- おすすめの仮想通貨が知りたい
- 将来性のある仮想通貨の特徴が知りたい
- 仮想通貨に投資するときの注意点が知りたい
「仮想通貨を始めたいけど銘柄の特徴やメリットがわからない」「将来性のある仮想通貨を選ぶためにどこを見たらいいの?」とお悩みではないだろうか。
本記事では、仮想通貨のおすすめ銘柄をランキング形式で紹介する。また、将来性のある仮想通貨の特徴や、気をつけたいポイントにも触れる。
仮想通貨を始めようと思っている人は、ぜひ本記事を参考にしてほしい。
仮想通貨のおすすめ銘柄ランキング7選

「どの仮想通貨を選べばいいかわからない」と決めかねている人も多いだろう。さっそく仮想通貨のおすすめ銘柄をランキング形式※で紹介する。
- 時価総額をもとにランキング付
第1位:ビットコイン
仮想通貨の代表格といえば、2009年に誕生した「ビットコイン」を思い浮かべる人が多いだろう。
ビットコインとは、世界初の仮想通貨であり、時価総額は未だトップである。中央銀行や政府に依存せず、インターネット上で取引や通貨発行できる分散型暗号資産の一種だ。
ビットコインの特徴
ビットコインの特徴は下記のとおりである。
- 安全性が高い
- ビットコインは、ブロックチェーンと呼ばれる技術を利用しており、取引履歴を簡単に記録・公開しているのが特徴だ
- 透明性が高く、データの改ざんにも強いため、安全性の高い取引が可能である
- 供給量に上限がある
- ビットコインは、発行枚数に上限があるのも大きな特徴だ
- 最大で2,100万枚であるため、必要以上に通貨が流通し、インフレーションを引き起こすリスクを抑えることができる
- 流動性が高い
- ビットコインは時価総額トップであり、世界中で取引できることから、取引量が多く流動性が高いのが特徴だ
- 流動性が高いため、スムーズに売却や現金化をすることができる
- 価格変動が激しい
- ビットコインは価格変動が激しいという特徴も覚えておこう
- 1日の間でも価格が安定しないため、大きなリターンを狙える一方でリスクを負う可能性もある
また、直接取引や送金を行うため、自由度が高く手数料が安いのも特徴である。
- 個人間でスピーディーに送金できる
- 1つ目のメリットは、個人間でスピーディーに送金できる点だ
- 銀行を経由しないため、送金から着金までがスムーズなのが魅力である
- 遠く離れた相手にでも、10〜40分ほどで送金することができる
- また、手数料が無料、または格安なのもビットコインのメリットだ
- 両替手数料がかからない
- ビットコインは、両替をせずに決済できるのがメリットの1つだ
- 海外旅行先や出張先などの空港で両替をすると、数千円の手数料がかかるのが一般的である
- ビットコインであれば両替をする必要がないため、決済手数料のみで利用することが可能だ
第2位:イーサリアム(ETH)
イーサリアムとは、ヴィタリック・ダリンによって2015年にローンチされた。時価総額を常に2位をキープしている人気の仮想通貨だ。
イーサリアムの特徴
イーサリアムの特徴は下記のとおりである。
- 発行枚数に上限がない
- イーサリアムには、ビットコインのように発行枚数に上限がないのが特徴だ
- そのため、新しくETH(イーサ)の発行を続けることが可能である
- インフレーション対策として、需要と供給量のバランスが保たれるような仕組みを導入している
- 分散型アプリを開発できるプラットフォーム
- イーサリアムは、分散型アプリやプログラムを開発できるプラットフォームだ
- 中央管理者が存在せず、レンディングや取引所、ステーブルコインなどさまざまなサービスを提供している
- 金融サービスやゲーム開発に利用されているのも、大きな特徴だ
- スマートコントラクト機能を備えている
- スマートコントラクト機能を備えているため、事前に設定した要件が満たされると、自動的に実行されるのが大きな特徴である
- これにより、第三者を経由せずに契約やプログラムが実行できる
- 利便性が高い
- イーサリアムのメリットは、利便性の高さだ
- スマートコントラクトにより、第三者を経由せずに契約を実行できるため、スピーディーな取引、かつ人件費の削減が期待されている
- 将来性に期待できる
- イーサリアムは金融サービス、ゲーム開発などさまざまな分野で利用されている
- 今後も拡大されると予想され、将来性に期待できるのがメリットと言えるだろう
