考えない方がよい。
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LIGHT FX|LIGHTペアの条件まで確認したい

LIGHT FXは、スワップポイントやスプレッド、スワップカレンダーを公式サイトで公表している。高金利通貨のスワップポイントを比較したい場合は、通常銘柄と「LIGHT」銘柄の違いも確認しよう。
公式ページでは、2026年4月6日時点の参考値として、メキシコペソ/円 LIGHTの買いスワップ142円、トルコリラ/円 LIGHTの買いスワップ262円、南アフリカランド/円 LIGHTの買いスワップ132円が掲載されている。いずれも10Lot(100,000通貨)あたりの金額だ。
ただし、掲載値は将来の金額を保証するものではない。LIGHTペアは通常の通貨ペアと取引上限などのサービス内容が一部異なる場合があるため、実際に取引する前にサービス概要まで確認しておきたい。
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GMOクリック証券|FXネオのスワップカレンダーとデモ取引を確認

GMOクリック証券の「FXネオ」は、スワップポイントカレンダー、スプレッド、取引ルールなどを公式サイトで公表している。スワップポイントは原則として1万通貨単位で表示され、南アフリカランド/円やメキシコペソ/円など一部通貨ペアは10万通貨単位で表示されるため、比較時は単位をそろえよう。
取引ツールは、PC向けの「はっちゅう君FXプラス」や「プラチナチャート」、スマートフォン向けの「GMOクリック FXneo」などがある。スマートフォンアプリでは、チャートを見ながら発注できる機能やデモ取引も用意されている。
初心者がスワップ狙いで長期保有する場合でも、建玉管理、証拠金維持率、ロスカットラインの確認は欠かせない。取引前にデモ取引で操作感を確認しておくと、実際の相場変動時に慌てにくい。
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ヒロセ通商|LION FXのキャンペーン条件も確認

ヒロセ通商の「LION FX」は、スワップポイント一覧やスプレッド、キャンペーン情報を公式サイトで公表している。スワップポイントは政策金利や為替変動などによって日々変動し、プラスからマイナスへ転じる場合がある点も明記されている。
キャンペーンが実施される場合でも、対象通貨ペア、期間、取引量、保有日数などの条件が定められる。スワップポイントそのものとキャンペーン特典を混同せず、条件を満たせるかを確認してから参加しよう。
取引ツールはPC、スマートフォン、タブレットなど複数の端末に対応している。長期保有を前提にする場合も、急な相場変動に備えて、スマホから証拠金維持率や建玉状況を確認できるかを見ておきたい。
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スワップポイントが発生する仕組み
スワップポイントは、異なる通貨を売買するときに生じる金利差の調整分だ。FXでは一方の通貨を買い、もう一方の通貨を売るため、買った通貨の金利を受け取り、売った通貨の金利を支払うという考え方になる。
一般的には、相対的に金利が高い通貨を買い、金利が低い通貨を売る取引では、スワップポイントを受け取りやすい。反対に、金利が低い通貨を買い、金利が高い通貨を売る取引では、スワップポイントの支払いが発生しやすい。
ただし、スワップポイントは政策金利差だけで決まるわけではない。短期金利市場、通貨の需給、FX会社の提示条件なども影響するため、政策金利差がそのまま日々のスワップポイントになるわけではない。
| 国・地域 | 政策金利などの目安 | 資料日 |
|---|---|---|
| 米国 | FF金利目標レンジ:3.50〜3.75% | 2026年4月29日 |
| 日本 | 無担保コールレート(オーバーナイト物):0.75%程度 | 2026年4月28日 |
| メキシコ | 翌日物銀行間金利ターゲット:6.50% | 2026年5月7日発表、5月8日有効 |
| トルコ | 1週間レポ金利:37% | 2026年4月22日 |
例えば、2026年4月時点では米国のFF金利目標レンジが3.50〜3.75%、日本の無担保コールレートの誘導目標が0.75%程度であるため、米ドル/円には金利差がある。ただし、米ドル/円の買いポジションで必ず一定額のスワップを受け取れると考えるのは避けよう。
将来、日本の金利が上がったり、米国の金利が下がったりすれば、金利差は縮小する。金利差が縮小すると、スワップポイントが減少したり、状況によっては支払い側へ変わったりする可能性がある。
スワップポイントが大きくなりやすい通貨ペアの例