第3位:リップル
リップルは、国際送金の「時間がかかる・手数料が高い」といった課題解決を目指して、2004年に開発された。
ブロックチェーンを使わず、XRP Ledgerを使って運用しているのが大きなポイントである。
リップルの特徴
リップルの特徴は下記のとおりだ。
- 発行上限枚数が1,000億枚
- 発行上限枚数が1,000億枚であることに加えて、すでにすべてが発行済みであることは、リップルの大きな特徴だ
- 1,000億枚という発行数は、数ある仮想通貨の中でトップクラスである
- 国際送金が利用されるごとに一部消滅するシステムのため、枚数が減り、リップルの価値が上がっていく仕組みだ
- ブロックチェーンではなくXRP Ledgeを使用している
- 上記で紹介したビットコインやイーサリアムのように、仮想通貨ではブロックチェーンの使用が一般的である
- しかし、リップルはブロックチェーンではなく、XRP Ledgeを使用して取引記録が蓄積されるのが特徴だ
- XRP Ledgeとは、分散型システムであり、素早く・安く国際送金を行うために開発されたものである
- マイニング作業が不要
- リップルは、発行上限枚数である1,000億枚をすでに発行しているため、マイニング作業が不要なのも特徴の1つである
- マイニング作業とは、取引を検証・承認したり、報酬として受け取ったりする作業のことだ
- 一部の銀行や金融機関だけが取引を承認する仕組みになっているのも、リップルの特徴と言えるだろう
- 取引がスピーディーかつ低コスト
- 上述したように、リップルはマイニング作業が不要であるため、取引が確定するまでが早い・取引手数料が安いといった特徴がある
- 第三者を経由せず、直接送金することにより処理や送金スピードが早いのは、投資家にとってメリットと言えるだろう
- 例えば、一般的に着金まで数日かかるところを、リップルであれば数秒で着金することができる
- 他の仮想通貨と比べて低コストな点も、嬉しいポイントだ
- 銀行や金融機関との強固な連携
- リップルは、多くの銀行や金融機関と連携している
- 日本では、三井住友信託銀行、SBIホールディングス、三菱UFJファイナンシャルグループなどがその例だ
- 大手銀行との連携は、投資家にとって安心材料の1つである
- リップルは、信頼性と安全性の高さが期待できる仮想通貨だと言えるだろう
第4位:USDT(テザー)
USDT(テザー)とは、2015年に発行開始したステーブルコインである。ステーブルコインの中では、時価総額トップだ。
USDTの特徴
USDTの特徴は下記のとおりである。
- 価格変動幅が小さい
- USDTは、価格が米ドルと連動しており、変動幅が小さいのが特徴である
- 1USDT=1ドルに保つように設計されているため、安定性に定評があり資産運用や決済サービスなどさまざまな場面で利用されている
- 対応しているブロックチェーンが豊富
- 仮想通貨では、1つのブロックチェーンに対応しているのが一般的だ
- しかし、USDTは対応しているブロックチェーンが豊富にあり、これは大きな特徴の1つである
- アルゴランド
- イーサリアム
- アバランチ
- EOS
- Liquidネットワーク
- オムニ
- ポリゴン
- Near
- ソラナ
- トロン
- 決済、分散型金融など幅広く利用されているのは、さまざまなブロックチェーンに対応しているからだと言えるだろう
- 取引しているのは海外取引所のみ
- USDTは、日本国内での取り扱いはない。取引できるのは海外取引所であることも、USDTの特徴の1つだ
- 保有中のリストを抑えられる
- USDTは価格が保たれる仕組みのため、安定性を重視したい人におすすめだ
- どの仮想通貨においてもリスクを完全に排除することはできない
- しかし、USDTであれば保有中のリスクを抑えることが可能だ
- 迅速かつ低コストで決済できる
- 上述したように、USDTは複数のブロックチェーンに対応している
- そのため、手数料が安く取引が早いブロックチェーンを選ぶことが可能だ
- 迅速かつ低コストで決済・送金できるのは、USDTのメリットと言えるだろう
- 海外との取引がある企業や、海外に家族がいる人におすすめだ
- 収益化に期待できる
- 仮想通貨取引所、またはレンディングプラットフォームでUSDTを預けることで、銀行よりも利回りが高くなり、利息を受け取ることができる
- また、分散型金融でもUSDTを利用すれば、取引手数料の一部を受け取ることが可能だ
- このように、売買以外で収益化に期待できるのは、USDTの大きなメリットと言えるだろう
第5位:バイナンスコイン(BNB)
バイナンスコインとは、仮想通貨取引所のバイナンスが発行している独自の仮想通貨だ。
さまざまな取引やサービスに利用されており、仮想通貨だけでなくアルトコインやトークンも取り扱い可能である。高い人気を得ており、時価総額は第5位だ。
バイナンスの特徴
バイナンスの特徴は下記のとおりだ。
- 独自開発されたブロックチェーン
- バイナンスでは、独自開発されたブロックチェーンを採用している
- 迅速かつ安全に取引するために開発されたものだ
- 他のトークンと交換する、スマートコントラクトを実行するなど、さまざまな場面で利用されている
- 取引手法が豊富
- 取引手法が豊富なのも、バイナンスの特徴である
- 対応しているのは下記のとおりだ
- スポット取引
- シンプル・アーン(貸暗号資産)
- 自動購入機能
- NFTマーケットプレイス
- 自分に合った取引手法を選ぶことが可能だ
- レバレッジ取引には非対応
- レバレッジ取引に対応していない点も、バイナンスの特徴だ
- レバレッジとは、自己資金以上の金額で取引ができる方法である
- これにより、少ない資金で大きなリターンを狙うことが可能だ
- バイナンスではレバレッジ取引に非対応であるため、積極的な取引をしたい人にはネックになるだろう
- 低コストで取引できる
- バイナンスの取引手数料は、なんと0.1%ほど
- 非常に低コストで取引できるのが魅力だ
- バイナンス独自のBNA通貨を利用することで、さらに手数料を安くすることができる
- 低コストで取引できる点は、バイナンスコインの大きなメリットとなるだろう
- 豊富な仮想通貨から選べる
- 取り扱っている仮想通貨が豊富な点も、バイナンスコインのメリットである
- 世界では1,000種類、日本では65種類の仮想通貨の中から選ぶことができる
- 時価総額1位、2位のビットコイン、イーサリアムも取引可能だ
第6位:ソラナ(Solana)
ソラナは2020年3月にローンチされたブロックチェーンであり、他の仮想通貨と比べて歴史は浅い。しかし迅速、かつ低コストで取引できることから、高い人気を得ている。
ソラナの特徴
ソラナの特徴は下記のとおりだ。
- 高速取引が可能
- ソラナは、1秒あたり数千〜数万件にも及ぶ取引を処理することが可能だ
- 時価総額ランキング第2位のイーサリアムの課題を解決できる存在として、イーサリアムキラーと称されている
- ブロックチェーンを連携できる機能がある
- ソラナは、ブロックチェーン同士を連携できる機能があるのが特徴だ
- 他の仮想通貨の場合、ブロックチェーン同士を連携できないため、取引所を経由して通貨の交換をしなければならない
- しかし、ソラナは相互運用機能があるため、ブロックチェーン同士を連携してスムーズな取引が可能だ
- 低コストで取引できる
- ソラナは、低コストで取引できるのが魅力だ
- 1回あたり約0.04円で取引することが可能である
- 高速かつ低コストで取引できる点は、ソラナの大きなメリットだ
- ステーキング報酬を受け取れる
- SOLを保有しブロックチェーンを保護することで、ステーキング報酬を受け取ることができる
- 報酬は、保有している数量に応じて分配される仕組みだ
- 少ない保有量でも報酬を受け取れるチャンスがあるのは、ソラナのメリットと言えるだろう
第7位:USD Coin
時価総額第7位のUSD Coinは、インターネット上でいつでも利用できるステーブルコインだ。2018年にローンチされ「USDC」とも呼ばれる。
USD Coinの特徴
USD Coinの特徴は下記のとおりだ。
- 米ドルの価格に連動している
- USD CoinはUSDTと同じく、米ドルの価値に連動することを目的とした仮想通貨だ
- そのため、価格変動が小さく、安定した取引ができる特徴がある
- ブロックチェーン上で管理されている
- USD Coinはイーサリアム上で作られている
- これにより、DeFiや分散型アプリで利用することが可能だ