スワップポイントが大きくなりやすい通貨ペアは、相対的に金利が高い通貨と、金利が低い通貨を組み合わせた通貨ペアだ。日本円は主要通貨の中で金利が低めに推移しやすいため、円を売って高金利通貨を買う通貨ペアでは、スワップポイントが大きくなりやすい。
ただし、スワップポイントが高い通貨ペアほど安全という意味ではない。高金利の背景には、高インフレ、通貨安、政治・地政学リスク、流動性の低さなどがある場合もある。
スワップポイントが高くなりやすい通貨ペアの特徴
スワップポイントが高くなりやすい通貨ペアの例は、以下のとおりだ。
- 米ドル/円
- メキシコペソ/円
- トルコリラ/円
- 南アフリカランド/円
- ポンド/円
特に、メキシコペソ/円、トルコリラ/円、南アフリカランド/円は、高金利通貨としてスワップポイント狙いの取引で注目されやすい。一方で、これらの通貨は主要国通貨に比べて価格変動が大きくなる場面がある。
政策金利が高い背景には、インフレを抑えるために中央銀行が高い金利を維持しているケースがある。インフレが落ち着き、政策金利が引き下げられると、スワップポイントも低下する可能性がある。
スワップポイントを狙う場合は、日々のスワップカレンダーだけでなく、対象国の政策金利、物価、為替レートの急変リスクにも注意しておきたい。
スワップポイントが低くなりやすい通貨ペアの特徴
通貨ペア間の金利差が小さいと、スワップポイントは低くなりやすい。政策金利の水準が近い通貨同士では、受け取り額が小さくなったり、支払い側に変わったりする可能性がある。
金利差が小さくなりやすい通貨ペアの例は、以下のとおりだ。
- ユーロ/米ドル
- 豪ドル/米ドル
- NZドル/米ドル
- 豪ドル/NZドル
ただし、金利差が小さい通貨ペアでも、政策金利や市場金利が変化すればスワップポイントの受け払いは変わる。スワップポイントが少ないからリスクも小さい、と単純に考えないようにしよう。
スワップポイントを狙ったFX取引のポイントと注意点

スワップポイントを狙うFX取引では、毎日の受取額だけでなく、為替変動による損益、スプレッド、レバレッジ、ロスカット、税金まで含めて考える必要がある。
長期保有ではスワップポイントが積み上がる一方、為替差損がそれ以上に膨らむこともある。スワップポイントは利益を保証するものではない点を前提にしよう。
FX会社はスワップだけでなく売りスワップ・付与日数まで比較する
同じ通貨ペアでも、FX会社によってスワップポイントは異なる。買いスワップが高くても、売りスワップの支払いが大きい場合や、付与日数の扱いが異なる場合がある。
比較するときは、同じ日付、同じ通貨数量、同じ建玉方向でそろえよう。メキシコペソ/円や南アフリカランド/円のように、10万通貨単位で表示されることが多い通貨ペアは、1万通貨単位の通貨ペアとそのまま比べないよう注意が必要だ。
スプレッドが低いFX会社を選ぶ
スプレッドとは、買値と売値の差額のことで、FX取引の実質的なコストにあたる。スワップポイントを狙う取引は短期売買ほど頻繁に売買しないものの、新規建て、買い増し、決済時にはスプレッドが損益に影響する。
特に高金利通貨は、相場急変時や流動性が低い時間帯にスプレッドが広がる場合がある。スワップポイントの高さだけでなく、通常時のスプレッドやスプレッドが広がる条件も確認しておこう。
スワップポイント狙いのFX取引は余剰資金で行う
高金利通貨は、値動きが大きくなることがある。長期保有を前提にしていても、為替変動による含み損が大きくなる局面があり得るため、余剰資金での運用を基本にしたい。
余剰資金とは、当面使う予定がないお金のことだ。生活費、税金、教育費、住宅費、車の購入費など、近い将来に使い道が決まっているお金は、FX取引に回さない方がよい。
スワップポイント狙いでは「長く保有すれば取り返せる」と考えがちだが、為替差損が大きくなるとロスカットにつながる。無理に資金を入れるのではなく、損失が出ても生活に影響しない範囲で検討しよう。
高レバレッジ取引は避ける
日本の個人向け店頭FXでは、取引金額に対して4%以上の証拠金を差し入れ、維持する必要がある。これはレバレッジに換算すると最大25倍以下にあたる。
ただし、最大25倍まで取引できるからといって、スワップポイント狙いで高レバレッジを使うのは避けたい。レバレッジを上げると、スワップポイントの受取額だけでなく、為替変動による損益も大きくなる。
例えば、1万通貨あたり1日200円のスワップポイントを受け取れると仮定すると、10万通貨なら1日2,000円になる。しかし、為替レートが不利な方向へ動けば、スワップポイントを上回る含み損が短期間で発生する可能性がある。
スワップポイント狙いの長期保有では、レバレッジを低めに抑えることが重要だ。目安としては1〜3倍程度に抑え、相場急変時でもロスカットされにくい資金管理を意識したい。
スワップポイントが付与されるタイミングに注意する
スワップポイントは、保有する建玉を翌日以降へ繰り越す際に発生する。一般的にはニューヨーク市場クローズ前後が目安とされるが、実際の付与タイミングはFX会社によって異なる。
同日中に新規建てして決済するデイトレードでは、スワップポイントを受け取れないことが多い。また、FX取引は原則として2営業日後を決済日として行う取引であるため、土日や各国祝日の影響で、付与日数が複数日分になる日や0日になる日がある。
スワップポイント狙いで保有する場合は、各社のスワップカレンダーで「何日分が付与されるのか」を確認しよう。特に大型連休や海外祝日前後は、付与日数が通常と異なる場合がある。
スワップポイントを含むFX利益は税金も確認する
スワップポイントを含むFXの利益は、国内の店頭FX・取引所FXともに、原則として「先物取引に係る雑所得等」として申告分離課税の対象となる。税率は所得税15%、地方税5%で、別途、復興特別所得税もかかる。
また、FXで損失が出た場合は、一定の要件のもとで他の「先物取引に係る雑所得等」と損益通算でき、引ききれない損失は翌年以後3年内の各年分から控除できる場合がある。税金の扱いは個別事情によって異なるため、利益が出た年や複数口座で取引している場合は、国税庁の情報や税理士に確認しておこう。
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FX取引を始めるならスワップポイントもリスクも確認しよう

スワップポイントは、通貨間の金利差調整分に基づくもので、長期にわたってポジションを保有する場合に重要な要素となる。
一方で、スワップポイントは利益を保証するものではない。為替変動による損失がスワップ収益を上回ることもあり、相場急変時にはロスカットによってポジションが強制決済される可能性もある。
スワップポイントを狙う場合は、以下の順番で確認すると判断しやすい。
- 取引したい通貨ペアの政策金利や為替リスクを確認する
- 複数のFX会社で、同じ条件のスワップポイントを比較する
- スプレッド、取引単位、付与日数、取引ツールも確認する
- レバレッジを低めに抑え、余剰資金で取引する
スワップポイント狙いの取引では、レバレッジは1〜3倍程度を目安に抑え、短期的な為替変動に耐えられる余裕を持つことが大切だ。
FX口座を選ぶときは、スワップポイントの高さだけでなく、スプレッド、取引単位、付与ルール、ロスカット水準、スマホでの管理しやすさまで確認し、自分の取引スタイルに合う会社を選ぼう。
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出典
一般社団法人金融先物取引業協会「スワップポイントについて」
Board of Governors of the Federal Reserve System「Federal Reserve issues FOMC statement」(公開日:2026年4月29日)
日本銀行「当面の金融政策運営について」(公開日:2026年4月28日)
Banco de México「Monetary policy statement」(公開日:2026年5月7日)
Central Bank of the Republic of Türkiye「Press Release on Interest Rates」(公開日:2026年4月22日)
金融庁「いわゆる外国為替証拠金取引について」
国税庁「No.1521 外国為替証拠金取引(FX)の課税関係」(公開日:2025年4月1日)
みんなのFX「スワップについて」
みんなのFX「取引ツール」
みんなのシストレ「みんなのシストレ」
LIGHT FX「スワップポイントについて」
LIGHT FX「スワップカレンダー」
GMOクリック証券「FXネオ 為替レート」
GMOクリック証券「GMOクリックFXneo」
ヒロセ通商「LION FXスワップポイント」
ヒロセ通商「キャンペーン一覧」