- また、発行量や保有量を簡単に確認できるのも、USD Coinの特徴である
- 低資金で始められる
- USD Coinは低資金で始められるのがメリットだ
- 国内の仮想通貨取引所であれば、500円で購入できる
- 「資金に余裕がない」「低資金で取引したい」という人でも、無理なく始められるだろう
- 低資金で取引を始められるのは、USD Coinの大きなメリットだ
- 透明性が高い
- USD Coinが保有している短期米国債や現金預金などは、サークル社が管理している
- それに加えて、毎月第三者からの監査を受けているため、透明性が高いのが特徴だ
- 監査結果は確認できるようになっているのも、安心して取引できるポイントである
将来性のある仮想通貨の特徴

仮想通貨を始めるのであれば、将来性のある通貨を見極めることが大切だ。ここからは、将来性のある仮想通貨の特徴を紹介する。
信頼性が高い
仮想通貨における信頼性の高さとは、時価総額と出資企業で判断することが可能だ。時価総額の高さは、多くの人から信頼されている証である。
また、どのような企業が出資しているかチェックするのもおすすめだ。優良企業や大企業が出資している仮想通貨であれば、信頼性や将来性に期待できるだろう。
プロジェクトの進行状況
プロジェクトの開発や進行がスムーズな仮想通貨も、将来性に期待できる。
どのくらいの規模で開発にあたっているのか、プロジェクトの進捗は順調か、どのくらいの頻度でアップデートしているのかをチェックするといいだろう。
取引量の多さ
取引量の多さも、将来性を見極めるうえで重要なポイントだ。取引量の多い仮想通貨は売買しやすく、安定した取引をすることが可能である。
価格の変動幅
価格の変動幅の大きさは「将来性がある」と一概には言えないかもしれない。しかし、値動きの変動幅が大きいのは、リターンを狙えるチャンスとも言える。
ただしリターンを狙える一方でリスクを負う可能性もあるため、慎重な判断が必要だ。
ホワイトリストから選ぶ
仮想通貨を選ぶ際は、ホワイトリストをチェックしよう。ホワイトリストとは、審査を経て国内取引所で取り扱っている仮想通貨である。将来性に加えて、安全性にも期待できるだろう。
仮想通貨取引で気をつけたいポイント

ここからは、仮想通貨取引で気をつけたいポイントを紹介する。
仮想通貨取引所のGOXに注意
GOXとは、仮想通貨取引所のハッキング被害によって仮想通貨や資金を失うことだ。
2014年にMt.GOXがハッキング被害に遭い、ビットコインと預かり金が大量に流出した事件が起こったことにより「GOX」と呼ばれるようになった。
また、送付先を間違えるなどのミスで資金を失うことを「セルフGOX」と呼ぶ。仮想通貨取引をする際は、管理体制やセキュリティ性を必ずチェックしよう。
テスト送金をする・送金先をメモしておくなどして、誤送信を防ぐことがおすすめだ。
売却時の課税
仮想通貨の売却時に得た利益は雑所得に分類され、課税対象になるので念頭に置いておこう。
仮想通貨での税金は、総所得金額に応じて税率が決定する累進課税が適用される。
通常であれば5〜45%が課税され、住民税・復興特別所得税を合わせた場合は、最大約55%が課税されるので覚えておこう。
仮想通貨関連の詐欺に注意
仮想通貨関連の詐欺にも十分な注意が必要だ。近年、偽Webサイトや偽アプリからのフィッシング詐欺や、景品詐欺などが横行している。
「リターンを保証する」「必ず儲かる」などの言葉を鵜呑みにして、大切な資産を失わないように注意してほしい。
ウォレットを保護・管理し、少しでも違和感を覚えたら納得いくまで自分で調べよう。ホワイトペーパーがあるか確認するのも詐欺対策の1つだ。
おすすめの仮想通貨銘柄と選び方・注意ポイントを抑えよう

本記事では、仮想通貨のおすすめ銘柄を紹介した。将来性のある仮想通貨を選ぶ際は、信用性や流動性の高さ、仮想通貨の開発状況・値動きの大きさをチェックしよう。
また、ホワイトリストから選ぶことで、リストを抑えることが可能だ。仮想通貨で取引する際は、GXOや売却時の課税、詐欺にも十分注意してほしい。
リターンを得られる、決済が便利になるといった良い面だけでなく、注意点も意識しよう。仮想通貨の取引を始める際は、仮想通貨アプリの作成がおすすめだ。
取引や管理が簡単になり、情報もリアルタイムで確認することができる。取引を検討している方は、ぜひ仮想通貨アプリを作成してから始めよう。